2021年10月30日土曜日

「Halloween」 (October 31) の発祥: ケルト民族の大晦日

毎年10月31日に、主に西洋で子供たちが祝う「ハロウイーン」 (Halloween) という祭は、実は (アイルランドや英国北部スコットランド等に2千年近く住む) ケルト民族 (=被征服民族) の習慣である。ケルト族の古い暦では、11月1日が正月 (新年、冬の始まり) で、10月31日は "大晦日" にあたる。 そして、その日の夜には、この世とあの世の境が一時的になくなって、様々な幽霊が "はいかい" するという言い伝えがあった。 そこで、これらの幽霊たちを鎮めるために、キャンディーやお菓子で、「Trick or Treat 」 する習慣が、子供たちの間に、しんとうしたという訳である。
我が輩が初めて、「ハロウイーン」を米国の子供たちと祝ったのは、1973年の10月31日だった。 米国中西部コロラド州の首都デンバーの郊外 (ロッキー山麓) に、Packard 夫妻と3人の子供たち (長男ジョー、次男ジョン、長女コニー) が住んでいた。この家族は、その昔、米国西海岸のオレゴン州 の首都ポートランドに住んでいた。そして、近所に日本人二世 (イイジマ) とアメリカ人女性 (ジュネーブ) の夫婦が住んでいて、両家庭共、同じプロテスタントの教会に通っていた。 イイジマ家には、二人の息子 (双生児) がいた。 我が輩が、1973年7月26日に、横浜から米国のオレゴン号という大型タンカーで、太平洋を渡って、渡米した際、同乗して いた 13名 の乗客の中に、このイイジマ家 (4人) がいた。 息子たちは、小学生で、夏休みを利用して、日本の小学校で、日本語の勉強をしての、帰路だった。
我が輩の最初の研究留学先は、デンバーの近くにあるコロラド大学 (Boulder 校) だった。 そこで、ハロウイーンの季節が近づいた頃、イイジマさんが、親切に もPackard 家に連絡を取り、 10月31日の夕方、わざわざ我が輩の寄宿舎に車で迎えにきて、Packard 家で、初めての楽しい「ハロウイーン」を体験できた、とい うわけである。その後、Mr. Iijima が亡くなり、Packard 家の次男ジョンが若くして癌で他界したという、悲報 (メール) を受け取った。。。 ハロウイーンは、 現世 と来世の人々の間の、一種の「往き来の場」である、と考えてもよい。。。
さて、来たる10月31日の夜には、総選挙の開票が始まる。 一体どんな結果が出るか、楽しみである。。。

2021年10月26日火曜日

東京18区: 「イラ管」 (元民主党首相、東工大出身)、
「長島」 (自民から送られた刺客、慶応出) を返り討つ!

「理系」最後の総理、管直人 (通称「イラ管」、75歳) は、道理に適わぬ非科学的な相手 (政敵) の議論に苛立つ! 我が輩自身も、亡父の気性 (遺伝子) をそっくり受け継ぎ、非科学的な政治家の意見 (ナンセンス) に苛立つ!
イラ管は、2011年の「東北津波による福島原発の崩壊」を目の辺りに体験した総理だったから、「脱原発」 を政治スローガンの一つに掲げて、恐らく 「最後になるだろう」 今秋の総選挙に出馬しつつある。 ところが、彼の総理時代に可愛がってやった弟子 「長島」が その後、自民党に身売りし、今回は、自分の地盤 (東京21区) から、東京18区へ鞍替え、自民党からの 「刺客」 として、恩師 「イラ管」を邪魔/打倒する戦術に出てきた! これほど 「イラ管」 を苛立たせる 「恩を仇で返す行為」 は無い。。。「目的のためには手段を選ばぬ」 (腐り切った) 与党や「利己主義的なよそ者」政治家が、「18地区」住民の福祉のために働くとは、とても思えない!
なお、沖縄では、1区 で共産党、2区 で社民党 (オール沖縄) が、各々自民党を制す! "立憲民主党" (3区、4区) は泣かず飛ばず!
東京18区、師弟の骨肉の争い: 長島昭久氏 (自民) にいらだつ 菅直人氏 (野党):
https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/010/247000c?cx_testId=122&cx_testVariant=cx_2&cx_artPos=2#cxrecs_s
https://www.sankei.com/article/20210824-A27CI5TWANKABCALWARJLYBJAI/

2021年10月23日土曜日

"台中" 間「パイナップル」戦争の行方?
台湾の隣人を、出来るだけ (平和的に) 助けよう!

