2023年11月24日金曜日

歴史: "Thanks-Giving Day" (勤労感謝の日) の由来?
実は、その起源は、400年以上前の米国史に遡る!
最終的には、「Transposon」 (動く遺伝子) の発見
(1951年)に繋がる!「 薬剤耐性」メカニズムも解明!

11月23日が「Thanks-Giving Day」になった由来は、米国に渡った英国からの移民 が、アメリカ大陸に住む原住民 (アメリカ-インディアン) からの収穫 (トウモロ コシ、南瓜や七面鳥 など) を感謝する「収穫感謝祭」に始まる (400 年前)。
詳しくは:
感謝祭は、英国からマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピ ルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、 翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなど の新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。
1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神 の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。英国人 の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出 来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝わ れた「1623年の感謝祭」は食事会というよりもどちらかというと「プロテスタント」教会で礼拝を行っ て、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった (我が輩が "小学一年生"だった頃、母親から聞いた話) 。

蛇足になるが、当時のトウモロコシは"極彩色"だった! 「トランスポゾン」(動く遺伝子) のためである。米国のカーネギー研究所のBarbara McClintock 女史(1951) が、トウモロコシの種子や植物体に含まれるアントシアニン遺伝子や、胚乳の黄 色デンプンの遺伝子などの発現を変化させる制御因子(control element)が、一 つの染色体から他の染色体に移動して、その場所の遺伝子作用を調節することを 発見、遺伝子が単独で、一つの染色体から他の染色体に移動することがあること が判明。 1976年以来、病原菌の抗生物質に対する「耐性遺伝子」もtransposon 群に属する ことが続々判明したため、 彼女の功績に対して、ノーベル医学賞 (1983年) が授与された。 最終的には、この「Transposal Element」 (TE) で、全ての遺伝子の"転写制御"が可 能らしい。。。「遺伝子の編集」技術 (2022年ノーベル化学賞) は、我が輩の専門外であるが、女 性研究者の活躍が特に目立つ。。。
P T Barth, N Datta, R W Hedges, N J Grinter (1976)。
Transposition of a deoxyribonucleic acid sequence encoding trimethoprim and streptomycin resistances from R483 to other replicons。
J Bacteriol. 125: 800-10.

日本では、敗戦後、1948年 (75年前) に、占領軍「マッカーサー司令官」(GHQ) の命令により、米国の「収穫感謝祭」を「勤労感謝の日」と定めた経過がある。一説には、「新嘗祭」(「天皇」がその年の収穫に感謝する祝祭日)が、 GHQによって「勤労感謝の日」に改変されたため、「一般庶民」には馴染みがない!("天皇家" だけの祝日!).
皮肉な話ではあるが、我が家では、「敗戦記念日」 (8月15日) を "Thanks-giving Day"として祝っている。 もし、この日に敗戦 (日本が降伏) しなかったら、 日本人"庶民" (=貧乏人) は食料不足な どのため、大部分「餓え死」にしていたからだ ("戦争が大嫌い" だった我が亡父の意見)!
もし、(戦後) パレスチナに入植したイスラエル民族が、「収穫感謝祭の歴史」を 学び、土着のアラブ民族と友好関係を結んでいたら、現在の「血生臭い戦争」は 起こらなかった!
戦争とは、いつの時代でも、「無知」と「テストステロン過剰」から始まる
政治家達に「英知」があれば、戦争せずに、ことを解決できるはずである! 科学ばかりではなく、政治にも (英知ある) 女性が積極的に参画すべきである。
有名なエジプトの女王「クレオパトラ 7世」は、実は「ギリシャ系」であった! 「クレオパトラ」とは、古代ギリシア語クレオパトロス(父の栄光)の女性形。即ち、クレオ=栄光、パトラ=父 (恐らく「ゼウス」あるいは"アレキサンダー大王") の。ギリシャ人が、(美人を願って) 娘に与える名前。。。 7世は"絶世の美人"で、ローマ皇帝シーザーやアントニウムを旨く操り、戦争を出来るだけ避けたといわれている。 最後には、ローマへの服従を拒み、毒蛇に噛まれて、 "自殺" (=安楽死) するが。。。
我が妻は、 "ギリシャ系" のアメリカ人 (数学者、いわゆる "ピタゴラス" の子孫) であるが、 実は "幼年時代" (第二次世 界大戦中) を、エジプトのカイロで過ごした。 そこで、クレオパトラについての、 色々な "逸話"を (彼女やその母親="長寿" から) 聴いている。 妻の息子も孫息子も "3代続き" の「数学者」 (英国 Cambridge に永住) ! しかし、孫娘は"医学者"で、クレオパトラ (7世) の彫像 (右上の図) に良く似ている。。。 実は、クレオパトラは "美人" のみならず、「頭脳明晰」だった! クレオパトラは ("毒薬"を含めて) 医学の知識にも長け、自ら「安楽死」を選んだ! 「医学のシンボル」に、"毒蛇" (アスクレピオスの杖) が使用される起源は、 ここにある。。。
我が輩自身は、蛇嫌いなので、医学の祖「ヒポクラテス」のプロポリス (蜜蜂の調 剤したPAK遮断剤=) を、 "薬学のシンボル" として、選びたい。。。蛇毒で「安楽死」よりは、プロポリスで「健康長寿」を優先したい!

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