http://www.marcheaozora.com/?pid=110357425
上記のインターネット欄によれば、クマコケモモはフィンランド原産の高山植物であるが、平地でも栽培可能で、スイスやフランスなどでは、ベランダで栽培している例が多い。 さて、この野生のいちごに私が特に注目した理由は、この実から抽出される「アルブチン」と呼ばれる配糖体が、せんちゅうの寿命を延ばすという研究が、最近、中国のグループによって発表されたからである (1)。アルブチンには、チロシナーゼを阻害して、メラニン色素の合成を抑える作用があることから、(資生堂などの) 美白用の化粧品に使用されているが (2)、それが健康長寿にも役立つとなると、「健康美」をひたすらに追求するご婦人方には、見逃せない発見である。 更に、私の水平思考に従えば、アルブチンはPAK遮断剤に違いない。 健康食品の中に、この植物の葉っぱを乾燥した「クマコケモモ茶」(生薬では、ウワウルシ茶) という商品もある。 利尿、(膀胱) 殺菌、抗癌作用などもあるといわれている。
参考文献:
1. Zhou L, Fu X, Jiang L, et al. Arbutin
increases Caenorhabditis elegans longevity and stress resistance. PeerJ. 2017
Dec 20; 5: e4170.
2. Akiu S, Suzuki Y, Asahara T ,
Fujinuma Y, Fukuda M. Inhibitory effect of arbutin on
melanogenesis--biochemical study using cultured B16 melanoma cells.
日本皮膚科学会雑誌 1991; 101(6): 609-13.
日本皮膚科学会雑誌 1991; 101(6): 609-13.
0 件のコメント:
コメントを投稿