「地球の温暖化」の根本要因は、人口過剰による炭酸ガスの爆発的な放出にある。人類にとっては、言わば、「身から出た錆」(自業自得) である。その他の生物たちにとっては、全く「はた迷惑」に違いない。
さて、昆虫の世界、特に高度な分業社会を営む「蜜蜂や蟻」の世界では、生殖活動は女王バチ (蟻) とそれを取り巻く数匹の雄バチ(蟻) に限定され、その他大勢の蜂や蟻は、働きバチ (蟻) や戦争バチ(蟻) などとして、いわゆる「セックスレス」の一生を過ごす。従って、各々のコロニーのサイズ (蜂口や蟻口) は、一匹の女王の産卵能によって、巧みにコントロール (産児制限) されている。
生殖能と老化との間には、密接不可分の関係がある、と前述したが、実は、蜜蜂や蟻の世界は「例外」で、 全く逆の関係になっている。 つまり、生殖を営む女王バチ (蟻) は、その他の(働き) 蜂や蟻に比べて、寿命が格段に長い*。その主な理由は、女王バチだけが、「ロイヤルゼリー」(女王食) を食すことが許され、長生きできるようだ。 従って、プロポリスばかりではなく、ロイヤルゼリーにも、健康長寿を促進する成分 (LED, Lifespan Extending Drug) が豊富に含まれているに違いない! プロポリスとロイヤルゼリーの根本的は違いは、プロポリスはPAK遮断剤であり、明らかに生殖能を低下するが、ロイヤルゼリーは逆に、生殖能を高めているに違いない。
少なくとも、蜂や蟻の社会では、「去勢」という制度はないようである。なぜなら、年老いた女王バチが死ぬと、別の働き蜂の雌が一匹、新しい女王 (ミス=ユニバース) に選ばれ、生殖専業のためにロイヤルゼリーを食し始める。。。
*蜜蜂の寿命:
女王蜂は3~4年、働き蜂は暖かい時季は一ヶ月、寒い時季長くて3~4ヶ月と言われている。なお、 雄蜂は、"交尾直後" に死ぬ (自身の子孫を残す代償に、死を選ぶ「騎士」)。
号外: 「ロイヤル=ゼリー賞」の交付!
自然科学分野では、ノーベル賞の受賞が100歳近くに、高齢化している事態に鑑みて、「安倍」内閣は、自然科学の研究に40年以上従事し、いわゆる"定年"に達した (65歳以上の) 者全てに対して、健康長寿を保証する「ロイヤル=ゼリー」を無料で支給する「革新的な」法律を、ごく最近、制定する方針を打ち出した! ただし、生物学部門では、研究結果を (PUBMED にリストされた) 海外の雑誌に40報以上発表していない者は除外される (参考までに、1987年にノーベル医学/生理学賞を受賞した利根川進さんは、受賞までに少なくとも80報の研究論文を発表している!)。
厚生科学省は、PUBMED の記録に基いて、「ロイヤル=ゼリー受賞者」リストを日本国内外で、作成する作業を開始した。 この法律は、来年夏に予定されている参議院選挙で、革新票をも獲得 (買収)し、「圧勝」せんとする作戦の一環と思われる。 更に、巷の噂によれば、安倍さんは、「ロイヤル=ゼリー賞」の功績によって、ノーベル平和賞をも狙っている。 読者諸君は、こんな「デマ」を一体信じますか?
ロイヤル=ゼリーとは?
ロイヤルゼリーは花粉を食べた羽化後6~12日の若い働きバチが頭部にある下咽頭腺(かいんとうせん)から分泌(ぶんぴつ)したもの。ハチミツと異なり糖質は10%と少ない, 乳白色の粘性物質。これを食べる女王バチは、一昼夜に1500~2000個ものたまごを産む繁殖力をもち、寿命も働きバチが数か月なのにくらべて3~5年と長く、生命力が強いのが特徴。
ふつうはミツバチの群に女王バチは1匹しかいません。しかし1群につき100個ほど女王バチ用の王椀に幼虫を移すと、働きバチはすべてを女王バチにしようと一生懸命ロイヤルゼリーをためます。それでも1群で 3日間に約20gしかとれません。だから, ロイヤルゼリーは、 (プロポリスに比べてずっと) "貴重品"。
2018年10月9日火曜日
2018年10月8日月曜日
稀少遺伝子難病: ハッチンソン=ギルフォード早老 (HGP) 症に "PAK" も関与!
