12月10日は, Alfred Nobel の命日。この日にノーベル賞が授与される。 彼は、1833年にストックホルムで誕生、1896年に永眠。世界的に著名な有機化学者 (炭鉱などに使用する爆薬や地雷の発明家) だが、1867年にニトログリセリンをニトロセルロースや珪藻土 等と混合して、爆薬を安定化して、「ダイナマイト」を発明し、特許を得る。間もなく (1870年) に、仏 対 プロシャ戦争で、ダイナマイトが使用されるようになる。「ダイナマイトのような破壊力の大きな兵器が使われることで、それが "戦争抑止力" として働く」ことを、 彼自身は期待していたようだが、 実際には「戦争の激化」を招き、ノーベルの名は「死の商人」として世に知られるようになる。
1888年にダイナマイト工場の爆発で、不幸にして、兄のルードビックが死亡したが、"誤報" で、アルフレッドが爆死したと報道された。ある新聞の見出しによると、「死の商人がとうとう死んだ!」。 噂/伝説によれば、それを読んで、彼は (自らの悪名に) 失望して、自分の遺産を、 もっと平和的な発明/発見や活動の奨励のために、利用してもらおう、という遺書を綴ったと言われている。他説によれば、ノーベルの秘書 (女性: ベルタ フォン・ズットナー、1844-1914) , 急進的な平和活動家/作家の影響だった、と伝えられている。彼女は、 1905年に, ノーベル平和賞を受賞。1889年 (事故の翌年) に 小説「Die Waffen nieder! (武器を捨てよ!)」を出版 (毎年10月にベルリンで、このスローガンの「反戦デモ」が開催されている)。
こうして、生誕地「ストックホルム」の丘、カロリンスカ医科大学の隣りに「ノーベル財団」が発足して、1901年から毎年、数部門 (医学、化学、物理学、文学, 平和など) のノーベル賞が授与されるようになった。我が輩自身、大学構内の "カロリンスカ研究所" に2度ほど、学術講演のため、訪れた事がある。
我が輩は "反戦デモ" には参加したことがない。"虚しい" からだ。戦争は古今東西、人類が出現して以来、ずっと続いている。 我が輩の結論は、男性の政治指導者 (少なくとも、国の長) を 全て 去勢すれば、戦争は即時に終る! テストステロンが分泌されなくなれば、戦いにならない!
あるいは、「"国の長" は全て、女性から選ぶ」という選択肢もある。 "後者" の方がより実現可能かもしれない。
"ノーベル平和賞" に輝く女性群 (15名):
https://www.will.pref.aichi.jp/jyoholibrary/booklist/2014-19.pdf
前述したが、実はニトログリセリン (NG) には、「血圧降下(血管拡張) 作用」がある。そこで、高血圧気味のノーベルは「甘いニトログリセリン」をしばしば舐めていた。。。。戦後の食糧難の時代に、安い甘味料として、日本でも使用されていた。しかし、余りなめ過ぎると「立ち眩み」がするから要注意! 皮肉な話だが、
NG には抗炎症や抗癌作用もあり、"PAK 遮断剤" である可能性がある。
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