2021年2月25日木曜日

「スガーリン」は、(三密ならぬ) "三ミス" (学術会議、
Go to Travel、長男接待 ) で、首相の「賞味期限 」切れ!
コロナ対策で、女性の「リーダーシップ」を緊急に望む!

首相、揺らぐ足元 「長男接待」11人処分! :
https://mainichi.jp/articles/20210224/k00/00m/010/239000c
コロナ「ロックダウン」で、多数の失業者が続出する最中、1日で "7万4千円超" の飲食費を支払ってもらっていた山田真貴子・内閣広報官(60)は一体どういう人物なのか?: https://www.asahi.com/articles/ASP2S64K4P2SUTFK00L.html?iref=comtop_list_01
山田広報官も遂に辞職! しかし、「スガーリン下し」のさざ波は止まず。。。
トカゲの「尻尾」を切るよりも、大トカゲの「首」を早急に挿げ替える必要あり!
さて、いわゆる「小池劇場」の次のシナリオは、"東京五輪中止" 宣言をして、「スガーリン」の政治責任を追及、総選挙で (知事を辞任した) 小池氏が衆議院 (東京地 区) に出馬し当選後、与党の総裁選で、河野大臣と一騎打ちをする。。。日本の有権者にとっては、五輪をテレビで観戦するより、ずっと面白い! 英国の「タイムズ誌」は社説で、東京「五輪中止」を既に断言している。。。既に「四面楚歌 (コロナ)」!
欧米諸国のコロナ対策は酷いが、日本もその例外ではない。既に8000名が死亡。それに比べて、発生源である中国 (人口が日本の10倍以上!) では、死亡者が結 局5000名以下。 コロナ対策で、最も成果を挙げたのは、WHO に不参加 の (中国により締め出れた) 台湾。 ついで、NZ (ニュージーランド)、そして、豪州。 それら3国は主に「三疎」で、 コロナを見事に終息させ、「コロナ対策五輪」で、金銀銅を獲得した。 特筆すべきは、金銀の台湾やNZでは、「女性」リーダーが対策の先頭に立った! 小池女史、日本でも、参考にすべき時が正にやってきた、と思いませんか? 「他山 の石」とは通常、「悪例」に使用するが、良し悪しはともかく、どんな "石" でも「改善」のため、参考にすべき!

2021年2月18日木曜日

東京の一等地 「永田町」 に唯一残る外国公館:
「メキシコ大使館」 を巡る "世紀" の謎?
大使館と名門「日比谷」が「遅刻坂」を挟んで
肩を並べ合った歴史的由縁