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/werner/progeria.html
ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア(早老) 症候群の原因は、遺伝子の異常。ヒトの 1番目常染色体にあるLMNA(ラミンA)遺伝子の変異 (C1824T) が原因であることが, 2003年に特定される。
ラミン A は、核膜たんぱく質の一つ。 このLMNA遺伝子の異常により、C末端の50個のアミノ酸が欠損した「プロジェリン」と呼ばれる異常たんぱく質が作られ、核膜の構造異常や、クロマチン構造の変化を引き起こす。結果的に、全身での老いを早めることになり、ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群 (HGP) に特有の症状を引き起こす。
新生児において約400万人に1人、幼児期を通じて約900万人に1人の頻度で発症。HGP 症例が極めて少ない (NF2症例の100 分の1 以下!) なので、老いを早める分子レベルのメカニズムや治療法などは、現在も余り解明されていない。
しかしながら、HGP の進行が糖尿病の治療薬「メトフォルミン」や HDAC阻害剤 (TSA) などによって軽減されるところから、これらの薬剤の標的の一つであるPAKが、HGPに関与している可能性が非常に高い。従って、プロポリスなどのPAK遮断剤でもHGP を治療しうる可能性がある。
本症患者の老化の進行は、健常者の10倍近く早い。 本症は重篤な心機能障害、脳血管障害、糖尿病などを招きやすく、平均寿命は約13年である。アシュリー・ヘギの17歳11ヶ月が最高齢。私の知人で、有名な養蜂家の娘さんが、敗戦後間もなく、HGP に類似した症候群で早死にしたと聞いているが、もし、プロポリスで治療していたら、もっと長生きしていたかもしれない。。。
「去勢」という選択肢
さて、HGP は遺伝子病であるが、子孫にその病気を遺伝するチャンスはゼロに等しい。 なぜなら、通常、生殖適齢期までに患者が死亡するからである。これは、「自然淘汰の恵み (情け)」といえるだろう。 そこで、HGP 患者の寿命を延ばしうる "選択肢"として、去勢 という方法が考えられる。 前述したが、生殖能と老化との間には、密接不可分の関係がある。生殖能が高まると寿命が短くなる。この関係は、せんちゅう、ショウジョウバエばかりではなく、魚、マウス、イヌネコ、人類まで「万物 (動物) に共通な法則」である。 人類でも (「優性保護法」が施行されていた時代には)、 去勢すれば、寿命が延びることは、"史実" だった。 従って、"HGP 患者自身 (あるいは両親) が望めば"、早期に放射線や手術で去勢することによって、ずっと長生きさせることが可能である。
世界の人口推移を鑑みて
国連の人口白書によれば、世界の人口は2011年末に既に、70億に達したそうである。1800年の人口が10億だったいわれているが、この2世紀余りのうちに、人口が「爆発的」に増加し、地球上は今や「人口過剰状態」になっている。 一方、地球の温暖化に伴い、不毛の砂漠の面積が増えていると同時に、海面の上昇により、人畜が住める陸地面積が急速に減りつつある。 従って、月や火星などに移転しない限り、我々人類は窒息状態に瀕している。
従って、人類が今後とも "狭い地球上"で 生き残るためには「少子化」は "必要不可欠"である。 願わくば、現在の人口の半分を去勢して、世界の人口を少しずつ減少させることが得策 (英知)であると、私は思う。 前述した通り、去勢すると、必然的に「健康長寿」という貴重な代償を得られる。。。 各人それぞれ、「セックス」(子孫) か 「健康長寿」かを選択すべき時期がやって来た!
ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア(早老) 症候群の原因は、遺伝子の異常。ヒトの 1番目常染色体にあるLMNA(ラミンA)遺伝子の変異 (C1824T) が原因であることが, 2003年に特定される。
ラミン A は、核膜たんぱく質の一つ。 このLMNA遺伝子の異常により、C末端の50個のアミノ酸が欠損した「プロジェリン」と呼ばれる異常たんぱく質が作られ、核膜の構造異常や、クロマチン構造の変化を引き起こす。結果的に、全身での老いを早めることになり、ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群 (HGP) に特有の症状を引き起こす。
新生児において約400万人に1人、幼児期を通じて約900万人に1人の頻度で発症。HGP 症例が極めて少ない (NF2症例の100 分の1 以下!) なので、老いを早める分子レベルのメカニズムや治療法などは、現在も余り解明されていない。
しかしながら、HGP の進行が糖尿病の治療薬「メトフォルミン」や HDAC阻害剤 (TSA) などによって軽減されるところから、これらの薬剤の標的の一つであるPAKが、HGPに関与している可能性が非常に高い。従って、プロポリスなどのPAK遮断剤でもHGP を治療しうる可能性がある。
