2020年6月5日金曜日

NO (Nitric Oxide) やバイアグラの血管拡張作用によって、COVID-19で酸素欠乏状態 (瀕死) の病人を救い得る!

皮肉な話であるが、ダイナマイトを発明したアルフレッド=ノーベルには、持病があった。狭心症のため、時々胸に痛み (酸素欠乏) を覚える度に、主治医からダイナマイトの原料 (引火剤) であるニトログリセリンを経口するように勧められた。しかしながら、一体何故、ニトログリセリンが酸素欠乏を改善するのか、100年近く謎のままだった。1977年に、その化学的な糸口が判明した。ニトログリセリンが体内で代謝されて、NO (Nitric Oxide) を発生する。 その後1986年に、NOに血管拡張作用があることが判明した。 これらの一連の発見に寄与した米国の学者3名が1998年にノーベル医学賞を分かち合った。

さて、「バイアグラ」にも血管拡張作用がある。 そのメカニズムは、大まかに2つある。一つはPDase を阻害するから。もう一つは、HDAC を阻害することによって、その下流のPAKを遮断するから。どちらにしても、この薬剤は、(他のPAK遮断剤同様) 少なくとも酸素欠乏状態の肺炎患者を救うベンチレーター (酸素呼吸器) の役割も果たす。 それ以外に、免疫能の促進、COVID-19 による肺炎自身を抑え、更に、ウイルス自身の増殖を抑える作用もある。

最後に、もう一つ付け加えたいことがある。 米国で目下話題になっている (ミネアポリス市内での白人警官隊による黒人の窒息死 (殺人!) 。 この "I can't breathe!" 事件は、米国史上長らく続く黒人 (あるいは小数民族) に対する人種差別にも起因するが、実は、人種を越えたいわゆる DV (Domestic Violence)  に密接に繋がる深い問題である。米国の場合、加害者は (テストステロン過剰な) 白人男性であり、被害者は (人種を問わず) 女性や児童 (いわゆる「小数者」) である。 テストステロン過剰な男性 (5人に1人の割合) は、ペニスが勃起しない (いわゆる「インポ」 である。テストステロン過剰のため、ペニスの血管が狭くなって、ペニスが勃起しにくくなる。そして、「欲求不満」解消のため、酒を飲んで暴れ回ったり、妻や子供に当たり散らし、挙げ句の果ては、小数民族の黒人虐めをする。

 しかしながら、簡単な解決法もある。「水平思考」が得意ならば、直ぐ気づくだろう。バイアグラを一錠飲めば、勃起が戻り、柔和な夫や父親に豹変する! 

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