中共政府は、2025年を目標に、(香港政府と同様) 台湾政府をも自分の傘下に (強 制的に) 従えようと、軍事的にも、経済的にも、台湾政府に対して、圧力を日増 しに強めている。 その一環として、2021年の春から、(収穫期に入る) 台湾産の パイナップルの中国大陸への輸入を、「害虫の混入」という "擬い" の理由で、禁止 した。 これに対抗して、台湾政府は、パイナップルの国内消費を強化すると共に、 中国以外の近隣諸国 (日本、韓国、香港、シンガポール、インド、米国、カナダ など) に、台湾産のパイナップルの大量輸入を呼びかけた。 その結果、中国向け のパイナップルは、これらの近隣諸国による消費によって、全てさばかれたとい う (美談!)。 今後とも、これに類する「経済戦争」が、台中の間で強まると思 う。。。
極めて残念なのは、豪州政府が台湾パイナップルの輸入に協力しなかったことで ある。 豪州では、いわゆる農民党 (National) による「海外の農産物の輸入禁 止」政策が強く、数年前にサイクロン (台風) で、北部クインーズランドのバナ ナ畑の9割が水没した時にも、バナナの輸入を全面禁止したので、我々消費者は、 ひどく「高値」のバナナを強いられた (我が輩自身は、その年、朝食にバナナを 食べる習慣をとうとう断念した!)。豪州は、お隣りの「NZ 」からのリンゴの輸 入をも (「蝿の混入」という理由で) 未だに禁止している (中共同様、悪質な 輸入禁止!)。 豪州政府は、何故か (中共政府に遠慮して) 台湾政府と国交が全くないが、"COVID の発 生源" を巡って、中共政府とも日増しに仲が悪くなりつつあり、いわゆる「アジ アの孤児 」化しつつある。。。

2021年10月17日日曜日

2021 芥川賞作品「彼岸花が咲く島」がささやく薬効:
彼岸花由来の強力な PAK 遮断剤 「Narciclasine」

台湾出身のリベラルな女流作家 (日本永住) 、李 琴峰、の いわゆる SF 小説 「彼岸花が咲く島」が今年の芥川賞に受賞した! 小説については、On-line で一寸「あら筋」しか未だ読んでいないが、実は、真っ赤な彼岸花の球根には、昔から「一見不思議な」様々の薬効 (例えば、麻酔作用 など) が知られている。 最近、その謎が解けた! 2005年頃に、四川省産の赤い「花椒」 エキス (花水) に "PAK遮断作用" を初めて発見して以来、我々PAK 遮断剤研究家の間には「赤い花にはPAK遮断作用あり」という素朴な定理が通用している。 実際、彼岸花由来の「Narciclasine」というアルカロイドに、どうやら強力な "PAK 遮断作用" があることが、中国や米国などでの最近 2-3年の研究によって、明らかになった。 IC50=12 nM (抗癌作用) で、我々が開発した合成 PAK 遮断剤「15K」に匹敵する薬効を示す。。。
References:
Chun-Yan Shen , Xi-Lin Xu , Lin-Jiang Yang , Jian-Guo Jiang (2019). Identification of narciclasine from Lycoris radiata (L'Her.) Herb. and its inhibitory effect on LPS-induced inflammatory responses in macrophages. Food Chem Toxicol. ;125:605-613. https://www.nature.com/articles/s41598-020-62690-9
実は、Narciclasine の存在する植物は真っ赤な彼岸花に限らない。黄色いラッパ水仙 (Daffodil) や真っ白い彼岸花にも存在する。我が地元の豪州メルボルンでは Cancer Council (対癌財団) のシンボルが、Daffodil である。 今まで、その (薬理的な) 根拠が定かでなかったが、この花由来のアルカロイドがPAK遮断作用により、癌の増殖、転移などを抑えるからであることは明らか! なお、Narciclasine の抗癌作用は1967年にイタリアの研究者によって、発見され ていた。。。
ただし、Narciclasine は水に溶けにくいという難点がある。 そこで、2003 年に、これを燐酸化した "水溶性" 誘導体 Narcistatin が米国アリゾナ大学の有機化学者によって合成された (2010年にUS特許認証!) 。 この誘導体 (=prodrug) は腸管から吸収されてから、代謝されて、 Narciclasine になる。
(書評): 台湾が香港同様、中国大陸 (中共政府) の統括下に置かれることは、今や時間の問題である。 たとえ米国が介入しても、結局、ベトナム戦争やアフガン戦争の大失敗を繰り返すのみ! そこで、リベラルかつ賢明な著者 (李女史) は自由を求めて、日本に移住した。そのような自身の体験と「卑弥呼」(3世紀の前半頃、北九州の博多湾を中心に栄えた「邪馬台国」を治めていた女王)の伝説をうまく組合せ、不思議な彼岸花の御利益を香辛料に利用して、綴ったのが、このSF/歴史 小説らしい。 若しかしたら、1-2世紀後には、卑弥呼、エリザベス女王 (一世) や Angela Merkl のような "抜きん出た" 女性が現れ、沖縄 (あるいは日本全土) の統治を成し遂げてくれるかもしれない (実は、北海道の札幌でも、彼岸花は咲く!)。 そのためには、地球温暖化やCOVID のような伝染病により、衆愚が先ず淘汰され、彼岸花のようなPAK 遮断剤で生き残った (先見の明のある) 賢者が過半数を占める世の中の到来が必要である。いわゆる "Twilight Zone" にある我々 (老人) には、精々あと20-30年しか持ち時間がないので、そんな夢のような世の中を期待できないが、孫か曾孫の時代には、ひょっとしたら実現するかもしれない。。。我が輩自身は、日本の封建的な衆愚政治に幻滅して、半世紀近く前に、日本からの脱出を実現したので、この台湾出身の著者の気持が痛く理解できる。。。言い換えれば、これは ( 名作 「大地」で有名なパール=バック女史などの) 外人女性にしか書けない (国境を越えた) 客観的な文学である。 将来、「ノーベル文学賞」に値いするかもしれない。。。ただし、「女語」というのは、日本特有で欧米や中国の言語などには存在しない。 従って、 それを ("日本語" とハッキリ区別して) 翻訳するのは至難の業 (イタリック体で表記?) !
この小説のタイトルを強いて英訳すると、「An Island in Full Blossom of Red Spider Lilies」となる。。。もしかしたら、欧米では、「Daffodil Island」 に変えた方が "読書欲" をそそるかもしれない。 映画化には「短い題名」が必須!日本では、1958年に "天然色" 映画「彼岸花」(佐田 啓二と有馬稲子が共演) が上演されている。

