沖縄産なまこのサポニン分画や"Frondoside A "は、PAK遮断剤

最近の我々の研究から、抗癌作用のあるサポニン「Frondoside A」や沖縄産なまこのサポニン (80%エタノール可溶) 分画には、強い美白 (メラニン合成の抑制) 作用があることが判明した。メラニン合成には、PAKが必須であるから、Frondoside A および沖縄産なまこのサポニン分画には、PAKを遮断する作用があることは、ほぼ間違いない。

我々はごく最近、Frondoside A (FRA) が「PAK遮断剤」であることを確認した。
しかも、(沖縄産プロポリスと同様) PAKを"直接阻害"する (IC50=1 micro M)。

なお、沖縄産なまこ (H. atra) のサポニン分画の美白作用 (IC50=2 ppm)は、NZ
プロポリス(Bio30)より遥かに強い。

南シナ海に生息するナマコ中のサポニン「Philinopside A」 にも、抗癌作用や血
管新生を抑える作用があることが、10年ほど昔、上海の中国科学アカデミーの研
究グループによって、発見されていることが判明した。このサポニンは、PAKの上
流にあるPDGF やEGFの受容体 (チロシンキナーゼ) を阻害するそうである。従っ
て、このサポニンもPAK遮断剤の一種であり、美白作用もあると考えられる。