コロナ=ウイルスに対するワクチンの調製には、少なくともあと 丸1年はかかるので、それを待っていたら、患者の多く (数万人) が「あの世往き」になってしまう。WHO、厚生省や医療関係者は、もう少し頭を柔軟に使って、この危機に対処してもらいたい!
"ワクチン" による感染対策は 19世紀の「パスツール時代」の古い遺産 (馬鹿の一つ憶え)! 理3 (医学部) 出の人間は教科書に書いてある古い知識には詳しいが、それだけでは、感染症にも癌にも対処できない! 日々変化する "実社会" で生き残るためには、大学を卒業後にずっと独学で積み重ねた最新 (最先端) の知識 (いわゆる「雑学」) を縦横に駆使する必要がある。 知は力なり!
肺炎は (病原体のいかんにかかわらず) 、一般に幼児や老人がかかりやすい。その理由は、幼児には感染に対する免疫能が未発達であるからであり、老人の場合は年々、免疫能が衰えつつあるからである。プロポリスなどPAK遮断剤は、その免疫能を高める働きもある。
従来の抗癌剤治療で多くの癌患者が最終的に死亡する理由は、免疫能が著しく低下するため、(たとえ癌自身は治っても) 肺炎で感染死するケースが極めて多い。プロポリスなどのPAK遮断剤で治療すれば、そのような "感染死" は確実に防げる。
消炎/鎮痛剤「インドメタシン」はCOX-2 阻害剤であるが、2006年のローマ大学からの報告によれば、サーズやコロナウイルス (RNA ウイルス) の増殖を抑えることが、少なくとも犬を使用した実験 (1 mg/kg/day 経口投与) で証明されている (1)。 1960年ごろに開発され、今では安価なジェネリック薬 (処方箋なしで、一日の薬価はたった100 円!)。 主な副作用は、(常用すると) 胃潰瘍を起こし易い。従って、胃潰瘍を抑えるプロポリスなどと併用すると安全!
更に、2010年になって、台北にある台湾国立医科大学のグループによって明らかにされたことは、サーズやコロナウイルス感染による死因となる「肺線維症」(fibrosis) の発生には、ウイルスが直接結合する肺細胞膜を貫く「ACE2 」と呼ばれる蛋白 (アンジオテンシン=コンバーティング酵素) を介して、活性化されるカゼイン=キナーゼ (CK2) の働きにより活性化される発癌蛋白「RAS」 と「PAK 」によって、最終的に発現するサイトカイン (CCL2 ) が必須であるという事実である (2)。端的にいえば、これらのウイルスによる感染死には、PAK が必須である!
2017年には、台北にある別の研究グループが、コロナウイルス感染には、PAKの直ぐ上流にあるチロシン=キナーゼ (JAK) も必須であるという研究報告をしている。 残念ながら、日本国内では、この種の地道な (コロナウイルスの予防や治療に結び付く) 研究が殆んど皆無である。("高所得者" にしか役立たない) IPSや制癌モノクローナル製剤の研究など (いわゆる「大型研究」) ばかりが学界で幅をきかし過ぎている!
つい最近、米国のコロラド大学の研究グループによれば、PAKを抑制する抗癌フォスファターゼ "PTEN" が、(コロナウイルスなどによる) CCL2 依存性の「肺線維症」を抑える(3) 。従って、プロポリスなどの "PAK遮断剤" がコロナウイルスなどによる感染死を予防/治癒することは「自明」である! 2007年に台北の台湾学士院から発表された論文によれば、コロナウイルスの感染を抑制する幾つかの天然物の中に、ウコン由来のPAK遮断剤「クルクミン」が見つかっている。 しかしながら、クルクミンは水に不溶なので、他のより"水溶性" のPAK遮断剤、例えば、ビタミン K2 (メナキノン 7) が豊富な納豆「骨元気」などを、「新型肺炎」対策に利用することを、お勧めしたい。
「サーズ」発生から間もなく (2年後) に、米国アトランタの伝染病研究所により、マラリアの特効薬「クロロキン」などが、サーズ/コロナウイルスの感染を予防、治療しうるという報告が発表された ( 4 )。 マラリアも「PAK依存性」伝染病のひとつである。 従って、PAK依存性の新型肺炎が PAK遮断剤「クロロキン」やプロポリスなどによって、予防/治療しうるのは、驚くにはあたらない。
アフリカ大陸沖にある島国 (マダガスカル共和国) の大統領が、COVID-19 対策の一環として、「CVO」 と称するハーブ茶を、国民全体に奨励している。 この茶は、Artemisia annua と呼ばれる植物 (漢方くそ人参/青蒿) 由来で、1972年頃に中国の女性薬学者によって開発されたマラリア特効薬 Artemisinia の原料である。この女性は、2015年に大村さん等とノーベル医学賞をわかちあった。 このマラリア特効薬は、イベルメクチンと同様、抗癌作用のあるPAK遮断剤である。従って、「CVO 」なる茶は、COVID-19 の感染を防ぐはずである。
因みに、COX-2 はPAK の下流にある発癌酵素である。 従って、インドメタシンには、鎮痛剤「ケトロラック」と同様、もちろん抗癌作用などもある。因みに、我々の開発した「15K 」は、ケトロラックをエステル化することによって、その薬効を500倍以上に増幅したものである。
大変興味深いことには、インドメタシンには、(ケトロラック同様) カルボン酸が含れている。従って、クリック化学で、エステル化すれば、更に薬効を大幅に飛躍させ得る可能性が秘められている。。。
参考文献:
1. Amici
C1, Di Caro A, Ciucci A, Chiappa L, Castilletti C, Martella V, Decaro N,
Buonavoglia C, Capobianchi MR, Santoro MG. Indomethacin has a potent antiviral
activity against SARS coronavirus. Antivir
Ther. 2006;11(8):1021-30.
2. Chen
IY, Chang SC, Wu HY, Yu TC, Wei WC, Lin S, Chien CL, Chang MF. Upregulation of
the chemokine (C-C motif) ligand 2 via a severe acute respiratory syndrome
coronavirus spike-ACE2 signaling pathway. J Virol. 2010; 84(15):7703-12.
3. Lu
S, Strand KA1, Mutryn MF, et al. PTEN (Phosphatase and Tensin Homolog) Protects
Against Ang II (Angiotensin II)-Induced Pathological Vascular Fibrosis and
Remodeling-Brief Report. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2020 Feb;40(2):394-403.
4. Vincent MJ, Bergeron E, Benjannet S, et al. (2005). Chloroquine is a
potent inhibitor of SARS coronavirus infection and spread. Virol J.;2:69.