2019年3月12日火曜日

富土フィルム: 写真や抗癌剤 から「PAK遮断剤」へ

米国のコダックやドイツのアグファーに対抗して、「富土フィルム」が写真フィルムを日本で製造し始めたのは、戦前の1934年、今から85年前である。カラー写真では、コダックが「赤」系統の発色に優れていたのに対して、富土は「青」系統の発色に優れているという評判だった。 富土フィルムは精密化学に強く、1980年代から1990年代にかけて、ボストンの癌研究所や我々の抗癌チームなどと共同で、ローダミン色素の水溶性誘導体である「MKT-077」をスイゾウ癌の治療薬として、開発研究を続けていた時期がある。 この色素は細胞内のアクチンや抗癌 (熱ショック) 蛋白であるHSP70 などに結合し、癌の増殖を特異的に抑制する作用がある。しかしながら、臨床テスト半ばで、市販から遠ざかった。 数年前、アフリカ大陸でエボーラ=ウイルスの感染が猛威を奮った頃、その治療薬として、富士フイルム傘下の「富山化学工業」が開発した錠剤「アビガン」(元来は、流感の薬) をいち早く「無償供与」して、メディアの話題になった。

最近は、化粧品や健康食品にまで進出している。 その一例が、赤い色の海洋生物、例えば北極エビ、微小のプランクトン(紅藻)、筋子、紅鮭などに含まれている真っ赤な色素 (アスタキサンチン) もカロチノイド類に属する。面白いことには、数年前に大東文化大学の梁瀬澄乃博士は、このアスタキサンチン(AX)が線虫の寿命を延ばすことを発見した。そのメカニズムは (PAK遮断剤と同様) 転写タンパク質「FOXO」を介していることも明らかになった。 従って、食品の着色に使用されているこの海洋カロチノイドもクロセティンと同様、PAK遮断色素である可能性が非常に高い。 富土フィルムでは、AXを含む化粧品を美白 (日焼け止め) ローションとして市販している。前述したが、メラニン合成にはPAK必須であり、それを遮断するAXは、美白にも、「アルツ」の予防にも、健康長寿にも役立つわけである。なお、大塚製薬などからは、AXの錠剤が「機能性食品」として、Amazon.co.jp などから通販されている。

頭は「アルツ」(認知症) になる前に使おう!   この言葉は、我が父が生前に良く口走った「口癖」の一つである。米国のコダックは、デジタルカメラの登場によって、「倒産」寸前に追い込れたが、富土フィルムは、(アルツになる前に) 頭を切り換えて、飛躍発展した。石頭では、世界の激しい競争に生き残れない。頭を柔軟に活用しよう! 


2019年3月11日月曜日

決定的瞬間: カルティエ=ブレッソン

決定的瞬間 (Decisive Moment ) とは、20世紀を代表するフランスの写真家「カルティエ=ブレッソン」の好んだ言葉 (瞬間)である。 愛用のカメラ (ライカ製) をぶら下げ、街中をブラブラ歩きながら、決定的瞬間を捕らえては、素早くスナップ=ショット (写真) を撮るのが得意だった。我が父もアマチュア写真家の端くれで、愛用のライカ=カメラをぶら下げて、ブレッソン風のスナップ=ショットを撮るのが好きだった。当時は、白黒写真が中心で、父は自宅の暗室 (実は、夜中の風呂場) でネガの現像やプリントの焼き付けをするほど、写真に凝っていた。 更に、新しい現像液の処方を開発して、カメラ雑誌に発表する写真研究家でもあった。さて、ブレッソンの写真集「決定的瞬間」(英語版) が出版されたのは、1952年のことである。 日本でも木村伊兵衛など、白黒写真の大家たちが、この決定的瞬間の愛読者になった。

私自身は画家になるのが元々の志望だったが、(化学療法の父) パウル=エーリッヒの伝記を読んで以来、薬学志望になってしまった。 しかしながら、趣味で、キャノンのカメラを抱えて、時々街中や山野へ「決定的瞬間」を捕らえに出かけることもある。私自身は (絵描き志望だったせいもあった) カラー写真専門で、白黒写真を撮った記憶はない。  決定的瞬間を捕らえるには、遠慮していては駄目である。ずうずうしく見知らぬ相手にカメラを向ける勇気と決断力が必要である。 お蔭で、元々内気な私も、一旦カメラを構えると、かなりずうずうしくなった。

