2023年11月29日水曜日

「大阪・関西」万博 (2025年) は中止せよ!
"経費" ばかりかかって、"益" 無し!
隣の「韓国」(プサン) に譲れ!
「韓国」と共催でも良し!「柔軟」に対処せよ!

"万博中止"求め, 9万人署名: 「湯水のごとく "公金" を浪費!」 | 毎日新聞
隣の「韓国」(釜山) が開催したがっているから、譲れば良し!
"2030年万博" サウジ開催決定=韓国・釜山は敗れる!
「大阪」万博 は、既に1970年に開催済み! 従って、(残り) 「500日」では間に 合わないならば、「韓国」(プサン) と共同で開催すれば良い! "頭" は生きている内に使おう!

豪州の第3都市 (ブリスベーン) が (2032年に) 開催予定の夏期五輪計画も、とう とう暗礁に乗り上げた。市長とクイーンズランド州知事との間に、(多額の) 経費 に関して、意見の対立が浮き彫りになった。 (形骸化した) 五輪や万博は (国民や住民の) 「税 金」の無駄使いだから、もう辞めよう! 税金を (住民全体のために) もっと"有効"に使おう!

2023年11月28日火曜日

世界の「ブルーゾーン」(健康長寿地域)

1. イタリア・サルデーニャ島 (Sardinia)
2. 日本・沖縄 (昔?) or 長野 (今!) あるいは "台湾" (ただし、「中国化」前)
3. アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ
4. コスタリカ・ニコジャ半島
5. ギリシャ・イカリア島
6。アイスランド あるいは ニュージーランド (火山と「温泉」のある島国)
7。 スイス (アルプスと チーズ=「カルピス」と同じ乳酸菌株を使用!)

Sardinia の "百歳人" から学ぶ "健康と長寿" のルール
◉植物性食品を主体にした "粗食" にする  サルデーニャの伝統的な食物は、無漂白の全粒粉パン、豆類、野菜、くだものが主体。島の場所によっては、乳香も使う。牧草を食べて育つ羊の乳を原料にしたペコリーノ・チーズを伝統的に食べている。
◉家族を最優先にする
◉ヤギのミルクを飲む
◉長寿者を大切にする
◉よく歩く
◉毎日グラスに1、2杯の "赤ワイン" (PAK遮断剤!) を飲む  サルデーニャ特産のカンノナウ・ワインはフラボノイドが、ほかのワインと比べて2倍も3倍も多い。
◉友人たちと談笑する

「百歳人」(センテナリアン) に学ぶ「健康と長寿」の "7 つ" のルール:
[ルール1] 「自分の足」で歩く (「マイカー」に頼らない!)
[ルール2] 「腹八分」で摂取カロリーを抑える
[ルール3] 「植物性食品」や海産物 (魚や海藻など) を常食する
[ルール4] 適度に 「赤ワイン」を飲む
「ルール 5「乳酸菌発酵」製品 (ヨーグルト等) を常食する
[ルール 6] はっきりした「目的意識」を持つ (「頭脳」を常に回転させる)
[ルール 7] 人生を「スローダウン」(マイペース) で過ごす

火山國「アイスランド」は有数な "長寿國" であるが、有名なのは、"地熱を利用した発 電所"と、その周辺 に広がる巨大な (露天で混浴) 温泉 (Blue Lagoon)! 首都レ イキャビックから "40分"
(鉄道か車で) !

2023年11月26日日曜日

Benzodiazepine (BDZ): 抗癌蛋白 「p21」 の分解を阻害
BDZ やサリドマイドは、"PAK" or " TOR" 遮断剤か?

