2017年9月15日金曜日

中耳炎は遺伝病の一種! NF 同様、PAK遮断剤で治るはず!

その理由 (科学的根拠) は次の通り。最近、英国オックスフォードの研究グループによって、中耳炎の(病因) 遺伝子が同定された(1)。 「Nischarin 」 と呼ばれる遺伝子の機能不全によって、PAK が異常に活性化されることによって、中耳に炎症が発生し、その結果、難聴になることがわかった。 実は、「Nischarin 」 は "PAK を直接阻害する抗癌蛋白" の一種で、 それが機能しなくなると、難聴になったり、腫瘍 (乳癌や卵巣癌など) が発生したりする。 その意味で、遺伝性の中耳炎は、(難聴をしばしば伴う) 稀少難病であるNF (神経線維腫症) と発病メカニズムが良く似ている。 従って、NF 同様、中耳炎はプロポリスなどのPAK遮断剤で治療しうるはずである。

参考文献:

1. Crompton M, Purnell T, Tyrer HE, et al. A mutation in Nischarin causes otitis media via LIMK1 and NF-κB pathways. PLoS Genet. 2017 Aug 14; 13(8): e1006969.

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