国会議事堂がある千代田区永田町は、昔から「東京の一等地」(日本の心臓) と呼ばれているが、この地に現存する外国の大使/領事館はたった一つ、永田町2丁目、 「都立日比谷高校」の直ぐ隣にある「メキシコ大使館」のみ! 考えてみると、「日比谷」も当地に残る唯一の公立高校!
ところが、我々が 「日比谷」 に通学していた時代 (1958-1961) には、この大使館は未だなく、広々とした草っぱらだけが広がっていた。 その空き地には、敗戦直後から1953年頃まで、米国占領軍GHQ の政策に従い、「ジェファーソン=ハイツ」 と呼ばれる駐留軍の家族 (70世帯) が生活するいわゆる 「リトル=アメリカ」 が占拠していた。このリトル=アメリカは、東京の7ヶ所ほどに散在し、そのうち最大だったのは、後に東京五輪 (1964年) のオリンピック選手村になった代々木の「ワシントン=ハイツ」である。 「ジェファーソン=ハイツ」(JH) の跡地に、今のメキシコ大使館が開店営業し始めたのは、我々が高校を卒業してから、(正確な数字は憶えていないが) 数年後 (恐らく、1968年の"メキシコ五輪開催" が決定した1962年直後) であろう。従って、JHの跡地は、10年以上、原っぱのままだった。。。
さて、 我々が高校に入学して間もなく、我々の同級生数人がある日、図画工作の「100分」授業時間中に写生のために、(我々の通学路 「遅刻坂」) の直ぐ崖上にある荒れ果てた原っぱに出かけ、写生中に偶々、草むらに半ば埋まっていた大きな古い石碑を見つけた! 発掘してみると、石碑に文語文で書かれた碑文の題名として 「墨国」 という見なれない漢字が刻まれていた。 放課後、3階 (屋上にあった) 図書館で漢和辞典を徐ろに紐解いてみると、「メキシコ」 という意味であることが判明したそうだ! しかし、メキシコ とJH とは、一体どんな関係にあるのか、当時さっぱり見当がつかなかったと、つい最近、その同級生で、麹町中-日比谷-東大コースを経て、生化学者になった我が親友の一人からメールをもらった (彼は、永田町小学校方面から徒歩通学していたので、地元「永田町」に詳しい) 。 とにかく、その古い石碑は、その後、その空き地にメキシコ大使館が建てられる (謎の) 「運命付け」 を解く貴重な鍵になっていることはだけは確かだった。。。
そこで、(良い意味で) 「執念深い」 我々は、謎解きへの努力を開始した。 先ず、1911年以前の永田町界隈の「参謀本部」の古い地図をGoogle 検索で見つけた! 駐日清国公使/領事館 (1884年発足、永田町1丁目、1910年に永田町2丁目に転居) が記載されていたから "明治時代" の地図だ。辛亥革命(1911年) により、清国が滅び、中華民国が成立する。さて、1929年に日比谷方面にあった「日比谷高校」の前進、府立一中、が永田町2丁目 (実は、明治時代の「たばこ王」村井吉兵衛の邸宅跡) に引っ越し、敗戦後の教育制度により 、「都立日比谷」に改名した。 その古地図には、当然ながら、府立一中は未だ記載されていないが、麹町区永田町2丁目に、日枝神社を含む「星が岡公園」とその直ぐ隣に「メキシコ公使/領事館」があった! つまり、少なくとも1911年以前に、この原っぱに、メキシコ大使館の「前身」があったことが明確になった! それでは、一体いつごろから、この領事館は、そこで開業していたのだろうか? 外務省の古い記録によると、1888年 (明治21年) に、日本とメキシコの間で、初めて相互条約が結ばれ、1891年に初代のメキシコ公使が東京の一等地 (永田町2丁目) に赴任したことが、判明した: メキシコの初代駐日代表はJ. M. Rascon 特命全権公使で、1891年11月18日に信任された(『明治天皇紀』第七、931頁)。――住所は麹町区永田町二丁目21番地。。
さて、このメキシコ領事館は、戦前一体いつ頃まで、存在していたのだろうか? メキシコ政府の外務省記録 (スペイン語の邦訳) によると、日本軍による米国の真珠湾奇襲 (1941年12月8日) に伴う太平洋戦争の勃発と共に、米国やカナダなどと共に、連合軍側についたメキシコ政府は、日本政府と国交断絶、更に日本に宣戦布告をすると共に、永田町の領事館を閉鎖したらしい。
