2019年12月1日日曜日

奇跡の脳ホルモン「メラトニン」:
脳腫瘍 (NF2 etc) に効くはず!

十数年前に、我々は藤沢薬品開発の環状ペプチド「FK228」が、マウスの皮膚に移植したシュワノーマ などNF2腫瘍の増殖を強く抑えることを見つけて、勧喜した記憶がある。 その抗腫瘍メカニズムとは、「HDAC」 (ヒストン脱アセチラーゼ) 活性を阻害することによって、最終的にPAK を遮断するからだった。 その後、この薬剤は「Istodax 」という商標で、高価な抗癌剤として市販されたが、NF2 治療にはとうとう使用されずに終った。 その理由は簡単、この環状ペプチドがBBB (血管脳関門) を通過しないため、脳腫瘍には無効だからだ。 従って、NF2 治療には、BBB を通過しうるPAK遮断剤の開発/発掘が必要である。

さて、 25年近く昔に、「メラトニン: 奇跡のホルモン」という講談社本 (訳本) が出版された。原書の著者は、米国テキサス大学のラッセル=ライターである。 その本を読んで、私の引き出した結論は、「脳 (松果腺) 由来のメラトニンは、結局、プロポリス同様、PAK遮断剤の一種」である。 メラトニンの催眠作用、鎮痛作用、抗癌作用、抗炎症作用、免疫増強作用、美白作用、健康長寿促進作用、 等々は、プロポリスのそれと完全にオーバーラップするからである。最近、ライター教授の研究論文を紐解いている内に、再発見したことは、メラトニンにはFK228 同様、「HDAC」阻害作用があることである。言い換えれば、「BBB を自由に出入りし得るメラトニンにもPAK遮断作用がある」に違いない。従って、「NF2 腫瘍などの脳腫瘍にも効く」という喜ばしき結論に達した。

豪州では、最近 Amazon.com.au が大々的に進出して、書籍ばかりではなく、メラトニンなどのいわゆる(処方箋なしで購入できる) 健康食品/薬品が「輸入税無し」で通販されるようになった。例えば、メラトニン (3 mg) 180 錠入りが何んと、32 AUD (2400円)、 つまり一日一錠がたった15円という安値!  メラトニンは日中 (白日下で) は無効だから、日没後 (就寝前) に経口すると、熟睡中に「NF2 腫瘍が萎縮する」という処方になる。。。 さて、昼間はプロポリス経口で、NF2腫瘍を萎縮させる作戦。

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