従って、(理論的には) 抗癌剤としても、使用しうるが、(残念ながら) かなり以前から、この薬剤に意外な副作用が知られていた。 元来、この薬剤は、「不眠症」、「憂鬱病」や「癲癇」などの治療薬として、1960年にRoche により 開発されたが、いわゆる「依存症状」を伴い、服用を辞めると、不眠症などに戻ることが、明らかにされている!
BDZ (or Benzos) には、「血圧降下作用」があり、PAKを何らかのメカニズムで遮断している "可能性" が長らく示唆されていたが、ごく最近 (2023年) 、カナダのモントリオールの研究グループによれば、BDZは、抗癌蛋白である「p21」 の (E2-dependent) ユビキチン化による蛋白分解を阻害する機能があることが明らかになった。 従って、PAK/TOR 遮断による 「p21」 遺伝子の発現を促進する作用があるため、(NF腫瘍を含めて) 大部分の固形腫瘍の治療に役立つはずであるが、残念ながら、(アルコールやニコチン同様) 「 依存性」 があり、服用を辞めると、いわゆる 「禁断症状」を起こす! 従って、要注意!
REF:
Pelletier B, Duhamel S, Tambutet G, et al (2023).
Discovery of Benzodiazepine-Based Inhibitors of the E2 Enzyme UBCH10 from a Cell-Based p21 Degradation Screen. ACS Chem Biol. 18: 1039-1046.
更に、 40年以上昔に、BDZには、メラニン合成を促進する作用が報告されており、「TOR 遮断剤」の可能性が高く、 いわゆる (副作用のない) 「PAK遮断剤」ではない!

さて、数年前に、不思議な現象が、ある "MM" (多発性骨髄腫) 患者 (75歳の女性) に 発生した。 2009年以来、MSの特効薬として、サイリドマイドを毎日、経口し始め たところ、数年後に、「白髪」だった女性が、(髪の染色無しに) 「黒髪」になっ た! 勿論、「美肌のまま」で、 思わぬ (歓迎すべき) "副作用" (若返り?) だった!
S Lovering, W Miao, T Bailie, et al (2016).
Hair repigmentation associated with thalidomide use for the treatment of multiple myeloma.
BMJ Case Rep. 2016: bcr2016215521.
20年ほど昔の実験であるが、年取ったマウスなどをラパマイシン (TOR 阻害剤) で処理すると、平均寿命が 10% ほど延長するという報告がある。。。

サリドマイドは、「妊婦」が経口すると、いわゆる「サイドマイド児」が誕生するが、実際には、妊婦以外には、(有害な) 副作用がないことが明らかになっていた。 実は、サリドマイドは「PAK遮断剤」の一種であるからだ。しかし、このMS患者の実例 (毛髪) では、PAKの代わりに、 「TORが遮断」されている可能性もある。。。
言い換えれば、(抗癌剤/消炎剤として) 「サリドマイド」の方が、「BDZ」よりも、ずっと 「安全そう」である! 実は、サリドマイドには、ラパマイシン (TOR遮断剤) と同様、免疫能を抑制する 作用もあるが、そのアミノ誘導体 ("ジェネリック" 市販 「Pomalidomide」, POM) には、もはや 免疫抑制機能はない 「PAK遮断剤」(JAK スナイパー) である!

2023年11月24日金曜日

歴史: "Thanks-Giving Day" (勤労感謝の日) の由来?
実は、その起源は、400年以上前の米国史に遡る!
最終的には、「Transposon」 (動く遺伝子) の発見
(1951年)に繋がる!「 薬剤耐性」メカニズムも解明!

11月23日が「Thanks-Giving Day」になった由来は、米国に渡った英国からの移民 が、アメリカ大陸に住む原住民 (アメリカ-インディアン) からの収穫 (トウモロ コシ、南瓜や七面鳥 など) を感謝する「収穫感謝祭」に始まる (400 年前)。
詳しくは:
感謝祭は、英国からマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピ ルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、 翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなど の新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。
1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神 の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。英国人 の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出 来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝わ れた「1623年の感謝祭」は食事会というよりもどちらかというと「プロテスタント」教会で礼拝を行っ て、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった (我が輩が "小学一年生"だった頃、母親から聞いた話) 。