本症患者の老化の進行は、健常者の10倍近く早い。 本症は重篤な心機能障害、脳血管障害、糖尿病などを招きやすく、平均寿命は約13年である。アシュリー・ヘギの17歳11ヶ月が最高齢。私の知人で、有名な養蜂家の娘さんが、敗戦後間もなく、HGP に類似した症候群で早死にしたと聞いているが、もし、プロポリスで治療していたら、もっと長生きしていたかもしれない。。。
「去勢」という選択肢
さて、HGP は遺伝子病であるが、子孫にその病気を遺伝するチャンスはゼロに等しい。 なぜなら、通常、生殖適齢期までに患者が死亡するからである。これは、「自然淘汰の恵み (情け)」といえるだろう。 そこで、HGP 患者の寿命を延ばしうる "選択肢"として、去勢 という方法が考えられる。 前述したが、生殖能と老化との間には、密接不可分の関係がある。生殖能が高まると寿命が短くなる。この関係は、せんちゅう、ショウジョウバエばかりではなく、魚、マウス、イヌネコ、人類まで「万物 (動物) に共通な法則」である。 人類でも (「優性保護法」が施行されていた時代には)、 去勢すれば、寿命が延びることは、"史実" だった。 従って、"HGP 患者自身 (あるいは両親) が望めば"、早期に放射線や手術で去勢することによって、ずっと長生きさせることが可能である。
世界の人口推移を鑑みて
国連の人口白書によれば、世界の人口は2011年末に既に、70億に達したそうである。1800年の人口が10億だったいわれているが、この2世紀余りのうちに、人口が「爆発的」に増加し、地球上は今や「人口過剰状態」になっている。 一方、地球の温暖化に伴い、不毛の砂漠の面積が増えていると同時に、海面の上昇により、人畜が住める陸地面積が急速に減りつつある。 従って、月や火星などに移転しない限り、我々人類は窒息状態に瀕している。
従って、人類が今後とも "狭い地球上"で 生き残るためには「少子化」は "必要不可欠"である。 願わくば、現在の人口の半分を去勢して、世界の人口を少しずつ減少させることが得策 (英知)であると、私は思う。 前述した通り、去勢すると、必然的に「健康長寿」という貴重な代償を得られる。。。 各人それぞれ、「セックス」(子孫) か 「健康長寿」かを選択すべき時期がやって来た!
2018年10月6日土曜日
マイケル=ローズ著「老化の進化論: 小さなメトセラが寿命観を変える」(熊井ひろ美訳、2012年出版)
上記の英文原本「The Long Tomorrow 」(オックスフォード大学出版) は、2005年に出版された。 (副作用のない抗癌剤の開発を長らく目指していた) 私が、「健康な寿命の延長」法について、丁度、興味を感じ始めた時分だった。
この本の冒頭にあるアンドリュー=ワイル (「医食同源」で有名な米国の医学者) による推薦の辞を、先ず紹介したい。ヒトの寿命延長の可能性は、科学界と医学界を分裂させるような問題を提起している。古典的な生物学者の多くは、我々の寿命は事実上およそ120歳あたりで固定されていると主張する。 死や老化をもたらす遺伝子は存在しない、なぜなら自然淘汰が影響を及ぼすことができるのは生物が生殖する時点までだからだ、と言う。だが、若い分子生物学者たちは、代謝をコントロールするマスター制御遺伝子を突き止めて操作することによって、酵母やせんちゅうの寿命を劇的に延ばしてきた。
私に言わせれば、ノーベル選考委員会に関与する生物学者の大多数は、前者の部類に属する。 その証拠に、120年近いノーベル賞史で、寿命や老化に関する研究者で、受賞の対象になった者は、皆無だったからである。 つまり、彼らは「寿命/老化」音痴なのである。
私はもはや若くはないが、明らかに後者に属する "分子生物学者" の一人である。 なぜなら、この英文原本が出版されて間もなく、せんちゅうを使って、発癌酵素 "PAK" が老化酵素でもあることを、見事に証明したからである。PAK遺伝子を欠損したせんちゅうは、野生株に比べて、6割ほど健康長寿になる。 更に、 PAK遮断剤であるプロポリスや15Kによって、せんちゅうの寿命を有意に延ばすことにも成功している。つまり、「健康長寿の薬」をも発見したのである。私はダーウイン同様、「進化論」者であるから、せんちゅうの寿命を延ばす物は、人類の寿命をも延ばし得ると確信している。
さて、この邦訳の副題である「メトセラ」とは、一体何者だろうか? 旧約聖書の創世記に登場する長寿者で、969歳まで生きたといわれる「伝説上」あるいは「架空の」人物である。著者 (ローズ博士) が、英国のサセックス大学の院生時代 (1979年頃) に自ら見つけた「小さなメトセラ」は、小さなショウジョウバエの突然変異株で、野生株より10% ほど長生きした。 この博士研究論文で、彼は「寿命の長さが遺伝する」ことを初めて実証した。
更に、「寿命が延びると若齢期の生殖にコストが生じる (少子化する」という注目すべき現象も見つけた。 この現象は、「若齢期の生殖を増やす遺伝子は寿命を短くする働きをする」ことを意味する。 実際、せんちゅうやマウスでも、若齢期の生殖を増やすいわゆる「発癌遺伝子」は寿命を短くする「老化遺伝子」でもあることが、PAKやTOR などを含めて一連の (キナーゼ) 遺伝子に関して証明されている。
言い換えれば、若齢期の生殖能を低下させる薬剤の中から、健康長寿を促進しうる一連の LED (Lifespan Extending Drug) 、 例えば プロポリスなどのPAK遮断剤を, せんちゅうなどを実験動物として、短時間かつ組織的にスクリーニングすることが可能になった!
