実は、Phytol は, ビタミン A やビタミンK2 などの前駆体でもある。 従って、緑の葉っぱ
(例えば、ホウレンソウなどの野菜)
を消化することができれば、ポパイ流の "健康長寿" になる! 乳牛は牧草をムシャムシャ食べて、最終的には、牛乳を提供する。従って、恐らく、牛乳には, Phytol が豊富である 可能性がある!
この面白い発想は、韓国の最南端、済州島にある国立大学チームによる 研究結果に基づく (1)。
文献:
1。 Ko GA, Cho SK (2018)。
Phytol suppresses melanogenesis through proteasomal degradation of MITF via the ROS-ERK signaling pathway.
Chem Biol Interact. 286:132-140.
上記の文献が発表される2-3年前に、我々はPAK遮断剤 (例えば、プロポリスなど) 全てに、"美白作用" があることを「遺伝学的手法」によって証明した (2)!
2. Nguyen BC, Be Tu PT, Tawata S, Maruta H (2015).
Combination of immunoprecipitation (IP)-ATP_Glo kinase assay and melanogenesis for the assessment of potent and safe PAK1-blockers in cell culture.
Drug Discov Ther. 9: 289-95.
実は、"Phytol" 再発見の陰には、面白い "エピソード" がある: 昨日、市電の到着を待っていると、道路の向こう側で、女性の親子連れが、歩道沿いの大邸宅に生えている葡萄の葉っぱらしきものを、袋にいっぱい採集していた。市電が最終的に到着すると、その連れも市電に乗り込んできた。そこで、その2人ずれ (ギリシャ系?) に、声をかけて、一体何を摘んでいるのかと、訊ねてみたところ、葡萄の葉を "揚げ物" などの料理に使うのだと、説明してくれた。
帰宅してから、PUBMED サーチをやってみると、Phytol の薬効が明らかになった。
何事にも "ニュートン" 流の「鋭い観察」(りんごの落下 etc) が大事である!
前述したが、カルピスには、「酪酸」というPAK遮断剤が豊富だが、それ以外にも、Phytol などの "植物由来のPAK遮断剤" も存在するはずである。
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