蛇足になるが、当時のトウモロコシは"極彩色"だった! 「トランスポゾン」(動く遺伝子) のためである。米国のカーネギー研究所のBarbara McClintock 女史(1951) が、トウモロコシの種子や植物体に含まれるアントシアニン遺伝子や、胚乳の黄 色デンプンの遺伝子などの発現を変化させる制御因子(control element)が、一 つの染色体から他の染色体に移動して、その場所の遺伝子作用を調節することを 発見、遺伝子が単独で、一つの染色体から他の染色体に移動することがあること が判明。 1976年以来、病原菌の抗生物質に対する「耐性遺伝子」もtransposon 群に属する ことが続々判明したため、 彼女の功績に対して、ノーベル医学賞 (1983年) が授与された。 最終的には、この「Transposal Element」 (TE) で、全ての遺伝子の"転写制御"が可 能らしい。。。「遺伝子の編集」技術 (2022年ノーベル化学賞) は、我が輩の専門外であるが、女 性研究者の活躍が特に目立つ。。。
P T Barth, N Datta, R W Hedges, N J Grinter (1976)。
Transposition of a deoxyribonucleic acid sequence encoding trimethoprim and streptomycin resistances from R483 to other replicons。
J Bacteriol. 125: 800-10.

日本では、敗戦後、1948年 (75年前) に、占領軍「マッカーサー司令官」(GHQ) の命令により、米国の「収穫感謝祭」を「勤労感謝の日」と定めた経過がある。一説には、「新嘗祭」(「天皇」がその年の収穫に感謝する祝祭日)が、 GHQによって「勤労感謝の日」に改変されたため、「一般庶民」には馴染みがない!("天皇家" だけの祝日!).
皮肉な話ではあるが、我が家では、「敗戦記念日」 (8月15日) を "Thanks-giving Day"として祝っている。 もし、この日に敗戦 (日本が降伏) しなかったら、 日本人"庶民" (=貧乏人) は食料不足な どのため、大部分「餓え死」にしていたからだ ("戦争が大嫌い" だった我が亡父の意見)!
もし、(戦後) パレスチナに入植したイスラエル民族が、「収穫感謝祭の歴史」を 学び、土着のアラブ民族と友好関係を結んでいたら、現在の「血生臭い戦争」は 起こらなかった!
戦争とは、いつの時代でも、「無知」と「テストステロン過剰」から始まる
政治家達に「英知」があれば、戦争せずに、ことを解決できるはずである! 科学ばかりではなく、政治にも (英知ある) 女性が積極的に参画すべきである。
有名なエジプトの女王「クレオパトラ 7世」は、実は「ギリシャ系」であった! 「クレオパトラ」とは、古代ギリシア語クレオパトロス(父の栄光)の女性形。即ち、クレオ=栄光、パトラ=父 (恐らく「ゼウス」あるいは"アレキサンダー大王") の。ギリシャ人が、(美人を願って) 娘に与える名前。。。 7世は"絶世の美人"で、ローマ皇帝シーザーやアントニウムを旨く操り、戦争を出来るだけ避けたといわれている。 最後には、ローマへの服従を拒み、毒蛇に噛まれて、 "自殺" (=安楽死) するが。。。
我が妻は、 "ギリシャ系" のアメリカ人 (数学者、いわゆる "ピタゴラス" の子孫) であるが、 実は "幼年時代" (第二次世 界大戦中) を、エジプトのカイロで過ごした。 そこで、クレオパトラについての、 色々な "逸話"を (彼女やその母親="長寿" から) 聴いている。 妻の息子も孫息子も "3代続き" の「数学者」 (英国 Cambridge に永住) ! しかし、孫娘は"医学者"で、クレオパトラ (7世) の彫像 (右上の図) に良く似ている。。。 実は、クレオパトラは "美人" のみならず、「頭脳明晰」だった! クレオパトラは ("毒薬"を含めて) 医学の知識にも長け、自ら「安楽死」を選んだ! 「医学のシンボル」に、"毒蛇" (アスクレピオスの杖) が使用される起源は、 ここにある。。。
我が輩自身は、蛇嫌いなので、医学の祖「ヒポクラテス」のプロポリス (蜜蜂の調 剤したPAK遮断剤=) を、 "薬学のシンボル" として、選びたい。。。蛇毒で「安楽死」よりは、プロポリスで「健康長寿」を優先したい!

2023年11月22日水曜日

人間同士の「殺し合い」 (戦争) を避け、
(平和な) 「森との生活」を楽しもう!
森の木々は、我々に「癒し」をもたらす!