従って、著者ローズ博士 (1955年生まれ) を始め、トム=ジョンソンやシンシア=ケニオン女史など、2、3 名の「寿命を支配する遺伝子」の草分け研究に従事してきた分子生物学者は、近い将来の "ノーベル医学賞" に値いすると、私は確信している。
この本の冒頭にあるアンドリュー=ワイル (「医食同源」で有名な米国の医学者) による推薦の辞を、先ず紹介したい。ヒトの寿命延長の可能性は、科学界と医学界を分裂させるような問題を提起している。古典的な生物学者の多くは、我々の寿命は事実上およそ120歳あたりで固定されていると主張する。 死や老化をもたらす遺伝子は存在しない、なぜなら自然淘汰が影響を及ぼすことができるのは生物が生殖する時点までだからだ、と言う。だが、若い分子生物学者たちは、代謝をコントロールするマスター制御遺伝子を突き止めて操作することによって、酵母やせんちゅうの寿命を劇的に延ばしてきた。
私に言わせれば、ノーベル選考委員会に関与する生物学者の大多数は、前者の部類に属する。 その証拠に、120年近いノーベル賞史で、寿命や老化に関する研究者で、受賞の対象になった者は、皆無だったからである。 つまり、彼らは「寿命/老化」音痴なのである。
私はもはや若くはないが、明らかに後者に属する "分子生物学者" の一人である。 なぜなら、この英文原本が出版されて間もなく、せんちゅうを使って、発癌酵素 "PAK" が老化酵素でもあることを、見事に証明したからである。PAK遺伝子を欠損したせんちゅうは、野生株に比べて、6割ほど健康長寿になる。 更に、 PAK遮断剤であるプロポリスや15Kによって、せんちゅうの寿命を有意に延ばすことにも成功している。つまり、「健康長寿の薬」をも発見したのである。私はダーウイン同様、「進化論」者であるから、せんちゅうの寿命を延ばす物は、人類の寿命をも延ばし得ると確信している。
さて、この邦訳の副題である「メトセラ」とは、一体何者だろうか? 旧約聖書の創世記に登場する長寿者で、969歳まで生きたといわれる「伝説上」あるいは「架空の」人物である。著者 (ローズ博士) が、英国のサセックス大学の院生時代 (1979年頃) に自ら見つけた「小さなメトセラ」は、小さなショウジョウバエの突然変異株で、野生株より10% ほど長生きした。 この博士研究論文で、彼は「寿命の長さが遺伝する」ことを初めて実証した。
更に、「寿命が延びると若齢期の生殖にコストが生じる (少子化する」という注目すべき現象も見つけた。 この現象は、「若齢期の生殖を増やす遺伝子は寿命を短くする働きをする」ことを意味する。 実際、せんちゅうやマウスでも、若齢期の生殖を増やすいわゆる「発癌遺伝子」は寿命を短くする「老化遺伝子」でもあることが、PAKやTOR などを含めて一連の (キナーゼ) 遺伝子に関して証明されている。
言い換えれば、若齢期の生殖能を低下させる薬剤の中から、健康長寿を促進しうる一連の LED (Lifespan Extending Drug) 、 例えば プロポリスなどのPAK遮断剤を, せんちゅうなどを実験動物として、短時間かつ組織的にスクリーニングすることが可能になった!