2021年10月15日金曜日

PAK 遮断 ペプチド: PAK によって燐酸化される 抗癌蛋白「RUNX3 」由来のペプ チド (Thr 209 を含む)
博士論文: 「RUNX3」 の Thr 209 付近 と「メルリン」のSer 518 付近にある構造 (あるいは機能) 的な「共通点」?


インド南部のマドラス市 (人口は、ほぼ東京都と同じ) にある Suresh Rayala 博士の研究室 (インド工科大学) は数年前から、(副作用のな い) 「抗癌剤」の開発をめざして、本格的に 「PAK 」研究を開始した。 その過程で、(抗癌性のある) 転写蛋白「RUNX3 」の 209 番目のTHR がPAK によって特異的に燐酸化されると、発癌することを突き止めた。 そこで、 「RUNX3 」蛋白中の Thr 209 を含むいくつかのペプチドから、2021年になって、PAK 遮断剤 (RMR, 12 個のアミノ酸: RMRV-T-PSTPSPR) を見つけた。 細胞培養系でのIC50= 2 micro M (実験用試薬としては、OK!)。 もし、このペプチドの誘導体 (peptide mimetics) で、水溶性、かつ細胞透過性の高い化合物が、近い将来、開発されれば、抗癌剤として有望だろう。。。
我々は、もう20年ほど昔、「WR-PAK18」 というPAKを遮断する水溶性、細胞透過 性の高いペプチド化合物を開発した。 しかしながら、全体が34個のアミノ酸から なり、体内で消化され易い傾向があるので、もっと (分子量の) 小さな化合物 (peptide mimetics) の開発/登場が長らく嘱望されていた。。。
参考文献:
Rahul Kanumuri et al. Oncogene. 2021 Aug; 40(34):5327-5341. Small peptide inhibitor from the sequence of RUNX3 disrupts PAK1-RUNX3 interaction and abrogates its phosphorylation-dependent oncogenic function.
さて、 NF2 遺伝子産物 (メルリン) も抗癌蛋白 (595個のアミノ酸からなる) で、PAK により 518番目のSER が燐酸化されて、その抗癌作用が抑えられることが、既に知られている。 更に、我々の手で、メルリンの"前半部" と "後半部" が、各々PAKを遮断することが、20年ほど前に明らかにされている。 燐酸化を受ける "SER 518" は メルリンの後半部 (NF78C, residues 447-524) の「C 末端近く」にある。 従って、メルリン後半部のPAK遮断機能は、この "SER 518 を含むプチド" による可能性が極めて高い! 少なくとも、Ser 518 がAsp に置換された変異体は、燐酸化されたメルリンのごとく、抗癌作用を失うが、Ala に置換された変異体は、あくまでも抗癌作用を保持することが判明している:
Ezequiel Surace, Carrie Haipek & David Gutmann (2004). Effect of merlin phosphorylation on neurofibromatosis 2 (NF2) gene function.Oncogene 23, 580–587.
従って、「RUNX3」 の Thr 209 付近のアミノ酸配列 (=RMR) と「メルリン」の Ser 518 付近のアミノ酸配列との間に、何か「共通点」があるか否か、調べてみる (「水平思考」してみる) 価値は十分あると私は思う。。。両者の間に、一次配列的に、あるいは「3次構造的」に何らかの共通点を見つけることができれば、確実に「博士論文」 になる!
例えばの話 (一案) であるが、 メルリンのC末端、514番目から、525番目のアミノ酸12個からなる「MKR」と呼ぶペプチド、MKRL-S-MEIEKEK は、5番目に燐酸化されるSer 518 を含む。 更に、このペプチドの「K」を全部 「R」に変換すると、細胞透過性、および水溶性の極めて高い「MRR」と呼ぶ塩基性のペプチドになる: MRRL-S-MEIERER。 これがRUNX3 由来の「RMR」に、機能的に果して匹敵するかどうか、調べてみると面白い!

