生前、「晋三」も患わっていた「潰瘍性大腸炎」は、腸の粘膜に慢性的な炎症が起き、下痢や血便などの症状が出る病気。この特効薬が最近、ようやく見つかった! (2022年に他界した「晋三」には、間に合わなかった!)
実は、喫煙に伴なう "ヒドロキノン" は、潰瘍を軽減するが、益より害 (癌死) のほうが多い!
しかし、 その誘導体で、褐色の海藻由来のZonarol が、潰瘍性炎症に効く事が、(東京の) 海洋大学 (水産大と商船大の合併) の研究グループによって、2年前に発見されていた (1)。
潰瘍性炎症は "PAK1 依存性" の疾患である。従って、この海藻成分は、フコイダン同様、"PAK遮断剤" である可能性が極めて高い!
実際、(少なくとも) ヒドロキノン自体には、強い美白 (=PAK遮断) 作用がある。
REFERENCE:
1. J Fei, S Yamada, T Satoh, T Koyama (2023)。
Pharmacokinetic Analysis of Zonarol, a Marine Algal Hydroquinone, in Mice Using HPLC with Fluorescence Detection。Antibiotics (Basel). 12:1013.
教訓: Zonarol には、恐らく "線虫などの寿命を延長" する作用もあるはずだが、「晋三」の如く、「普段の行ないが悪い」と、凶弾に倒れて、"長生き" は出来ない!
注:
実は、「癩病」も一種の潰瘍性炎症である。 極めて興味深いことには、悪名高き「サリドマイド」が、60年ほど昔、癩病の特効薬として、「再発見」された (2)。実は、妊婦が飲まなければ、サリドマイドには、何んの副作用もない! しかも、PAK1 遮断剤であることが確認された!
従って、"長寿の薬" でもある。。。 同時に "TOR" も阻害するので、 「悪液質」の治療にも有効、という臨床結果 (20年ほど昔) もある (3)。。。
References:
2。 SHESKIN J (1965)。
THALIDOMIDE IN THE TREATMENT OF LEPRA REACTIONS.
Clin Pharmacol Ther. 6: 303-6.
3. J N Gordon, TM Trebble, RD Ellis, et al (2005).
Thalidomide in the treatment of cancer cachexia: a randomised placebo controlled trial. Gut. 54(4): 540-5.
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