ヒストリア:最初に「Myosin がATPase である」事がロシア (ソ連) の学者によって、1930年代初頭に発見された。 その後 (1940-50年代に)、Actin Fiber (F-Actin) が Myosin ATPase を活性化することが、セント=ジョルジー(ハンガリーのノーベル科学者) や江橋節郎 (東大医学部薬理) などによって、発見された。
更に、その後 (1970年代に)、米国 NIH の研究者 (Ed Korn など) によって、Actin が重合する時に、ATP を分解することが発見された。 1970年代後半に、(Ed Korn 研究室で) 我が輩が、Myosin-Actin の共鳴に "PAK" が必須であることを(土壌アメーバで) 発見した! その後 (1990年代前半)、シンガポールのEd Manser が、哺乳類にも "PAK" が存在することを発見し、更に (我々と共に)、PAK が「発癌酵素」であることを突き止めた。
最後 (2007-2013年) に、我々はPAKが「老化酵素」でもあることを突き止めた!
こうして、一連の"PAK遮断剤"が「健康長寿の薬」となり得ることが判明した!
さて、皮肉な話であるが、筋肉収縮 (actomyosin の共鳴) の "草分け"、セント=ジョルジーは、"ビタミンC" の発見でノーベル医学賞 (1937年) にもらったが、「筋肉研究」分野では、ラスカー賞を貰った者はいても、ノーベル賞を受賞した者はいない! 更に、(「健康長寿」に深く結び付く)「PAK研究」分野からは、ノーベルもラスカーも, 未だに受賞者が出ていない!
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