我が輩は十数年前、都会での研究生活を引退し、 豪州メルボルンの郊外に自ら僅かな 土地を買い、 自宅の庭に様々な木々を植え、 "壁画" を描きながら、 「森」 (健康長寿の森) との平和な生活を楽 しんでいる。
「イスラエルの人々」 (ユダヤ民族) は、天敵 (アラブ民族) がひしめくパレスチ ナ (木々の生えない"砂漠") のど真ん中に、無理矢理に「人工的な」国家を建てずに、世界中に散らばり、各々 の土地で、 "様々な住民たち" と親しく交わり、 木々との "潤いのなる"「平和な暮らし」を営むべきである。。
人類 (ホモ=サピエンス) の祖先は、元来 (進化の過程で) 、類人猿同様、森林の 「住民」だった (専ら、木上に住んでいた)。 ある日、平地に降りてきて、草原の 中を2本足で歩き出したが、常に森に 「癒し」を求めていた。 だから、(森の全 く無い) 「都会のど真ん中」 (いわゆる、「コンクリート=ジャングル」) では、 長生きは中々難しい! (酸素が豊富な) "森" に「癒し」を感じるのは、決して 「退化」ではない! 健康長寿への「進化」である。 木々や水が乏しい 「砂漠」 (パレスチナなど) にしがみつくのは、「自殺行為」に近い!
「森に癒しを感じる」遺伝子 は、我々のゲノム中に、未だ残っている。健康長寿 のために、その遺伝子群​ "X" (主に、 HSPs や FOXO ) を、「PAK遮断作用」を持つ天然物 (ビタミン D3 や K2 やカルピスなど) で活性化しよう!
前述したが、いわゆる「森林浴」の主因、「Alpha-Pinene」と呼ばれる 「揮発性」 のアルカロイドは、鎮静作用 のある ( 「健康長寿」をもたらす)「PAK遮断剤」 の一種である。 長寿に必須な転写因子「FOXO」を活性化し、「夏バテ」 (高熱により麻痺) した 線虫を速やか に回復させる! つまり、「地球温暖化」を克服しうる重要な要因である! 前述した "メチルジャスミン" (MeJA)、揮発性香水の基も、老化の兆しである「認知症」の進行を遅らせる!
我が家の庭 (メルボルン) には、「二期」 (4-5月と10-11 月) 咲きの「羽衣ジャスミン」が (垣根一杯に) 満開になり、隣人たちの "健康長寿" に寄与している。。。

2023年11月21日火曜日

盆栽「イワヒバ」は、薬用植物でもある!
美白作用ばかりではなく、PAK を遮断する。

イワヒバは、日本 (特に栃木県内など) では、盆栽として、広く親しまれているが、実 は、イワヒバの Yellow 成分 (Selaginellin) に「美白作用」があることが、最近、中国 の研究グループによって発見された。 メラニン合成は「PAK依存性」であること から、その分子メカニズムについて、詳しく調べてみたところ、JAK-PAK-MEK 発癌シグナル経路を遮断することが判明した。 その結果とし て、メラニン合成に必須な「チロシナーゼ遺伝子」の発現が抑制されている、こ とも判明した。 従って、この盆栽成分は、美白作用のみならず、 PAK依存性の多 くの難病の治療に役立つばかりではく、最終的には、「健康長寿」にも役立つこ とが期待される。。。
REFs:
1. Ying Zhou, Hong-Liang Zeng, Xin-Yue Wen et al (2022).
Selaginellin Inhibits Melanogenesis via the MAPK Signaling Pathway.
J Nat Prod. 85(4): 838-845.
2. Chu P, Wang S, Zhu X, et al (2020).
Selaginellin B induces apoptosis and autophagy in pancreatic cancer cells via the JAK2/STAT3 signaling pathway.
Am J Transl Res.;12: 7127-7143.