少なくとも、このメキシコ領事館が関東大震災 (1923年) や米軍B29 による爆撃で、大きな損傷を受けたという記録/形跡は全く見つからなかった! そこで、敗戦後直ぐ、GHQ の命令で、領事館跡が、いわゆる 「リトル=アメリカ」 (JH) としてスムーズに利用される運命になったわけだ。
ひょっとすると、例の古い石碑が「メキシコ大使館」のどこか (中庭か歴史館など) にひっそりと保管されているかもしれない。。。
戦後における日本とメキシコとの国交回復:
1952年のサンフランシスコ平和条約の締結により、日墨 (日本とメキシコ) 間に一応 (見かけ上) 国交回復が成立し、加瀬俊一 (いわゆる「大加瀬」) が駐メキシコ大使として赴任したが、永田町にメキシコ大使/領事館が復帰するまでに、一体なぜ、十余年もかかったのか? という疑問が残る。。。その答えには、恐らく「裏切られた親友同士ほど、仲直りが難しい」という諺が、最も適切だろう。。。実は、日墨間には、国際的に稀れに見る極めて親密な「アミーゴ」関係が、太平洋戦争勃発まで、"半世紀" という長きに渡ってあった。。。
1853年に米国の黒船 (軍艦) が日本を訪れ、江戸幕府に開国を強要し、幕府は厭々ながら、日米通商条約を結んだ。それをけっきに欧州の列強 (特に、英国やドイツなど) も、いわゆる「不平等な」通商条約を日本の明治政府にも強要してきた。それだけではない。前述したが、英独 (作曲家たち) は明治政府に下らぬ「君が代」まで押しつけた!しかしながら、メキシコ政府は、初めて「対等」な通商条約を、明治政府に提案し、1888年に日墨友好条約が結ばれた。メキシコ人 (原住民) は、元を正せば、太古にモンゴールから、シベリア、アラスカ経由で、中南米に住みついたアジア系民族 (縄文民族) の子孫で、日本民族 (主に縄文/弥生民族の混血) といわば "近しい" 血縁関係にあった。そこで、初めて対等な条約を結んでくれたお礼に、日本の明治政府は、メキシコ政府のために、一等地「永田町2丁目の高台 (星が岡)」に一戸建てのメキシコ公使館を用意したのだ! 最初のメキシコ公使/領事が1891年に永田町に赴任した、こうして、日本とメキシコの間に親友 (アミーゴ) 関係が始まった。このアミーゴ関係は、1910年に、メキシコ独立100周年記念直後に発生したクーデター事件を介して、更に深まった! 詳細は、下記のブログに譲るが、当時の大統領マデロが反乱軍によって捕獲、銃殺されたが、大統領夫人やその側近/家族ら30名が、当時の駐メキシコ日本領事の堀口公使の夫人 (ベルギー人のスチナ) の英断によって、日本領事館に安全にかくまわれた: https://blog.looktour.net/esprit41/
オクタビオ=パス (1990 年ノーベル文学賞) は、戦後初のメキシコ臨時公使 (1952-1955)として、 「帝国ホテル」内の臨時領事室で職務執行! 将来、永田町にメキシコ大使館を開設するための準備作業を開始する。さて、パス氏は、芭蕉の「奥の細道」など日本文学にも造詣が深く、かつ (スペインのフランコ独裁政権に反対した) 「革新派」でもあったので、ひょっとしたら、1994年の大江健三郎のノーベル文学賞受賞にも多少寄与していた可能性あり。。。
実は、「アサヒグラフ」によると、1964年の5月 (東京五輪の半年前)、当時の 皇太子夫妻が初めて、 メキシコ (次の五輪開催予定国) を訪問 ! 恐らく、この皇室訪問が「日墨の雪解け」(橋渡し) になったようだ!
1969年に「日墨通商協定」が新たに締結されたが、一番疑問に思うことは、(メキシコは日本との貿易で、輸出/輸入共 僅か1%前後の寄与に過ぎないが)、メキシコは大使館を (半永久的に) 「一等地」に構える価値が果してあるのだろうか?
最新情報によれば、"日本の主な貿易相手国" :
https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y5.pdf
(2018年輸出先): 中国(20%), 米国(19%), 韓国(7%), 台湾 (6%)
(2018年輸入先) : 中国 (23%), 米国 (11%), 豪州(6%), 韓国(4%)