従って、著者ローズ博士 (1955年生まれ) を始め、トム=ジョンソンやシンシア=ケニオン女史など、2、3 名の「寿命を支配する遺伝子」の草分け研究に従事してきた分子生物学者は、近い将来の "ノーベル医学賞" に値いすると、私は確信している。
ひどく "高齢化" したノーベル科学賞の授与
米国の老物理学者、アーサー=アシュキン博士が今年、「96歳」でノーベル物理学賞を受け取るというニュースが流れる前まで、我々「自然科学」の分野では、ノーベル受賞の「最年長」記録は、87歳だった。 3名の学者がこの記録を保持していた。最初は1966年で、癌ウイルス (ラウス肉腫) を発見した米国のペイトン=ラウス (1879-1970、ロックフェラー研究所) だった。 2番手は1973年で、「蜜蜂のダンス」を研究したオーストリア出身のカール=フォン=フリッシュ (1886-1982、ミュンヘン大学) だった。3人目は2008年で、量子物理学者、東大出身の南部 陽一郎 博士(1921-2015、 シカゴ大学) だった。 その内で最も長生きしたのは、養蜂家カール=フォン=フリッシュ (95歳) だった。 その最長記録を見事に破ったアシュキン教授は、「遅過ぎる」受賞を (正直な話) 一体どう受け止めたのだろうか。 博士の「レーダー光線による光ピンセット」の考案は、なんと1980年頃 (40年ほど昔!) に遡る! ストックホルムのノーベル選考委員会の目は一体「節穴」なのだろうかと疑いたくなる。 彼らは、進化を遂げた「ホモ=フランケンシュタール」にしか、ノーベル受賞資格がないと思っているのだろうか? 地球の温暖化に伴って、選考委員会の頭脳がなまり (退化し)、 短命な「ホモ=サピエンス」の業績を評価できなくなったのだろうか? どちらにしても、百歳近く生きていないと、評価されなくなったという現実は、(受賞資格を潜在的に持つ者全てにとって) 実に嘆げかわしい!
授与式が行なわれるのは、北欧ストックホルムで、雪積もる真冬の12月10日 (アルフレッド=ノーベルの誕生日) である。高齢になって、そんな寒い所にわざわざ出かけたいとは思わない (私自身は10年以上昔、ノーベル選考委員会のあるカロリンスカ医学研究所で講演のため、10月頃に一度訪問したことがあるが、吹きすさぶ風がひどく寒かったのを良く記憶している) 。表向きの理由はともかく、南部さんはストックホルムには、とうとう出かけなかった。代わりに、地元のシカゴにあるスウエーデン領事館で、授与が行なわれた。 さて、96歳のアシュキン博士は一体どうするだろうか?
授与式が行なわれるのは、北欧ストックホルムで、雪積もる真冬の12月10日 (アルフレッド=ノーベルの誕生日) である。高齢になって、そんな寒い所にわざわざ出かけたいとは思わない (私自身は10年以上昔、ノーベル選考委員会のあるカロリンスカ医学研究所で講演のため、10月頃に一度訪問したことがあるが、吹きすさぶ風がひどく寒かったのを良く記憶している) 。表向きの理由はともかく、南部さんはストックホルムには、とうとう出かけなかった。代わりに、地元のシカゴにあるスウエーデン領事館で、授与が行なわれた。 さて、96歳のアシュキン博士は一体どうするだろうか?
2018年10月5日金曜日
SF : 「進化」という名の列車
南独の首都ミュンヘンから出版されている "Suddeutsche Zeitung" という地方紙に最近、大変興味深い記事が載っていた。 ミュンヘンから南へ、列車で (オーストリアやスイスとの) 国境周辺のアルプスの山々に向かって30分程旅をしたところに、「フランケンシュタール」と呼ばれる小さな農村が存在するそうである。そこで最近、「奇妙な現象が発生しつつあることに気づいた」とある医学者が述べている。 カール=モーツァルト博士による個人的な調査によれば、この村には最近、癌で死んだ者が殆んどゼロである。 しかも、平均寿命がなんと95歳を越えていた。 認知症にかかっている老人も殆んどいなかった。 老人は皆豊かな白髪をたくわえ、頭が禿げた老人など皆無に近かった。これら一連の現象は、(プロポリスを扱う) 養蜂業者の間にしばしばみられるが、不思議なことに、この村には養蜂家が殆んどいなかった。
