2018年3月9日金曜日

京大と明治製果の共同研究: ココアの「脳の若返り」効果
に関する臨床テストに「30億円」(国民の税金) を浪費!

チョコレートの素材「ココア」には、Theobromine や  Procyanidine などのポリフェノールが豊富に含まれている。これらのポリフェノールは、CAPE やクルクミン同様、PAK遮断剤である。 そこで、数年前に、スペインの研究グループが、パン酵母やせんちゅうを使って、その薬理作用を調べた結果、プロポリス同様、せんちゅうの寿命を有意に延ばすことを実証した (1)。 それに目を付けてか、京大の山川教授と明治製果が "30億円" の共同研究 (臨床テスト) プロジェクトを組んで、内閣府から研究助成金をまんまと獲得し、5年間にわたる研究を進め、最近、「脳の若返り」に有効!  という研究結果を発表した。ところが、この臨床実験に大きな "ミス" が見つかった!  ココアやチョコレートを食べなかった (いわゆる「偽薬」) コントロール群の実験結果が全く欠けていた。

人間は、せんちゅうなどの実験動物と違って、「洗脳」され (暗示にかかり) 易いので、たとえココアに全く効果なくても、その効果を信じて、薬理作用が出る場合が多い。。。 そこで、政府から、実験の「遣り直し」を勧告された!  詳しくは、下記「朝日新聞」の記事を参照せよ。


https://www.asahi.com/articles/ASL384FWPL38ULBJ005.html?iref=comtop_list_sci_n01

ところで、ココアの香りや味はするが、「ポリフェノール抜き」の偽薬など一体できるのだろうか?  もし可能だとしても、製造するのに、30億円以上の費用がかかるだろう。そんな「国税の無駄使い」を国民は許すだろうか? 

結論:  プロポリスを温かいココアに溶かして飲むと、「相乗効果」が出るに違いない!

 References:
1. Martorell P, Forment JV, de Llanos R, Montón F, Llopis S, González N, Genovés S, Cienfuegos E, Monzó H, Ramón D. Use of Saccharomyces cerevisiae and C. elegans as model organisms to study the effect of cocoa polyphenols in the resistance to oxidative stress (and lifespan).
J Agric Food Chem. 2011; 59: 2077-85.

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