以下は、我が輩の単なる推量であるが、戦後 (特に1960年代) に回復された日本とメキシコとの密接な政治的 (アミーゴ) 関係は、両国が「威信」をかけた1964年 の五輪「東京誘致」と1968年の五輪「メキシコ誘致」の際に、両国間で如何なる水面下の「駆け引き」 (相互扶助) があったかにあると睨んでいる。。。
新情報: 実は、1962年10月に、メキシコ大使館 (永田町) の落成式があった、という情報を入手! 従って、来年 (2022年) 10月には、駐日メキシコ大使館が永田町 (日比谷高校の隣り) に移転してから、「60周年」を迎えることになる。こうして、永田町におけるメキシコ外交の歴史は、領事館時代 (戦前、半世紀) と大使館時代 (戦後) との狭間に、(米軍ハイツや例の"古い石碑"を含む) "20余年の複雑な空白期間" を残しながら、一つに結びついた!

2021年2月16日火曜日

謎: 「スガーリン」が首相公邸 (永田町) に住まわぬ理由?

「スガーリン」は赤坂にある衆議院議員宿舎に住み込んだまま、首相になっても、永田町にある首相官邸/公邸に住まわぬ理由が、(福島での「余震」直後に) 国会 で追及されたが、巌として、返答を避けた。赤坂から永田町まで、歩けば10分、車では (道路が混雑している場合は) 20分もかかるそうである。
我が輩のうがった見方では、「2-26 事件」にようなクーデターが発生したり、政策に不満を持ついわゆる「暴徒」が襲撃した場合に、真っ先に狙われるのは、官邸/公邸であるからだと、思う。衆議院宿舎 (地上28階の超高層マンション) では、「スガーリン」の居場所が掴み難い! (ワンマン政治で) 世間に "敵" が多い「スガーリン」は極度に「用心深い」!
それに、赤坂議員宿舎 (赤坂 2-17-10) が米国大使館 (公邸) やその直ぐ隣にある "虎ノ門病院" の間近で、更に「スガーリン」の大好物、月に一回の「おやつパンケーキ」(3000円) を食べられる店が、赤坂見附にある「ニューオータニ」ホテル内にあるからだと、我が輩は思う。。。
議員宿舎の家賃は3LDK で、何んと月額 15万円強 (勿論、"議員の家賃"は全て、我々「国民の税金」で維持されている)!
野党からの追及を避けるため、「スガーリン」の首相公邸への「引っ越し計画」も囁かれているが、目下「スガーリン下し」が高まりつつある中、"4月解散" で与党が惨敗すれば、"首相辞任" で「引っ越し」の必要がなくなり、正に「不幸中の幸い」となる可能性あり。。。
江戸時代の末、「安政の大獄」を断行した井伊大老は、「桜田門外の変」で暗殺された。さて、「令和の大獄 (粛清)」を遂行しつつある「スガーリン」は一体如何なる "最後" を遂げるだろうか? 果して、歴史は (例えば「赤坂門外の変」という形で) 繰り返えされるだろうか。。。

2021年2月12日金曜日

目から鱗: 日光は、太陽内で起こる 「水素の核融合」
(水爆) のおこぼれ! 月/火星を水爆で「太陽」に変換?


太陽の表面温度は約6000K (約5727℃)もあり、重力によって圧縮された太陽の中心部では、圧力は2500億気圧、温度は1500億Kにも達しており、原子も高い熱によって分解している。
太陽は75%が水素でできており、重力で圧縮された水素が高温になって、4つの水素原子から1つのヘリウム(4) 原子を作る 「核融合反応」 を起こしている。 このとき、ニュートリノやガンマ線としてエネルギーが放出されるが、ガンマ線は周りの電子や原子に邪魔されて太陽の外に出られない。このため、再度ガスに吸収されて別の形になって放出を繰り返し、最終的には波長が長い電磁波(光や赤外線など)になって太陽の外に出ている。これが太陽が放つ光や熱の正体。
太陽の寿命は約100億年と考えられており、現在、太陽の年令は ”46億年” だから、あと50億年以上は恒星として輝きを放ち続けるはず。 なお、地球の年令は45億年強。
要約: 水素が融合してヘリウムになる際に、減少する質量 (M) に相当するエネルギー (E) がアインシュタインの方程式: E=MC2 に従って、外界に放出する。 従って、我が太陽 (Sole Mio) は最終的 (将来5 0億年後) には質量=0 になって、消滅する運命にある。 https://www.youtube.com/watch?v=dH37bt0RmhI
(東大理学部天文学科/天文台のブログより抜粋/編集)
従って、太陽は 「水爆」 の一種 (原子炉)! 「素人」 考えだが、(もう生物が死滅した) 月や火星で水爆実験をすれば、(放射能なしに) 光と熱だけが 地上に届くかも (水爆の平和利用!) 。。。地球上での核実験は禁止されているが、月や火星での「核実験」を禁止する「国際法」は未だ存在しないはず。少なくとも、月は「地球から派生した衛星」であるから、地球の覇者 (人類) が共有 (共同使用) する権利がある、と私は思う (火星については、「他の宇宙人」と相談する必要があるかもしれないが)。勿論、毎日実験すれば、地上に夜がなくなるので、月に一度 (例えば、新月の夜に) だけ、 実験をする。。。米国、ロシア、中国などの強大国には、「地上ではもはや使用できぬ」水爆が無数に滞積している。それを月などで使用すれば、「廃物利用」になる! その夜は、地上の「Lunar パネル」で (赤外線を含む) 月光エネルギーを吸収する! 驚くなかれ、10年ほど昔、月で水爆実験などをして、("Solar Energy" に代わるべき) 「Lunar Energy 」を利用しよう、という真面目な呼びかけ (論文発表) をした "聡明な" インドの物理学者らがいた! 実は、漫画家の手塚治虫は、既に 1969年に、「月で水爆実験をしてみる」という「奇抜な」アイディアを出している! https://tezukaosamu.net/jp/war/entry/100.html
彼は阪大医学部出身だが、「鉄腕アトム」の創造者だけあって、天文学を良く勉強しているね!
さて、米国ハーバード大学の天文台長、Avi Loeb 教授が最近出版した本によると、2017年9月頃、"ある宇宙人/生物" (オウムアムア、ハワイ語で「使者」) の飛行体/船が太陽系内を超速度で通過したという証拠がある、という。。。詳しくは: https://www.afpbb.com/articles/-/3330704
この「オウムアムア」はハワイのマウイ島の山頂にある天体望遠鏡によって、初めて観測されたもので、当初は「彗星」かと思われたが、双曲線軌道を辿ることから、太陽系の重力に依存し(左右され) ない (太陽系外からの) 「謎の飛行体」であることが確立した! そこで、(太陽系外からの) 「使者」と命名された。 しかし、使者からの「メーセージ」は未だ確認 (解読) されていない。。。