そこで、謎解きのために、(ネアンデルタール人類のゲノム研究で一躍有名になった) 東独の旧都ライプツィヒにあるマックス=プランク遺伝学研究所に依頼して、詳しいゲノム調査をやってもらった。 その結果、この村の住民の大半に、意外にも2種類の異なる突然変異 (遺伝子異常) が発見された。一つは、 「PAK」と呼ばれる発癌/老化遺伝子が欠損あるいは機能不全であることだった。もう一つは、抗癌遺伝子「NF2」が余分に存在することだった。NF2 蛋白 (メルリン) は、豪州永住のある学者の研究によれば、「PAK阻害蛋白」であることがわかっている。逆に、NF2遺伝子が欠損あるいは機能不全になると、脳内に良性腫瘍が発生し、難聴や失明などをもたらす場合が多いことが知られていた。従って、どちらの遺伝子の異常でも、この村人たちのPAK活性が著しく低下しているに違いない。 「長寿な新しい人類誕生!」という見出しで、この事実が瞬く間に世界中に報道された。 こうして、この長寿へ進化した人類は「ホモ=フランケンシュタール」と呼ばれ始めた。
ホモ=フランケンシュタールは、地球温暖化時代に力強く生き抜く「夏バテしない」新人類として、プロポリスなどのPAK遮断剤を常用する「賢いホモ=サピエンス」と同様、たとえ平均気温が10度ほど上がっても、今後しばらくは、地球上に繁栄しうるだろう。他方、プロポリスの常用を拒む「愚かなホモ=サピエンス」 は、地球上の激しい温暖化に耐えられず、間もなく死に絶えてゆくに違いない。。。
ひょっとすると、我々の身近に住む健康長寿を楽しむ白髪の老人たちも、ホモ=サピエンスではなく、実は「ホモ=フランケンシュタール」に属するのかもしれない。。。
例えば、レーザー光線で「光ピンセット」なるものを開発した功績により、今年 "96歳"でノーベル物理学賞をもらうことになった米国の白髪老人アーサー=アッシュキン博士 (元ベル研究所) は、正に「ホモ=フランケンシュタール」の典型に違いない。
人類および他の多くの哺乳類にも、(迫りつつ温暖化などの環境変化に備えて) 進化が音もなく進行しつつあるようである。 願わくば我々も、「進化という名の列車」に乗り遅れぬようにしたいものである。
そこで、謎解きのために、(ネアンデルタール人類のゲノム研究で一躍有名になった) 東独の旧都ライプツィヒにあるマックス=プランク遺伝学研究所に依頼して、詳しいゲノム調査をやってもらった。 その結果、この村の住民の大半に、意外にも2種類の異なる突然変異 (遺伝子異常) が発見された。一つは、 「PAK」と呼ばれる発癌/老化遺伝子が欠損あるいは機能不全であることだった。もう一つは、抗癌遺伝子「NF2」が余分に存在することだった。NF2 蛋白 (メルリン) は、豪州永住のある学者の研究によれば、「PAK阻害蛋白」であることがわかっている。逆に、NF2遺伝子が欠損あるいは機能不全になると、脳内に良性腫瘍が発生し、難聴や失明などをもたらす場合が多いことが知られていた。従って、どちらの遺伝子の異常でも、この村人たちのPAK活性が著しく低下しているに違いない。 「長寿な新しい人類誕生!」という見出しで、この事実が瞬く間に世界中に報道された。 こうして、この長寿へ進化した人類は「ホモ=フランケンシュタール」と呼ばれ始めた。
ホモ=フランケンシュタールは、地球温暖化時代に力強く生き抜く「夏バテしない」新人類として、プロポリスなどのPAK遮断剤を常用する「賢いホモ=サピエンス」と同様、たとえ平均気温が10度ほど上がっても、今後しばらくは、地球上に繁栄しうるだろう。他方、プロポリスの常用を拒む「愚かなホモ=サピエンス」 は、地球上の激しい温暖化に耐えられず、間もなく死に絶えてゆくに違いない。。。
ひょっとすると、我々の身近に住む健康長寿を楽しむ白髪の老人たちも、ホモ=サピエンスではなく、実は「ホモ=フランケンシュタール」に属するのかもしれない。。。
例えば、レーザー光線で「光ピンセット」なるものを開発した功績により、今年 "96歳"でノーベル物理学賞をもらうことになった米国の白髪老人アーサー=アッシュキン博士 (元ベル研究所) は、正に「ホモ=フランケンシュタール」の典型に違いない。
人類および他の多くの哺乳類にも、(迫りつつ温暖化などの環境変化に備えて) 進化が音もなく進行しつつあるようである。 願わくば我々も、「進化という名の列車」に乗り遅れぬようにしたいものである。
2018年10月4日木曜日
2018年ノーベル化学賞: 蛋白質の機能を改良/進化させる遺伝子工学を開発したフランシス=アーノルド女史 (Caltech) ら3名へ
有名な「ダーウインの進化論」によれば、我々人類 (ホモ=サピエンス) を含めて凡ゆる生物は、長い歴史を経て、絶え間なく突然変異を繰り返し、与えられた環境下で「生存により有利な変異」を獲得した者だけが自然淘汰を経て、生き残ってきた。 恐竜やマンモス、ネアンデルタール人 (類) やタスマニア=タイガーは、不幸にして、(氷河期など) 過酷な環境下に耐えられず、絶滅した。