尻尾の退化と人類の進化発生



 人類、ゴリラ、チンパンジーなどの類人猿とコアラ以外の哺乳類には尻尾がある。しかしながら、人類の胎児にも発生のごく初期 (7週目まで) には、背骨の延長上にまだ尻尾がある  (発生は、進化の過程をたどる)! 人類やゴリラの「お尻の尾てい骨」は尻尾の名残り。

なぜ人間には尻尾がないのか?  ヒトが尾を失った理由は?

尻尾の役割は動物によって様々
"尾は移動(魚類など)、バランス(ネコなど)、把握(サルなど)、社会的シグナル(イヌなど)に使われる"

"一般的には、犬はうれしいとき、喜びを示す表現として尻尾を振ると考えられている。だが実際には、うれしいとき以外にも、興奮していたり、怒っていたりと、様々な感情を尻尾を通して伝えている"

"カンガルーの尾は人の脚1本分以上の働きをしている"。尻尾で地面を強く蹴り、三段跳のごとく、ホップ-ステップ-ジャンプと猛スピードで疾走することができる。 カンガルーの尾は「第五の脚」と呼ばれるほど重要。

"尾の先端が巻き付けられるようになっており、これで枝を掴めるものもある". クモザルやオナガザルなど、長い尾を巧みに利用して樹上生活に適応した動物も。

"猿は進化の過程で身体が (ゴリラのように) 大きくなり、尻尾で木につかまるには不十分になったため、手を使ってつかまるようになり、尻尾は退化した"

尻尾の長いリスザルは、尾でバランスをとって細いロープの上を渡ることができるが、ほとんど尻尾のないスローロリスはそれができない。

"人間は二足歩行をし、平地に住んでいる。木々を渡り歩く必要もなく、4足で高速で走ることもない"

"胴部より後ろの脊椎を抱える尾部は少なくとも生命に関わるような重要性を失った。むしろ、長く重い尾は全身の運動性に対する負担となる"

"人間は進化の課程で脳が発達し、尻尾がなくても、体のバランスを保てるようになったから尻尾は退化した"

"費用対効果、有限のエネルギーを有効利用するという観点からすると「退化」というのは、立派な「進化」であり、「下方進化」と呼ばれることさえある"

しかしながら、悪質な政治家と (それに尻尾を振る) 役人は例外で、尻尾がなお重要な役割を果たし、尻尾を捕まれると、トカゲのごとく、それを切って難を逃れる。。。従って、トランプや安倍さんなどの悪質政治家は、人類の進化過程では、未だ下等な部類に属すると考えられる。これらの下等な政治家を「国の長」に選んだ有権者も、ゴリラ以下の頭脳しかない


2019年3月9日土曜日

尾錠法: 実験ネズミの血圧を測定する方法

プロポリスやマヌカハニーなどのPAK遮断剤には、血圧を低下させる作用がある。その血圧降下作用を、実験ネズミ (マウスやラット) で確認する場合、動物のどこの血管の血圧を測定するだろうか?  人間の場合は通常、腕の血圧を測定するが、ネズミでは、意外な部分で測定する。 ヒントはネズミの体中で、最も太い血管が通っている部分で通常、測定する。人の場合、静脈注射は腕にする。ネズミの場合は尻尾に静脈注射をするのが、獣医の常道手段である。 案の定、ネズミの血圧は尻尾で測定する。 ただし、動物が逃げ出さないように小さなオリの中に入れ、尻尾だけを血圧計に固定してから測定する。この方法を通常 CODA 「 Tail-Cuff (尾錠) 」法と呼ぶ。(ネズミは犯罪者ではないので) 手錠 (Hand-Cuff) の代わりに、尾錠を使用する! 