2021年2月7日日曜日

「室温」の違いにより、「コペルニクス的転回」!
有機化学界で、実際に起こった「珍現象」の一例。
「怪我の功名」から 「起死回生」の一打をめざす!


実は、昨年3月に有名なドイツの有機化学者、 Rolf Huisgen 教授が99歳余りで他界した。彼がこの世に残した最大の遺産は、彼が1963年に発明した「Huisgen 反応」と呼ばれる有機化学反応である。 Azide 化合物 (A) とAlkyne 化合物 (B) をある一定の温度で加熱すると、1, 2, 3-Triazolyl 環を介して、化合物 A と化合物 B とが直接結合して、全く新しい化合物が生成する AAC (Azide-Alkyne Cross-addition) 反応。Huisgen 教授によれば、 その際、実は、2種類の全く構造も生物活性も異なる 「異性体 」(isomers ) が (反応温度によるが) ほぼ同量生成されるという。 その一つは、1、4 (anti) isomer、 もう一つは、1、5 (syn) isomer である。 これら2 種類の isomers を分離精製することは不可能ではないが、極めて時間と経費がかかる作業であり、製薬会社は分離しないで、混合物のまま、市販するのが通例である。 しかしながら、ある特定の薬理作用を持つのは、その内の syn か anti isomer なので、薬物のほぼ半分は「無駄に」なる理屈である。
そこで、2001年になって、2000年に光学異性体に関する研究でノーベル化学賞をもらった米国 MIT のBarry Sharpless 教授らは、「クリック化学」(略してCC) と呼ばれる新しいAAC 反応を発明した。 このCC 反応では、ある特定の重金属、例えば Cu イオンを触媒として、室温で、Azide 化合物 (A) とAlkyne 化合物 (B) とを反応させると、生成される 1, 2, 3-Triazolyl 環 化合物は、anti 異性体だけ! その後、2012年には、同じグループが、CC の改訂版を発表: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3463225/
銅イオンの代わりに、Ru (Ruthenium) イオンを触媒として使用して、反応温度を60 度 に上げると、今度は、生成される 1, 2, 3-Triazolyl 環 化合物は、syn 異性体だけ!
従って、これらの重金属や反応温度をうまく選択すると、収率良く、どちらかの異性体だけを、製造しうる! 以来、CC 反応は、21世紀の有機化学者の夢 (寵児) になった。
さて、 ここで実は「曲者」(厄介) なのは、2001年の「室温」で、anti 異性体だけを生成するCC 反応である。 一体「室温」とは何ぞや? 生物学者の間では、室温とは「25度前後」が常識になっている。 しかしながら、"有機化学者の間"では、その研究室の「設備」予算によって、25度にもなれば、赤道直下の真夏は35度、北欧やシベリアの真冬では10度近くにもなる!
2013年に、インドの有機化学者のチームが Cu 触媒下に「室温」で、CC 反応を利用して、天然PAK遮断剤の一つ、ウロソール酸 (UA) のCOOH をエステル化した一連の1、2、3-triazolyl 誘導体を生成したところ、その内、"7p" と呼ばれるエステルの抗癌作用が、天然の UA の 200倍になるという論文を発表した! 勿論、この論文では、「7p」の化学構造は、(anti) 異性体になっていた。。。 しかしながら、ごく最近、強い抗癌作用は、実はごく微量 (<5%) に混在する (syn) 異性体のためではないか、つまり 100% 純粋な「7p 」(syn-isomer) の抗癌作用は、恐らく、UA の 4、000 倍にも達する可能性がある、という極めて "極端な異論" を唱える「異端者」が、巷に登場した!
謎解きの「 鍵」はインドの貧しい (?) 研究所で、この反応を行なった時の「室温」である。 真夏であれば、インドの首都では、室内でも35度になる! 実は以前、このインドの研究室にメールを送ったことがあるが、この "画期的な" 発明にも拘らず、「特許を全く申請できない」ほど研究室は "貧しい" ことが判明した!