さて、凡ゆる生物の機能を担っているのは、遺伝子によって生産される種々の (酵素を含めた) 蛋白質である。従って、ある特定の遺伝子に、人工的に変異を与えれば、その産物である蛋白質の機能を (自由自在に) 改良/進化させることができるはずである。そういう考えに基づいて、米国のカルフォニア工科大学 (CalTech) の教授フランシス=アーノルド女史 は、25年ほど昔、酵素の「指向性改良/進化法」(遺伝子工学) を初めて開発し始めた。
https://www.chem-station.com/chemglossary/2017/11/directed-evolution.html
https://www.asahi.com/articles/ASLB3678QLB3ULBJ01P.html?iref=comtop_list_api_n01
さて、凡ゆる生物の機能を担っているのは、遺伝子によって生産される種々の (酵素を含めた) 蛋白質である。従って、ある特定の遺伝子に、人工的に変異を与えれば、その産物である蛋白質の機能を (自由自在に) 改良/進化させることができるはずである。そういう考えに基づいて、米国のカルフォニア工科大学 (CalTech) の教授フランシス=アーノルド女史 は、25年ほど昔、酵素の「指向性改良/進化法」(遺伝子工学) を初めて開発し始めた。
https://www.chem-station.com/chemglossary/2017/11/directed-evolution.html
https://www.asahi.com/articles/ASLB3678QLB3ULBJ01P.html?iref=comtop_list_api_n01
この方法を使用すれば、例えば、アルコール発酵 (いわゆる「酒作り」) に必須な一連の酵素を人工的に「熱耐性」に進化することによって、発酵作業を高温で効率良く進めることができるようになる。確かに、「Bio Tech」産業に寄与するところ多しである (かの有名な「PCR法」では、温泉由来の耐熱DNA polymerase が大活躍した!)。 しかしながら、地球温暖化に耐える人類 (一種の「フランケンシュタイン」) をこの方法 (指向性改良工学) で創造することは、技術的にも法的にも、不可能である。人類体内にある数万種類の酵素や蛋白を全部、「熱耐性の変異体に変換」することは不可能だからだ。
だが、遺伝子工学を利用せずに、人畜を熱耐性 (「夏バテ」しないよう) にすることは、決して難しいことではない。さて、せんちゅうの適温は16度前後であるが、35度で処理すると、平均寿命が14日からたった1日 (24時間) に縮まる。ところが、PAK遮断剤であるプロポリスや15K でせんちゅうを前処理すると、35度でも7日以上生き延びることができる。何故かというと、高温では、熱ショック蛋白が誘導され、せんちゅう体内の種々の蛋白が熱変性から保護されるからである。ところが、PAK遮断剤のない状態では、熱ショック蛋白の誘導が抑えられ、生存に必須な種々の蛋白が変性を受け、速やかに死亡に至る。
PAK遮断剤は、"夏バテ"予防ばかりではなく、癌や老化現象の予防、種々の感染予防や免疫機能の活性化など、「人畜の生き残り」に欠かせない役割を果たしている。 従って、「我田引水」ながら (少なくとも医療分野に関する限り) 、(20年ほど昔、医療のための"遺伝子工学"から足を洗った) 私自身は、むしろ「PAK遮断法」に軍配を上げたい。
だが、遺伝子工学を利用せずに、人畜を熱耐性 (「夏バテ」しないよう) にすることは、決して難しいことではない。さて、せんちゅうの適温は16度前後であるが、35度で処理すると、平均寿命が14日からたった1日 (24時間) に縮まる。ところが、PAK遮断剤であるプロポリスや15K でせんちゅうを前処理すると、35度でも7日以上生き延びることができる。何故かというと、高温では、熱ショック蛋白が誘導され、せんちゅう体内の種々の蛋白が熱変性から保護されるからである。ところが、PAK遮断剤のない状態では、熱ショック蛋白の誘導が抑えられ、生存に必須な種々の蛋白が変性を受け、速やかに死亡に至る。
PAK遮断剤は、"夏バテ"予防ばかりではなく、癌や老化現象の予防、種々の感染予防や免疫機能の活性化など、「人畜の生き残り」に欠かせない役割を果たしている。 従って、「我田引水」ながら (少なくとも医療分野に関する限り) 、(20年ほど昔、医療のための"遺伝子工学"から足を洗った) 私自身は、むしろ「PAK遮断法」に軍配を上げたい。
2018年10月2日火曜日
本庶 佑 教授らによる「免疫チェックポイント療法」へノーベル (医学) 賞!
