2024年12月22日日曜日

岡本歌子 女史 (1918-2016):日本の "キューリー夫人"

慶応大学 (医学部生理学、三鷹時代) 、夫 (彰祐, 1917-2004) と共に、 tranexamic acid (TXA) を"止血剤" として開発/市販する (1960年代) 。ごく最近、中国の研究グループにより、その "美白作用" が発見された (1, 2) ! つまり、このリジン (アミノ酸) の誘導体は、"PAK1 遮断剤" の一種でもある!
以下は我が輩の単なる「推測」に過ぎないが、彼女の「長寿の秘訣」の一端は、TXA にあったのではないか。。。
歴史の「皮肉」ではあるが、キューリー夫人は "ラジウム" の放射能被爆により短命に終わったが、岡本女史は (恐らく) "TXA" により長寿を全うした (ノーベル賞には手が届かなかったが)!

REF:
1. Zhu JW, Ni YJ, Tong XY et al (2020).
Tranexamic Acid Inhibits Angiogenesis and Melanogenesis in Vitro by Targeting VEGF Receptors. Int J Med Sci. 17: 903-911.
2. Chen T, Xue J, Wang Q (2024).
Tranexamic Acid for the Treatment of Hyperpigmentation and Telangiectatic Disorders Other Than Melasma: An Update. Clin Cosmet Investig Dermatol. 17: 2151-2163.

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