15世紀末、「地球は丸い」という異説を信じて、イタリアのジェノアから出帆して、大西洋を渡って、アメリカ大陸に (西洋人として) 初めて到達した船乗りがいた (勿論、いわゆる「原住民」は太古時代から シベリアーアラスカ経由で "南北アメリカ" に移り住んでいたが)。その異端者の名は、コロンブス! 以来、「コロンブスの卵」という "面白い" 諺も誕生した!
さて、我々は「インド」チームの大成功に乗じて、「コロンブスの卵」ならず、他のある酸性のPAK遮断剤「X」のエステル化を、日本国内で "全く同じような方法" で遂行し、その「X 」の細胞透過性を500倍以上、高めることに成功し、直ぐ特許を取得した。 もう数年前の話である。 続く動物実験にも (副作用なしに) 大成功だったが、(COVID の世界的な慢延を含めて) 他の様々な障害のため、臨床テストを開始できる段階に、未だたどり着いていない。 その原因の一つは、このエステルの "大量生産" を引き受けてくれる (海外の) 大手の製薬会社が、未だ見つかっていないからである。
「天動説」に反対し、「地動説」を主張したコペルニクス (ポーランド出身のカトリック司祭) の立場になぞらえて、ドイツの哲学者カントは、その昔「コペルニクス的転回」を主張した。 その後、イタリアの天文物理学者ガリレオ=ガリレイは、コペルニクスの「地動説」を実証したが、当時のカトリック教勢力によって、異端者として、投獄/幽閉された。さて、21世紀の「スガーリン治世」では、異端者は全て、左遷/首になるそうだが、我が輩は幸い、半世紀ほど前から海外にずっと亡命し、既に隠居生活を十数年続けているので、たとえ「異説」を立てても、恐れる心配 (実害) はなさそうである!
そこで、私も偉大な "カント" に準じて、「コペルニクス的転回」を試みようと、考えている。一体どういう事かと言うと、例の「7p」も 「X のエステル」も、実は、(syn) 異性体である、という "奇抜な" 仮説/異説を立て、それを "hot fusion" で実証しようとしている。。。
かくの如く、我々は歴史から多くを学び、より賢くなることができる。何故かと言えば、(無数の形で)「歴史は常に繰り返す」からである。 言い換えれば、歴史から学ぶことのできない輩は、結局、進化を遂げずに、滅びてしまう。。。
JOC会長の森さんは、目下「四面楚歌」の状態に陥っていると、風の便りに聞いている。辞任を求める署名が 10 万名を越えているそうだ。あのひとは総理時代もそうだったが、(専門のラグビーには詳しいはずだが) 歴史にひどく疎い! それに、ボールにしがみついたまま、「横パス」(起死回生の判断) のできない選手は「ラガー」として失格、という「All Blacks」 の鉄則 を忘れたのか?
さて、(魚釣りが専門の) 「スガーリン」の運命は如何に? 目下、「求心力」が河野 (何でも担当する) 大臣に移りつつある。。。 横パスか? 河野家は、祖父 (一郎)、 父親 (太郎) の後を受けて三代に渡って、"指導的な" 政治家を勤めて来た。その長い歴史を背負って「進化」を遂げ、 恐らく「三代目の正直」で首相の座を虎視眈々と狙っているだろう。 小池都知事も「森おろし」を仕掛け、「スガーリン」政権にダメージを加えつつ、「4月解散」へ拍車をかける!
事態は 急速に「Syn 異性体」(政権交代) へ「白熱化」しつつある。。。

2021年2月2日火曜日

スガーリン、「君の代」 はもう終わり?
科学を無視した 「コロナ対策」 (失政) で、
政府与党は 「地方選」 で、続々敗北!

さざれ石 (砂利?) が巌 (いわお) になる時間 (ひま) は、とてもなかった! 科学 (地質学) 的には、「エントロピー増大の法則」に従い、"巌は砂利"になるが、(「セメント」を使用しない限り) "砂利は巌に" はなり得ない! 「塵も積もれば、山となる」という諺はあるが。。。
"失策" が山のように貯まって、土俵際に詰まり、4月場所 (解散) で「うっちゃり」が効かなければ、土俵外へ突き飛ばされて「横綱引退」か? 「君が代」(あるいは「蛍の光」) を斉唱!