2021年10月12日火曜日

"道路" とはそもそも、一体誰のために作られたのか?
歩行者は、自動車や自転車の横暴を断じて許せない!


車のサイド ミラーを車の一部と意識していないドライバーが多い。 そして、それを電柱にぶつけたり、(挙げ句の果ては) 歩行者の肘などにぶつけたりする。 最近、東京の実家に住む妹 (76歳) から手紙が届き、(住宅地で) 後ろから来た車のサイドミラーで、右肘をひどく打撲した (ほんの "10 センチ" 差で、車にひかれずに済んだ!)、とこぼす。 良く考えてみると、車も妹も同じ側 を走る/ 歩く(左側通行をしていた) ことになる。 日本では、道路巾がひどく狭いから、「対面」 (車は左側、人は右側) を通行するルールになっているようだが、もうろくしたのか、妹は、杖をつきながら、ヨロヨロと (道路の) 左側を歩き (ルール違反!)、 事故にあった。 そこで、妹に「右側通行」を厳守し、自分の両目で、車が前方から近づくのを見ながら、歩行するように、(手紙で) 諌めた。
さて、 豪州では、道路が広いから、人も車も左側通行! しかし、小川に沿う 細い散歩道で、そのルールを守っていると、歩行者は、後ろから (下り坂を) 猛 スピードで飛ばしてくる自転車にしばしばひかれる! 我々歩行者 の背中には、 目がないからだ。 だから、我が輩は、豪州でも、自己/事故防衛のため、敢えて、 対面交通を守っている。馬鹿なサイクリストからは、しばしば 「ルール違反だ!」 とどなられるが。我が輩は「自分のルール」に従って、生き伸びざるを得ない!
そもそも、道路は大昔から先ず歩行者のために、作られたのだ。 敗戦後の昭和/平成時代には、 我が物顔で、マイカー族やサイクリストが道路を占領し、歩行者は、(特に、住宅 地では) 細 道の両側にある土塀に這いつくばって歩行をしなければならなくなっ た (特に沖縄の住宅地では、車道ばかりで、 "歩道" がない!)。 本末転倒のこんな理不尽を、(我々) 歩行者は断じて、もう許せない! (歩 行者にとっては) 車 (カー) も自転車も「走る凶器」以外の何物でもない!

2021年10月10日日曜日

孫文による「辛亥革命」から110年:
「台湾の独立」を (中共政府から) 守ろう!

1911年10月10日に、孫文を中心として、中国の「民主勢力」が、清国の封建政府を打倒するために、中国大陸各地で、武装蜂起して、12月29日に、遂に上海で、孫 文が「中華民国」政府を樹立した。その「中華民国」 政府は、1949年の中国共産党 (中共) 政府の革命により崩壊するが、離島の台湾にのみ自由主義を掲げる 「中華民国」政府が、今でも残っている。大陸の 「中共」政府は、香港の自由主義運動を弾圧しつつ、2025年を目標に、台湾政府を潰そうと、虎視眈々と狙って いる。。。台湾の「自由」と「独立」 を飽くまで守ろう!
実は、我が亡父の高校-大学 (京大) 時代からの親友に、台湾からの留学生がいた。本名は「許さん」 だが、日本風に「林」(はやし) さんと呼ばれていた。林さん は戦後、日本人女性と結婚して帰化し、「浅野」姓を名乗る。 その夫婦に、長女と長男が生まれるが、長男 (雅次君) は、我が輩と丁度同年で、同じ「日比谷」 高校に入学した。自由主義者の我が亡父は、戦前、日本軍による満州侵略に、強く反対すると共に、戦後、台湾の中共政府からの独立を強く支援してきた。。。
さて、台湾の首都「台北」には、我々の娘 (双子) の一人 (アイリス、英語教師) が、(台湾原住民で) 台北にある英語学校の上司 (イーミン) と結婚して、家族と 共に、もう10年近く住んでいる。 しかし、中共政府が無理矢理に台湾政府を攻略すれば、恐らく、自由を求めて、家族全体が台湾を離れ、豪州のメルボルンに移住せざるを得なくなるだろう。