一体、何故こんなことを書くかというと、我々の "15K" の臨床テストを始める前に、 その血圧降下作用を予め、(専門家によって) マウスで確認しておきたいのである。臨床試験でテストする投与量は、マウス実験の結果を参考にして、適量を選定するが、マウスと人では薬剤に対する感受性が違う場合があるので、少量から少しずつ投与量を上げていく (エスカレートする) 。 そして、顕著な毒性 (副作用) が出始める直前にストップする!  その毒性の決め手となるのが、PAK遮断剤の場合は、血圧降下作用である。高血圧の患者の場合はともかく、(私自身のごとく) 低血圧の被検者の場合は、貧血症状 (立ち眩みなど) が出る前に、投与量のエスカレーション(増量) をストップする必要がある。

逆にいえば、(例外はあるだろうが) 一般に癌患者やPAK依存性の難病患者には、血圧が高目傾向の人びとが多いから、15K の血圧降下作用は "益にはなっても害にはならない" だろう。  因みに、血圧降下は (何カ月もかかる) 抗癌作用と違って、"速効" なので、臨床テスト (フェーズ I) で適量を選定するのに、最適な "決め手"となるに違いない。 言い換えれば、「抗癌剤」としての治験は通常数年かかるが、「血圧降下剤」としての治験なら、ずっと短期で (市販に向けて) 決着が着くはずである。。。新薬「15K」の開発者が高齢の場合、水平思考を発揮して「市販への最短路を走る」ことが必要不可欠となる! 太宰  治流に言えば 「走れメロス!」

さて、人類の血圧は人各々だが、平均120 -80  mmHg といわれている。ネズミやカンガルーの血圧もその近辺。ところが、首の長いキリンの血圧は、その倍以上 (260-160 mmHg) 。心臓から頭までの距離が "最長" であるからだ。


2019年3月7日木曜日

IVF : 精虫 (スパーム) 提供に年令制限?

臓器移植には、臓器を提供する贈与者 (事故死者あるいは存命者) の存在が必要である。私の知る限り、提供者に関する年令制限が全くない。 幼児から老人まで誰でも臓器が提供ができる。しかしながら、厳然たる事実としては、「高齢者の臓器は若者のそれより、加齢と共に、性能が低下している」のは明らかである。。。

ところが、全く驚いたことには、スパーム提供者には、厳然たる年令制限がある! 実は、私は既に75歳を過ぎて (喜寿を迎えつつあり)、再婚して、自分の子供を産んで貰うチャンスは皆無に近くなったので、世界で初めてIVF (人工受精) を開始した豪州メルボルン近郊にあるモナッシュ大学のIVFセンターにある「スパーム提供 (銀行) 」のホームページを閲覧してみた。驚いたことには、提供者に年令制限があった!  18歳から45歳まで!   つまり、私の場合、提供できたのは、30年以上昔 (つまり、私が結婚したばかりの頃) ということになる。

これは明らかに「人権侵害」(高齢男性に対する基本的人権の侵害!) である。何故かといえば、女性の場合、妊娠率は年令に従って低下し、通常60歳を越えれば、月経がなくなり (メタポーズ) 、妊娠「ゼロ」になるが、男性の場合は、スパームを提供できる限る (18歳を越えれば) そのような年令による妊娠率の低下や変化は全くない。巷には、「老人男性からのスパームには、DNA や染色体に異常が起こっているので、奇形児が生まれる可能性が高い」という非科学的な偏見や噂が未だに流れているようだ。 しかしながら、これは、全くの「神話」に過ぎない!
 
最近、韓国の病院で 600名近くの IVF 胎児に関して、母性及び父性由来の染色体の倍数性を調べた結果、母性の場合は、年令と共に異常が増加していたが、父性の場合は、年令に伴う異常は全く発見されなかった! (1)。   2、3年前にも、同様な研究結果が米国のニューヨークの大学から報告されている (2)。いいかえれば、スパーム提供の年令制限は、明らかに非科学的な「高齢者差別」 (人権蹂躪) である!  産婦人科関係者の再考を厳重に促したい!