京大医学部の本庶 佑 (たすく) 教授が、癌の免疫療法で、念願のノーベル賞 (医学) を今年受賞することになった。私の理解が正しければ、実は、「免疫療法の元祖」は、かの有名な「バーネット」(豪州メルボルン出身の1960年ノーベル受賞者) に遡る。
免疫学者バーネットの有名な「クローン選択説」に従えば、我々(哺乳類) の発生の過程で、抗体を産生する免疫細胞の内、(細菌など) 外来の異物に対する抗体を産生するクローンは残るが、自己の組織に対する抗体を産生するクローンは選択的に除去される仕組みが通常、我々の体内に発達する。 しかしながら、後者が除去されないと、「自己免疫病」などが発生しやすくなるが、逆に「癌」などの発生率が低下する傾向がみられる。
さて、この後者のクローンを除去する仕組みに関与する(抗体) 蛋白の一種「PD-1」(programmed cell death 1) が、1992年頃に本庶さんらによって発見され、更にそれに対する抗体を開発して、小野薬品など2、3 の製薬会社によって、メラノーマなどの悪性腫瘍を治療しようという試みが実際に成功裡に進められている。残念ながら、この免疫療法には、(必然的に) 副作用が伴う。 癌は治療しうるが、逆に自己免疫病などが発生しやすくなる。
我々の恩師 (水野伝一教授) も生前、「丸山ワクチン」などを利用した癌の免疫療法に長らく取り組んでいたが、結局 (期待したほど) 成果が得られなかったようである。そこで、私自身は (45年前の渡米直前に) 「免疫療法」から潔く足を洗い、 全く独自の癌治療薬の開発に着手した。 標的をいわゆる病原酵素「PAK 」に絞った。 この酵素 (キナーゼ) は、発癌などに関与するばかりでなく、老化現象にも関与し、正常な細胞の増殖に全く必要ないので、"PAK 遮断剤" は、副作用なしに、癌を含め固形腫瘍の増殖や転移を抑えるばかりではなく、(認知症などを軽減しつつ) 健康長寿を積極的に促進する働きもある。*
こうして誕生した我々のユニークなPAK 遮断剤「15K 」などに関する米国特許が、幸い (日本特許に次いで) つい最近承認された。 従って、「15K 」に関する臨床テストの開始に向けて、本格的に (海外の) 大手製薬会社との交渉に乗り出しつつある。。。
* 蛇足になるかもしれないが、(プロポリスなどを含めて) PAK 遮断剤には、(従来の抗癌剤と違って) 「免疫機能を (逆に) 高める」作用もあることが最近わかった。従って、PAK 遮断剤は「癌の免疫療法剤」という側面も兼ね備えている。
更に、未発表データだが、(我が昔の同僚) 賀 紅女史 (メルボルン大学病院) によれば、癌細胞のPAK活性を選択的に抑制すると、PD-L1 (PD-1 のリガンド) の発現レベルが低下することを、ごく最近実証したそうである。
免疫学者バーネットの有名な「クローン選択説」に従えば、我々(哺乳類) の発生の過程で、抗体を産生する免疫細胞の内、(細菌など) 外来の異物に対する抗体を産生するクローンは残るが、自己の組織に対する抗体を産生するクローンは選択的に除去される仕組みが通常、我々の体内に発達する。 しかしながら、後者が除去されないと、「自己免疫病」などが発生しやすくなるが、逆に「癌」などの発生率が低下する傾向がみられる。
さて、この後者のクローンを除去する仕組みに関与する(抗体) 蛋白の一種「PD-1」(programmed cell death 1) が、1992年頃に本庶さんらによって発見され、更にそれに対する抗体を開発して、小野薬品など2、3 の製薬会社によって、メラノーマなどの悪性腫瘍を治療しようという試みが実際に成功裡に進められている。残念ながら、この免疫療法には、(必然的に) 副作用が伴う。 癌は治療しうるが、逆に自己免疫病などが発生しやすくなる。
我々の恩師 (水野伝一教授) も生前、「丸山ワクチン」などを利用した癌の免疫療法に長らく取り組んでいたが、結局 (期待したほど) 成果が得られなかったようである。そこで、私自身は (45年前の渡米直前に) 「免疫療法」から潔く足を洗い、 全く独自の癌治療薬の開発に着手した。 標的をいわゆる病原酵素「PAK 」に絞った。 この酵素 (キナーゼ) は、発癌などに関与するばかりでなく、老化現象にも関与し、正常な細胞の増殖に全く必要ないので、"PAK 遮断剤" は、副作用なしに、癌を含め固形腫瘍の増殖や転移を抑えるばかりではなく、(認知症などを軽減しつつ) 健康長寿を積極的に促進する働きもある。*
こうして誕生した我々のユニークなPAK 遮断剤「15K 」などに関する米国特許が、幸い (日本特許に次いで) つい最近承認された。 従って、「15K 」に関する臨床テストの開始に向けて、本格的に (海外の) 大手製薬会社との交渉に乗り出しつつある。。。
* 蛇足になるかもしれないが、(プロポリスなどを含めて) PAK 遮断剤には、(従来の抗癌剤と違って) 「免疫機能を (逆に) 高める」作用もあることが最近わかった。従って、PAK 遮断剤は「癌の免疫療法剤」という側面も兼ね備えている。
更に、未発表データだが、(我が昔の同僚) 賀 紅女史 (メルボルン大学病院) によれば、癌細胞のPAK活性を選択的に抑制すると、PD-L1 (PD-1 のリガンド) の発現レベルが低下することを、ごく最近実証したそうである。
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