さて、その薬用成分の含量はかなり低いが、イワヒバを「香水の基」、つまり「メ チルジャスミン」(MeJA) で処理すると、このPAK遮断剤の含量が数倍に上がるという、報 告が最近、ブラジルの研究グループによって発表された! つまり、イワヒバの 直ぐ隣に、ジャスミンの花を沢山植えると、イワヒバの薬用成分が飛躍的に急増 する、というわけだ。
Fernanda Priscila Santos Reginaldo, Paula Carolina Pires Bueno, Estela Mariana Guimarães Lourenço et al (2022).
Methyl jasmonate induces selaginellin accumulation in Selaginella convolute. Metabolomics ;19: 2.
一体、メチルジャスミン (植物ホルモン) が、如何なるメカニズムで、この薬用成分の生合成を高め るかは、未だ「謎のまま」である。。。 蛇足ながら、「MeJA」自身も、PAK/TOR 遮断剤である。 香水ジャスミンの「血圧降下」作用は、そこにある。。。
従って、(イスラエルの) ネタニヤフ首相官邸に、「ジャスミン爆弾」を落せば、 テストステロンも急降下! 目下難航中の「ガザ地区の一時停戦」が達成されるか も知れない。
驚くなかれ、 逆に「ガザ地区」に (イスラエル軍が) 「原爆」を落とすという噂も ある。。。

2023年11月15日水曜日

「進化」: "歴史" を反芻せず、 賢者は "歴史" から学ぶ

この格言は、本来、ドイツ (プロシャ) の名 (鉄血) 宰相「ビスマルク」の格言から派生する。
原文 (ドイツ語) を邦訳すると、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。 その解釈は、人様々だが、「愚者」は自ら失敗して初めて失敗の原因に気づき、 その後、同じ失敗を繰り返さないようになる。 それに対し、「賢者」は自分が経 験できないことも先人たちが経験したこと (すなわち「歴史」) を学ぶことで、 多くの経験を身につけることができる。 即ち、賢者は過去の「他人」の失敗から 学び、同じ失敗をしないようにする。 我が輩自身の解釈としては、本人/他人を 問わず、過去の失敗 (あるいは成功) を土台にして、より「進化」する。 何故な ら、「歴史は (形を変えて) 何度も繰り返す」からである。

もう半世紀近く昔の経験であるが、我が輩が米国NIHで、土壌アメーバ由来の奇妙 なミオシン (ATPase) に関する研究をしていた。このミオシンは、筋肉ミオシン (双頭) と違って「単頭」であるばかりではなく、アクチンによって活性化を受け ない。ところが、ある (第三の) 蛋白を加えてやると、活性化が起こるようになる。 我が輩の研究課題は、この(第三の) 蛋白の正体を暴くことだった。 さて、ミオ シンは一般に重鎖 (H) と軽鎖 (L) からなる。 同じNIH構内の別のグループ (Bob Adelstein et al) が1975年 に、血小板のミオシンの (L) 鎖が燐酸化されると、初めてアクチンによって、活 性化されることを発見した。我が輩自身も、アメーバ由来の(謎の) 蛋白が ATPや ADPに結合する(が, ATPase ではない) ことを発見していた。 そこで、単純な「水平 思考」で、アメーバの謎の蛋白も「ミオシン(L) 鎖を燐酸化するキナーゼ」では ないか、と思った。 しかし、残念ながら、(L) 鎖は燐酸化されなかった! 大部 分の (若い) 研究者 は、そこで、挫折するところだが、我が輩は、いささかしぶ とかった。 右の脳が、左の脳に、問いかけた: 「ひょっとすると、 (H) 鎖を燐酸 化するのではないか?」。 案の定、(H) 鎖が見事に燐酸化されていた! 1977年 のことである。 これが、今日まで、我々が研究し続けている「PAK」 の (進化途上の) "前駆体" と なった。 つまり、先人の経験をちょいと捻ると、新しい発見に通ずる「進化」とは、そういう物 (捻り, 言わば「起死回生の一打」!) だと、我が輩は思っている。。。
"ペンギン" は飛べないが、「翼」(フリッパー) で泳ぐことを発見!
天敵 (アラブ) のひしめく「パレスチナ」 に飽くまでもしがみつくイスラエル民族の大きな「間違い」は、天敵 (猫) がひ しめくニュージーランドから、南極に"安住の地"を見つけたペンギンの 賢い "歴史"を、学ぼ うとしないことである。。。
ビスマルクは賢いユダヤ人を重用したが、ヒットラーはユダヤ人全体を排斥した。 それが後者の「最大の失敗」だった! 我が輩は、 (ビスマルクの言に従って)、海 外でユダヤ系の上司達から学び、お蔭で成功を修めた!
実は、我が輩が NIH に勤務していた「いわゆる黄金時代」(1970年代)、驚くなかれ、300人以上のユダヤ系科学者が「上司」で、約300人の日本人「ポスドク」がいた。 NIHキャンパス内には、50以上のビルディングがあるが、我が (小さい) ビルディング (3) には、日本人ポスドク2名に対して、 5名の Labo head が、全て「ユダヤ系」だった。 つまり、日本人で、ユダヤ系の上司に当たらないケースは、極稀れだった! しかも、当時、 NIH 出身でノーベルをもらった学者は大部分「ユダヤ系」だった。 従って、"犬も歩けば、ユダヤ系に当たる" 状態だった。。。NIH 時代の我が上司 (Dr. Ed Korn) は現在95歳 (未だ "ノーベル賞" はもらっていないが) 、 彼の上司だった Dr. Chris Anfinsen は、 1972年にノーベル賞を受賞している。。。つい最近、ノーベル賞をもらった本庶 佑 (教授) の上司 (Dr. Marshall Nirenberg) at NIH は、遺伝暗号 (Triplet Code) でノーベル賞を 1968年に受賞! 従って、当時のNIHで活躍していた人物 (今は「老齢」) に、ノーベル賞が突然転がり込んでも、何ら驚くには当たらない。。。歴史とは、「反芻を繰り返す」生き物なのだ!

