(1984年以来) 、聖徳太子に変わって、長らく一万円札の顔になっていた福沢諭吉は、最近、とうとう、その姿を消してしまった。渋沢栄一 (官吏/実業家, 1840-1931) に変わったという噂を聞いたが、未だ実物は見ていない。。。
福沢諭吉 (Free-Lancer, 1835-1901) は, 西洋の近代文明 (洋学/英学)を紹介する「学問の進め」などを著わし、慶応義塾や伝染病研究所 (伝研、今の 東大の "医科研" の前身) などを創立した明治時代の啓蒙家だった。
目下、その評伝 (「聖徳太子」で購入した "古い" 本)を読みつつある。英語を日本人にいち早く紹介したという記事が我が輩の目に止まった。
実は、明治元年まで、彼が住んでいた家や慶応義塾を建てた東京 (江戸) 品川 (築地) の敷地は、その後、"外人居留地" になり、(現在)聖路加病院が占めている土地だ。我が輩が (太平洋戦争中に) 産まれたのは、この病院内だった。従って、産まれた瞬間から、米語の環境下にあった。
不思議な巡り合わせである。我が母は神戸女学院英文科卒だが、この大学は米国のミッションスクールで、(英語の代りに) 「米語」(Yankee English) をしゃべっていたそうである。。。
結局、我が輩は1973年に渡米後、半世紀以上、海外生活 (永住) を楽しみ、恐らく豪州の地で,
その一生を終える事になるだろう。。。
(幕末の) 「尊皇攘夷」の危険極まる世の中で、西洋文明を命がけで、日本人に紹介してくれた
福沢諭吉に、(我が輩は) ひたすら感謝をしたい。。。
片や、石破首相は慶応大学法学部卒だそうだが、英語は殆んど話せず、(悲しいかな) "諭吉" の恩恵を殆んど受けていない様だ。。政治家でも実業家でも、一代目は「武骨」だが、二代目/三代目は、いわゆる「親の脛かじり」で、評価すべき物が見当たらない! 女性でも、津田梅子、加藤静枝、緒方貞子や Jacinda Ardern 等は, 一代で「大」を成した。ぜひ、見習って欲しい !
我が輩も, 亡夫の忠告に從って、「自分自身のエベレスト」(PAK1遮断剤の開発と普及) を目指している。。。
諭吉は、生涯を通じて、「実学」を奨励してきた。実学とは、実生活に役立つ科学 (医学、薬学、工学、農学 等) を指す。我が輩も、その実学の進歩に一助を成し遂げた事に、誇りを感じている。。。
NOTE: 諭吉は、「学問の進め」の冒頭で、「天は人の上に人を造らず、人の下にも人を造らず」と明記し、「人類、皆平等」を力説している。参政党 (あるいはトランプ) のスローガン、「日本人/米国ファースト」= "移民" 排斥は、明らかに、諭吉の教えに反する!
我が輩は、半世紀以上、海外で「移民」生活を楽しんで来た。日米国内でも、「移民の権利」は保証されるべきである!
日本を、再び「鎖国」時代 に戻す事 ("徳川家康" の真似) は、断じて許され無い!
"ダーウイン" がやって来た: 参政党/トランプは, 明らかに「退化」の道を辿っている!
"賢い" 人類には、「進化」の道 あるのみ!
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