言い換えれば、少なくともこのマンゴーには、PAK遮断作用があると思われる。。。実際、2、3年前に発表されたベトナムからの論文によると、マンゴーエキスには、スイゾウ癌の増殖を抑える作用があるトリテルペン類が存在してことが分かっている (2)。 従って、近い将来、癌や認知症の「マンゴー療法」というアプローチも考えられる。
もう一つ特記すべきは、これらのマンゴー由来のトリテルペン類には、ウルソール酸 (UA) のごとくCOOH 基をもったトリテルペン類が多く、そのままでは細胞透過性が悪い。そこで、 例えば、イソアンボール酸 (IAA) の IC50 (抗癌作用) は、5 micro M だが、それを 例のCC (Click Chemistry) でエステル化すれば、細胞透過性が200倍ほど上昇して、IC50 が25 nM 以下になる可能性もある。。。頭はアルツ (認知症) になる前に使おう!
参考文献:
1.Pujirahayu N1,2,
Suzuki T3,
Katayama T4.
Cycloartane-Type Triterpenes and Botanical Origin of
Propolis of Stingless Indonesian Bee Tetragonula sapiens. Plants (Basel). 2019 Mar 8;8(3). pii: E57.
Chemical Constituents of Mangifera indica and
Their Anti-austerity Activity against the PANC-1 Human Pancreatic Cancer Cell
Line. J Nat Prod. 2016;79(8):2053-9.
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