2018年12月9日日曜日

水平思考: 絹 (フィブロイン線維) の人工的な進化

人絹は人造絹糸の略語 (縮語) だそうだが、実際には、人工ではなく、パルプなどをアルカリや酸などで溶かして、紡績し直したもので、化学的には、絹 (フィブロイン線維) ではなく「再生セルロース線維」に過ぎない。

さて、前述のごとく、 天然の絹 (フィブロイン) は、カイコ、クモ、蓑虫と、長い月日を経て、自然界で進化を遂げてきたわけであるが、理論的には、これを更に進めて、遺伝子工学 (GM) を介して「人工的に進化」させることができる。これが本当の「人絹 」(人工 絹糸=人工フィブロイン線維) 工学である。

強度の高い蓑虫フィブロイン遺伝子 (DNA) を基にして、更にアミノ酸配列を自由自在に変化させることによって、更に良質のフィブロイン線維 (人工フィブロイン) を、大腸菌などのバクテリア培養を利用して、量産することが可能なはずである。 そういう「次代の人絹」を将来、興和KKなど が開発してくれることを、私は切に期待している。。。

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