2020年7月6日月曜日

SF短編「カゴの鳥よ、さらば!」(著者不明)

小和田雅子が皇太子と婚約 した1992年12月中旬頃に、ある人物が、その将来を懸念して、あるSF短編小説を執筆した#。題して 「カゴの鳥よ、さらば!」。その題名から、その内容を予測できる読者は「先見の銘」の持ち主である。

小説では、皇太子はカゴの鳥である「皇族」、特に婚約相手の外交官の将来を憂いて、ある日、突然、大胆な決意をする。皇居をあとにして、民間人として、妻と一生を共にする計画を、両親に打ち明ける。その両親は、長男の唐突な決意に一時ビックリしたが、事情を理解して、皇太子にある忠告をする。  結婚後10年近く、この若い夫妻に子供が誕生しなかったのは、単なる偶然ではなかろう。。。 しかしながら、"跡取り" の出産を強要する宮内庁からの嫌がらせに、皇太子妃は「条件反射」の慢性化 (「適応障害」と呼ばれる症状) に悩み始める。。。

それから長い月日が経った後、天皇夫妻は「老齢」を理由に、生前退位を宣言する。 実は、自分自身も「カゴの鳥の生活」に飽き飽きしたのだ。 そこで、皇太子が自動的に天皇に昇格した。それから、何年か経ち、ある大胆な政治家の提唱により、憲法が改正され、遂に「天皇制」が廃止され、皇族は天皇を含めて皆、「民間人」になり、言論の自由や選挙権/被選挙権を得ると共に、自活する (自分の手で稼いで食べる) 義務を負うことになる。 勿論、(元) 皇后は外交官に復帰して、その後、海外で活躍する。。。 夫妻の独り娘も首席で母校の英文学科を卒業して、憧れの海外留学に旅立つ。。。片や、元天皇 (Last Emperor) は秘かに「孫氏の兵法」(最後に勝つルール) を紐解き始めた。実は、憲法改正により、参議院に代わって、「元老院」が新設され、60歳以上の知識人 (インテリ) のみを対象とする無党派の議院が発足した。時期をうかがい、それに立候補する準備をし始めた。。。

数年後、英国のエリザベス女王が亡くなった。そこで、チャールズ王子は家族会議を開いて、皇族の今後について、時の首相をも混じえて、協議した。その結果、(東洋のある島国の例に習い) 長らく続いた英国の「王制」を廃止して、共和国宣言をし、ロイヤル=ファミリーは全員、民間人になった。

 #注:
この "謎" の作家は、ある系図によると、平安時代の名君 といわれた「宇多天皇」 (59代) の子孫 (宇多源氏=佐々木氏) の遠い子孫の一人だそうである。 宇多天皇が未だ皇太子であった頃、「唐」渡来のある黒猫を飼っていた。この猫 (名前は未だない!) との話が最近、ポプラ社から出版された (第一章は、無料で "立ち読み" 可!)。 詳しくは: 

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