 さて、年令に従って、スパーム数が減少するという現象は事実である。しかし、スパームの質が低下しているわけではない。 更に深く、追求するならば、高齢者のスパームには、健康長寿の (生存競争に強い) 遺伝子がより多くふくまれていることが容易に想像できよう、つまり、高齢者のスパームは、数は少ないが質が高いという結論が出る。。。IVF に多量のスパームは必要ない。凍結保存に耐える数匹の精虫で十分である。

けだし、1973年から2011年までの40年間弱に、男性成人 (欧米及びオセアニアのいわゆる「白人系」) のスパーム数は60%も減少していることが、2017年の調査でわかった。これは、恐らく、地球温暖化による「PAKの低下」現象に依るものと、私は解釈する。 PAKが抑制されると、高熱に抵抗性が増し (夏バテしなくなり)、平均寿命が延びる一方で、「少子化」することが、せんちゅうの実験で実証済みである。量産よりも「質的な向上」が人類社会にも到来しつつある。言いかえれば、地球温暖化に耐えるために、人類を含めて全動物は目下、激しく進化しつつある! 

その "進化の重要な担い手" が、PAKを遮断する旧兵器 (プロポリスやマヌカハニーなど) や新兵器「15K」なのである。他方、「核兵器」は人類の自滅 (退化) を招くだけである!   

参考文献: 

Effects of paternal age on human embryo development in in vitro fertilization with preimplantation genetic screening. Clin Exp Reprod Med. 2019 Mar;46(1):22-29.


2019年3月5日火曜日

製薬会社「サノフィ」(本社: パリ) での今夏講演

演題:
15K, highly cell-permeable PAK1-blocker for therapy of cancers and other PAK1-dependent diseases.

Meine Damen und Herrn (Ladies and Gentlemen):

Es ist meine grosse Freude uber anti-PAK Drogen zu sprechen (It is my great pleasure to speak over anti-PAK drugs).

 序:
今から110年昔、(化学療法の父) パウル=エーリッヒ博士が、地元ドイツのフランクフルトで梅毒の特効薬「606」(サルバルサン) を開発し、諸君の大先輩にあたる「ヘキスト」の研究陣と共同で、梅毒患者の臨床テストに大成功 (梅毒の撲滅) を修めたのは、皆さんも良くご存知でしょう。

 さて、今回はその輝かしい歴史を繰り返す (再現す) べき絶好のチャンスが到来しつつあります。 今回の「魔法の弾丸」は、「15K」(あるいは Mozartin 1) と称するPAK遮断剤です。梅毒にも有効でですが、それ以外に、癌や認知症、高血圧、糖尿病 (タイプ2 )、 エイズやマラリアを含めた凡ゆる種類の感染や炎症など極めて広範囲の難病にも有効です。 薬剤耐性のスイゾウ癌に対して、有効であることが動物実験で最近、実証されましたので、できるだけ早期に臨床テストを開始したく、皆さんのご協力を仰ぎに参りました! 

さて、PAK とは、蛋白を燐酸化する酵素 (キナーゼ) の一種ですが、発癌性かつ我々の健康寿命を縮めるなど、病原性の極めて高い酵素です。従って、この酵素を阻害あるいは遮断する薬 (Anti-PAK Drogen) があれば、癌を治すばかりでなく、我々の健康長寿を促進することができます。我々による40年近い研究の結果、そのようなPAK遮断剤は、プロポリスを始め、天然に多種存在することが判明しましたが、残念ながら、水に不溶性であったり、細胞透過性が悪かったりして、末期癌の治療には、しばしば大量投与が必須です。

そこで、 それらの欠点を大幅に解消すべく、「クリック化学」と呼ばれる有機化学反応を駆使して、我々はCOOHを持つPAK遮断剤で、元来鎮痛剤として30年ほど昔から市販されていた「ケトロラック」と呼ばれる合成化合物をエステル化して、その抗癌作用を500倍以上高めることに成功しました。 それが今回の講演の主題「15K」 です。 反応はご覧の通り、2 段階ですが、収率は50% 以上です。 この反応の味噌は、エステル化に「アニソール」と呼ばれる水溶性の特殊なアルコールを使用することです、その結果、15K は細胞透過性が飛躍的に高いばかりではなく、比較的水溶性です。

特記すべきもう一つの特徴は、このPAK遮断剤は、いわゆる「一石二鳥」の薬です。つまり、PAK の上流 (RAC) とPAKの下流 (COX-2) を同時に阻害します。実は、原料のケトロラックは光学異性体のラセミ (S形とR形の混合物) です。従って、そのエステルである「15K」もラセミ体です。 R 形がRACの阻害剤、S形がCOX-2の阻害剤です。 従って、同じ薬で、発癌性のPAKの上流と下流を同時に遮断 (ダブル=パンチを食わす!) ので、この薬に対して耐性の癌や病原体のミュータントは、理論上もはや発生し得ないのです。

 注:  ヘキストは1999年にフランスの製薬会社と合併し、アヴェンチスという独仏合弁会社になった後、2004年にフランスの大手製薬会社「サノフィ」に買収され、現在は世界7位の「サノフィ」(本社はパリ) の傘下で「有機合成」部門を担当している。 

2019年3月2日土曜日

ニュージーランド特産「マヌカ」には、抗癌作用を持つPAK遮断剤が豊富!


