2019年10月20日日曜日

2019年10月12日: マラソンで「2 時間の壁」を遂に破る!

マイル (1。6 km) レースで 英国のオックフォード大学医学部学生であるロジャー=バニスターが、遂に「4分の壁」を破ったのは、1954年5月6日だった。英国遠征隊のエドモント=ヒラリー (NZ 出身) とテンジン=ノーゲイ (ネパール出身) が最高峰エベレスト征服 (初登頂) に成功してから、ちょうど一年後の快挙だった。
 

ごく最近、マラソンで2時間1分39秒の世界記録を持つエリウド・キプチョゲ(ケニア、"リオ五輪" 金メダリスト)が非公認の記録ながら、人類で初めて「2 時間の壁」を見事に突破した。

 丁度、我々がニューヨークで「国際PAKシンポジウム」を開催していた同じ12日に、ウィーンでの「2時間切りにチャレンジする」レースで、1時間59分40秒でゴールインした。この歴史的なマラソンレースも、涼しい 10月 が「マラソンに最適である」ことを改めて、実証した。もし、2020年 "東京五輪" を10月に延期したら、キプチョゲがマラソンレースで連覇するばかりではなく、「2時間の壁」を公式に破ることができるかもしれない。。。

42キロすぎ。キプチョゲは記録を確信すると、歴史の証人となる沿道の観客を盛り上げるように、何度も腕を突き上げた。大きな喝采を浴びながら、フィニッシュラインを駆け抜けた。タイムは驚異の1時間59分40秒。非公認とはいえ、人類で初めて、42・195キロを2時間切りしたことには変わりない。限界と言われていた壁を超えてみせた。フィニッシュしても、余力はたっぷり。輪になった仲間から担ぎ上げられ、笑顔で歓喜に浸った。その後、ケニアの国旗を掲げ、集まった観客の前を走り回った。

レースはペースメーカーが1キロあたり2分50秒のタイムで走れるように、先導車は道にライトで目印を作り、変動のない理想的なペースメークをアシスト。風よけにもなるペースメーカーは前5人、後ろ2人が入れ替わる形で、42・195キロを通じ、好条件を作り出した。

キプチョゲは10キロを28分20秒、20キロを56分47秒、30キロを1時間25分11秒、40キロを1時間53分36秒で通過した。

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