2020年8月28日金曜日

「ワクチン」による伝染病の予防の仕組み (メカニズム)

COVID-19 に対するワクチンが、ようやく6-12か月先には、世界的に市販される模様だ。しかしながら、ワクチンを注射 (接種)しても、その直後には、幾らかの (COVID-19 抗原に対する) 抗体が体内で生産されるが、それはいつまでも血中に残っているわけではない。2-3 週間、あるいは 2-3 か月経つと、抗体は殆んど血中から消えてしまうのが通例だ。しかしながら、この特定の抗体を生産する免疫細胞 (クローン)は、COVID-19 抗原に接触したことを、いつまでも (殆んど一生) 「記憶」し、再び、(COVID-19 感染により) 同じ抗原に接触すると、抗体を大量に生産するため、「再感染」を予防するのである。 しかしながら、敵 (ウイルス) も敗けてはいない。(ある期間を経て) ウイルスの遺伝子上に突然変異が起こし、(記憶された) 特定の抗原の化学構造を変えると、免疫 "クローン" はもはや反応できなくなる。ワクチンには、そういう「一長一短」がある。
一方、プロポリスやイベルメクチンなどの「PAK遮断剤」は、COVID-19 自体あるいは類似のRNA ウイルスの「宿主細胞への侵入」を阻止するばかりではなく、それに伴う「炎症」を抑え、 更に、病原ウイルス/細菌に対する抗体を生産する「免疫細胞を誘導」する。 従って、ワクチンと違って、「3本の柱」で立ち向かう。更に、たとえウイルス遺伝子に変異が起こっても、病理 (感染の仕組み) 自体は殆んど変化しないので、再感染があっても、対応しうる。 最も顕著な利点は、(ワクチンと違って)、「既に 市販」されているので、1-2 年の「ラグ」 (待ち時間) が必要ない!
注: その昔 (1950年代)、 メルボルンは「免疫学のメッカ」だった。バーネット郷 (1960年ノーベル受賞) が、免疫的「自他の認知」を説明するために、「クローン選択説」を提唱したからである。 私は院生時代 (1960年末) 、バーネット郷に感化され、"マクロファージ" による貪食における「抗体なしの自他の認知メカニズム」を研究した。

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