ニュージーランド産のマヌカハニーには、抗癌作用がある」という噂が最近、巷に流れている。その科学的な「真ぴょう性」を確かめるために、幾つかの科学文献を当たってみた。すると、2、3 の文献に、それを実際に裏付けるような研究結果が出ていた。先ず、マヌカハニー (5%溶液) が細胞培養系で乳癌や大腸癌の増殖を強く抑えることが証明されていた (1)。更に、その分子メカニズムに関しては、PAKの直ぐ上流にあるJAKというチロシン=キナーゼを阻害しているようである (2)。従って、PAK遮断剤の一種である。 更に、PAKの下流にあるCOX-2 という酵素も抑えていることが判明した (3)。従って、マヌカには、(その化学成分の同定はまだ進んでいないようだが)、PAK遮断剤が含まれているのは事実らしい。COX-2 は、痛みの原因である「Prostaglandin 」を合成する酵素なので、それを抑えるマヌカハニーは傷口の治療や痛み止めにも有効である。

その昔 (200年以上前) 、英国のキャプテン=クックが艦隊で豪州やニュージーランドを初めて訪れた際、マヌカの葉っぱを煎じて、お茶代わりに飲んでいたことから、マヌカの木が英語で「Tea Tree」とも呼ばれるようになった。 「健康茶」である!

 「マヌカの森」: 手つかずの大自然が広がる「環境保全先進国」ニュージーランド (NZ)。この国にしかないマヌカの木は、太古の昔からNZの南北両島に自生してきた。

マヌカハニーの養蜂で一番重要なのは、「マヌカの花だけが咲いている場所と時期を選び」養蜂すること。大航海時代まではたくさんあったマヌカの木も、ヨーロッパ人による開拓時に多くのマヌカの木が伐採され、今もなお開発による伐採が続き、マヌカの木自体がどんどん減少。「マヌカの木だけが生息し他の花が一切咲かない貴重な地」、そんな奇跡の土地を「マヌカの森」と呼ぶ。

NZの原住民・マオリ族は「家族/血」のつながりをとても大切にする民族。現在、非常に希少となっている「マヌカの森」のほとんどは、マオリ族によって所有されている土地が多い。いいかえれば、医療用"マヌカハニー"はマオリ族が専業で誇る養蜂の産物! 私の十数年来の知人で、その昔「マヌカヘルス社」を創業したケリー=ポールも、「マオリの子孫」だと語っていた。

養蜂の盛んなドイツの統計調査によると、養蜂家は、それ以外の人々より、癌などの難病に対して千倍ほど耐性であるという。1953年にエベレスト初登頂に成功したニュージーランド (NZ) の登山家、エドムント=ヒラリー郷も養蜂家だった。 あの快挙のあとも、地元ネパールの貧しいシェルパ住民のために、学校や病院などを建設するために活躍し続け、病気もせずに、米寿を迎えて他界した。 当時のNZ労働党女性首相 (ヘレン=クラーク) が彼の偉大な功績を讃えて「国葬」にふした。

参考文献:

The IL-6/STAT3 Signaling Pathway Is an Early Target of Manuka Honey-Induced Suppression of Human Breast Cancer Cells. Front Oncol. 2017; 7: 167.

The IL-6/STAT3 Signaling Pathway Is an Early Target of Manuka Honey-Induced Suppression of Human Breast Cancer Cells. Front Oncol. 2017; 7:167.

Molecular Mechanisms of Natural Honey Against H. pylori Infection Via Suppression of NF-κB and AP-1 Activation in Gastric Epithelial Cells. Arch Med Res. 2016 ; 47(5):340-348.