往路: 東洋大が連覇！
花の２区を終えて、(優勝候補の) 青山学院は "8位"、(トップの) 東洋大との差は５９秒！ ここで、"青学" のキャプテン森田が、トップを狙って快走。 平塚中継所で、森田が「区間新」、トップでタスキリレー。東洋大、駒沢大、東海大、国学院大が "青学"に続く。
4区で「青学」の岩見が意外な「大ブレーキ」！ 東洋大の相沢が石見を抜き去り、再び首位に立った。小田原中継点で、東洋大 (1)、東海大 (2)、青学 (3) と続く。
５区・６キロ付近、青学 (竹石) が４位に後退！ 駒沢大が３位に浮上。
５区・９キロ付近。青学 が更に５位に後退。竹石の足取りが意外に重い。。。
青学の竹石は、とうとう"８位" に転落！ 3区森田の健闘は結局「無駄」(ご破算) になった！ これほど「明暗」がはっきりしたレースは、(私の記憶する限り) "箱根駅伝"史上、実に珍しい。
解説: ３区で青学の森田、１時間１分２７秒（速報値）。絶好のコンディションも味方したが、すごい区間新記録だ。"圧巻の走り" に拍手を贈りたい。ここで 東洋大との59秒差を逆転してトップに立つとは、正直言って予想外！ しかし、後続 (4-5区) に意外な大ブレーキがかかった！
さて、明日の復路で、"青学" が (波に乗る) 東洋大に 対して、雪辱を果たせるかどうか見物である。
復路: 東海大が逆転、初の総合優勝！
往路で6位に終わった「青学」は、折り返しの6区 (山下り) を、トップから５分３０秒差でスタート…終盤までＶ(総合優勝) 争いが予想される。。。もう一つ気になるのは、「往年の王者」早稲田が往路でなんと最下位に近い15位！ 小田原中継所に地盤を持つ「河野一家」 (歴代の早稲田陸上部出身) にとっては、悩みの種！ 「都の西北」の奮起を期待したい！ 名門「早稲田」は結局、10位以内に入れず、13年振りに「シード権」を失った。 (予選会で) 奮起を願う！
先ず6区のレース展開で特筆すべきは、"青学" のエース小野田が区間新記録 (57分57秒) で快走し、２０キロ付近 (小田原中継所近く) で、法政大を抜き、５位に浮上したことである。しかし、残念ながら、トップの東洋大との時間差は余り縮まっていない。
7区10キロ付近で、「青学」の林が駒大を抜いて、3位に浮上。 平塚中継所では、東洋大が首位。4秒差で, 2位の東海大が追走。"青学" が３位でタスキリレー。首位との差は３分４８秒。
８区１５キロ手前、東海大が、並走してしていた東洋大をかわして、トップに踊り出た！ 2位の東洋大は9秒遅れ。
【読売新聞 の記者 (「早稲田」出身の駅伝走者) による解説】「アンカー勝負」の接戦 (東海 vs 東洋) になりそうな気配も。近年では、2011年に 早稲田が21秒差で東洋大に勝った大会が思い出される。早稲田は現在マラソンで活躍する大迫傑がエース、「東洋」には山の神・柏原竜二がいた。この惜敗が「東洋」のキャッチフレーズ「その１秒をけずりだせ!」を生んだ。
7区で４秒差で追い上げる東海大は、8区で小松を起用して、東洋大の鈴木の後ろにピタリとついて並走する。小松が１５キロ手前で満を持して飛び出し、さらに差を広げて戸塚中継所に飛び込んだ。古田哲弘さん（山梨学院大）が作った区間記録を２２年ぶりに塗り替える１時間３分台の区間新記録。２位東洋大との差は５０秒。
「青学」の総合5連覇は (常識的には) もはや不可能に近くなったが、「復路優勝」はまだ視野内に残されている。。。
鶴見中継所で、東洋大が２位でタスキリレー。トップ東海大との差は３分３５秒。その８秒後に「青学」が迫る。最終「１０区」２キロ過ぎ。「青学」のアンカー (鈴木) が２位・東洋大に追いついた！ どうやら、東海大が "総合優勝" を勝ち取る模様。。。
10区: 東海大が「初優勝」をめざし、引き続きトップで独走体勢。３分４秒差で２位「青学」、その後、３位東洋大、４位駒大が追走。
結局、「青学」が５時間２３分４９秒の新記録で、"復路"優勝！
追記: (「私立大学」間の) 華々しい 優勝争いの影で、久し振りに "国立大学" 出身の学生が箱根駅伝に参加した。 東大陸上部の工学部4年生、 近藤秀一 が関東学生選抜チームの一区 (東京-鶴見) を受け持った。 不幸にして体調が優れず20位以下に終わったようだが、14年振りの東大生 (我が陸上部の後輩) の活躍を祝したい。近藤君は今春から大学院へ進学し、陸上競技を続けながら、マラソンで "2時間10分以内" をめざすそうである。今後の健闘を心から祈る！
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