2025年4月11日金曜日

朝日新聞: 湊長博 (京大) 総長、入学式(4月7日) で新入生2900人に、「セレンディピティーをつかめ」と激励!

湊総長はあいさつで「セレンディピティー(思いがけない幸運な出会い)は、偏見や思い込みのない自由な心で初めてつかみ取ることができる。みなさん一人ひとりにとってのセレンディピティーをつかんでいってほしい」と語りかけた。
自身が京大医学部生だった時に、米国の大学教授 (Immunologist Barry Bloom?) に手紙を出し、自分の実験結果への意見を求めたエピソードを紹介。来日した教授との出会いや、卒業後に渡米して研究生活を送ったことを振り返って「チャンスだと思ったら、ひるまず果敢に挑むこと。セレンディピティーは構えのある心に初めて訪れるものです」と述べた。
我が輩は、東大薬学出身だが、豪州メルボルンで抗癌剤の開発研究をしていた頃 (30年以上昔)、彼のチームと共同研究をして以来、彼と慎厚を温めている。彼は実は東大医学部 (理3) を目指していたが、1969年の大学闘争中に東大の安田講堂が学生達に占拠され、入学試験がお流れになり、京大医学部に入学したという話を聞いたことがある。ある種の Serendipity が彼のために、結局、京大の総長への道を切り開いたと言えるだろう。 我が輩自身も、特にPAK1 研究の舞台で、幾多の Serendipity に助けられて、今日に至ったと言えるだろう。。。
我が亡夫は京大 (独文) 出身だが、幸運の女神をつかむには、待ち構えていて、彼女の前髪を捕まえなけばならない。彼女には後ろ髪がないので、通り過ぎてからでは、もう遅過ぎる、と口癖に言っていた。

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