2023年11月10日金曜日

カプトプリル (高血圧の特効薬) も、PAK遮断剤
実は、蛇毒成分 (ペプチド) の誘導体 (ACE阻害剤)!
美白作用や抗COVID (肺炎) 作用がある
CC によるアミド結合で、更に (薬効) 改善の余地あり!

前述したが、血圧はPAKが活性化すると、上昇する。 従って、 市販の高血圧の 特効薬、例えば「バイアグラ」や「グアナベンツ」は (健康長寿に繋がる) "PAK遮断剤" でもある。
さて、1970年代中頃に、米国の製薬会社 (Bristol Myers Squibb、BMS) によって開発された「カ プトプリル」と呼ばれる (高血圧の特効薬) は、1980年に市販されるようになっ たが、この化合物は、実は "蛇毒の成分" で、血圧を下げる作用を持つペプチド (ACE阻 害剤) の誘導体である。 この発明の発端になる発見は、ジョン=ベインという英 国の循環器医者 (1982年に、「プロスタグランディン」の研究に関して、ノーベ ル医学賞を授与) と、(1960年代に) はるばるブラジルから蛇毒持参で、やって来 た若い研究者によって、見つけられた面白い観察に基づく。 この蛇毒成分の中 に、血圧を下げるあるペプチドを発見したが、それがACE (Angiotensin Converting Enzyme) の阻害剤だった。 そこで、BMSの有機化学者たちが、このペプチドに似 た化合物「カプトプリル」を高血圧の特効薬として開発した。
その後、この化合物には、他の様々な薬効が見つかったが、その一つが「美白作 用」である。2012年に台湾の研究チームが、この薬剤に「チロシナーゼ遺伝子の 発現」を抑える作用を発見した。 2015年に我々は、メラニン合成に必須なチロシ ナーゼ遺伝子の発現にPAKが必須であることを発見した。つまり、この化合物がPAKを 遮断している可能性が極めて濃厚になった。
実際、2019年なって、中国南京のPAK研究グループによって、この化合物がPAKの上流にある「JAK」と呼ばれるチロシン キナーゼを直接阻害することが証明された。 従って、この安価な (ジェネリック ) 市販薬 (12.5 mg 錠剤、100 錠が1600 円、つまり一錠 16円!) が、COVIDによる肺炎や様々な固形腫瘍の治療にも、役立つ可能性が極 めて高い。
REF:
Zhang Y, Zhang L, Fan X, et al (2019).
Captopril attenuates TAC-induced heart failure via inhibiting Wnt3a/β-catenin and Jak2/Stat3 pathways. Biomed Pharmacother. 113:108780.
面白いことには、ACE阻害ペプチドは、蛇毒ばかりではなく、山羊の乳の中にもあ り、 IC50は、カプトプリルと同様、4 micro M だそうだ (2017年の鹿児島大の研究 )。 山羊は乳牛と違って、山岳地帯に住み、常に「山登り」をするので、血圧が低い のかもしれない。。。
カプトプリルのACE阻害作用 (IC50 in vitro) は 6 nM と言われている。 あいにく、この分 子には "カルボン酸" があるので、"細胞透過性が乏しい"。 従って、クリック化学 (CC) で、 1,2,3, Triazolyl (エステルあるいはアミド) 化すると、千倍近く、その薬効を 飛躍させる可能性がある。。。実際、2004年の "特許" (イタリアのチーム) によれば、カルボン酸をアミド結合した 誘導体がより良いことが報告されている。 つまり、カルボン酸部分は、薬効には必須ではない!
REF:
HR Ibrahim, AS Ahmed, T Miyata (2017).
Novel angiotensin-converting enzyme inhibitory peptides from caseins and whey proteins of goat milk. J Adv Res. 8: 63-71.

2023年11月9日木曜日

ミシェル=オバマ (オバマ元大統領夫人) :
大統領選 (2024 あるいは 2028年) に出馬!

もし、 この出馬が実現すれば、米国初の「女性大統領」 しかも「黒人出身」が誕 生するかもしれない。。。
高齢のジョー=バイデン大統領の不人気のため、2024年にも出馬が期待されている が、競争相手が悪名高き (勝つために手段を選らばない) 「トランプ」なので、「2016年のヒラリー=クリントン女 史の二の舞はしたくない」と言う意向があり、 恐らく (トランプがもはや出馬しな い) 2028年に出馬する可能性が高い。。。
さて、2024年にトランプが再選されれば、「米国史上最悪」の政治となるだろう。 民主党支持のインテリに「復讐」をするからだ。 それに飽き飽きした有権者が2028年 の選挙で、ミシェル=オバマに圧倒的な支持を与えるだろう。これが、シェークス ピア作「2028年: 終わり良ければ全て良し」の筋書きである。。。

2023年11月8日水曜日

「旧統一教会」、遂に解散へ「王手」!
100-1000億円を「元」信者に返せ!
与党にとっては、支持回復への一助。。。 だが、
「三権分立」の建前、司法への圧力は無理?
「教会」の解散: "衆議院" の解散にも道を開く!

我が輩は分子癌生物学者であり、如何なる「神」も「仏」 (人間による「でっ ち上げ」) の存在を信じない。 従って、多額の寄付金を信者に「無心」す る如何なる教会 (=詐欺師) の存在を許さない!
詳しくは、鈴木エイト氏の著作 (右図) を読まれたし!

2023年11月6日月曜日

"イラ管" (立憲、77) の "後継ぎ" となる "松下玲子"
(都下武蔵野市長、53) 「衆議院」議員をめざす:
座右の銘は、「人事を尽くして天命を待つ」

衆議院解散は恐らく、来年の春頃。 松下さんは結"婚後、戸籍上は "内田姓" であるが、 職場では、飽くまで (生まれた時に両親からもらった) 旧姓" (松下) を大事に継続。 あっぱれ!
極東諸国で、結婚時に、妻が夫の姓に改名するのは、日本だけ! もっとも、「首 相」の娘 (田中眞紀子や小渕優子) などは例外 (夫が「養子」になる!)。言い換えれば、将来「松下」首相が誕生する「可能性」がある。。。
We (both my old friend "Ira-Kan" and I) wish her all the best!

2023年11月5日日曜日

「国境のない社会」の建設をめざそう! 全ての争いは、小さな自治体 (家, 村, 町) のレベルで、解決すべし!
戦争の元凶は、「國の"独裁者"の腐敗」にあり! 批判の
"矛先"を自身から、他国に向けるために、戦争は始まる。

2回の "世界大戦" (第一次、第二次) 、 ベトナム戦争、 イラク戦争 などはその典型。
プーチン (ロシア) のウクライナ侵攻、ネタニヤフ(イスラエル) のガザ侵攻も同 様!
"腐敗した" 国の "独裁者" (両者ともロシア系) 「尻ぬぐい」など、真っ平御免だ!
「聖戦」など存在しない! 全ての武力闘争は「悪魔」の殺し合い!