2021年1月26日火曜日

1月26日 (英国による豪州の建国日=Australia Day) を
原住民 (Aboriginal ) は「侵略 の日 」と呼ぶ! 何故?

1788年1月26日に、英国の軍艦隊が (豪州の) シドニー港に上陸して、原住民が6万年以上も前から平和に住んでいた豪州大陸を勝手に「英国の植民地」化した。その後、原住民の大部分は、英国人移民/植民により、虐殺された。さて、その日を記念して、その後、豪州の白人 (英国系) 政府が、1月26日を「豪州の建国日 」(Australia Day) に制定した。 しかしながら、原住民 (Aboriginal) の子孫 (現在は、豪州の総人口のわずか "3%" に過ぎない) は、その日を「侵略の日」と呼び、祭日としては認めないと主張し、今でも根強く「抗議運動」を展開しつつある。。。
この事件を日本の歴史に喩えれば、次のようになる。 「古事記」などによれば、現在の天皇家の祖先 (初代の「神武天皇」を首領とする弥生民族) が、2600 余り前 (実際には、AD400年代)、中国大陸から朝鮮半島を経て、九州に勝手に上陸して、鉄器により、それまで、一万年ほど日本に住んでいた(土器や銅器しか使わない) 先/原住民=縄文民族 (恐らく、耶馬台国の子孫やアイヌ/沖縄民族の祖先など) を制圧して、「大和」朝廷 (植民地) を樹立 (建国)した。 その日を記念して、2月11日が「紀元節」(建国記念日) として、戦前に制定された。 敗戦後、米国占領軍のマッカーサー元帥らによって、その祝日が廃止された!
私自身は、1988年1月26日 (Australia Day 200周年) の直後に、米国のカルフォル二ア州から、豪州メルボルンに「永住」した (豪州国民ではない!) 。 従って、Aboriginal と同様、「Australia Day」を祝ったことはない! 極めて皮肉/異常なことだが、Aboriginal は、ごく最近 (1993年) まで、「豪州国民」として、認定されず、選挙権もなかった! 私自身の考えでは、祝日 "1月26日" を廃止するか、「移民の日」(英国人が初めて移民した日) と改称すべきであろう。
なお、松本秀雄著『日本人は何処から来たか』(NHKブックス)によれば、DNA (ゲノム) 分析結果に従えば、縄文民族 (先住民) の起源は、ロシアのバイカル湖 (モンゴールの直ぐ北方) から南下してきた民族らしい。 バイカル湖畔から南下し華北に暮らしていたD系統だが、漢民族の圧迫から逃れるために、さらに南下し日本列島にやってきて、縄文人の中核を形成した。かたや、弥生時代に渡来した人々 (弥生人) は、長江流域で水稲栽培をしていたO系統だ。やはり、漢民族に滅ぼされて逃れてきたという。また、朝鮮半島の民族もO系統
現代の日本人の中に占めるD系統の割合は3割、O系統は5割と、渡来 (弥生民族) 系の比率が高い。この数字だけ見れば、やはり渡来人に先住民が圧倒されたと思えてくる。。。詳しくは: https://www.huffingtonpost.jp/foresight/jomon-man-dna_b_7601964.html
私自身にも、これに関して大変面白い体験がある。 米国に渡米留学し、NIHで研究を始めたころ、同じビルディングで既に研究していた韓国人と廊下でパッタリすれ違った。彼はいきなり、私には「わからない言語」で話かけてきた。後で聞いたら、韓国語 (ハングル) だった。彼は私を「韓国人」と勘違いしたらしい。(我が両親は「関西生まれ」だったから) 、恐らく私も彼と同様「O系統」だったのだろう。。。
豪州、国歌を"ほんの一部"変更 6万年に及ぶ "先住民" の歴史を反映!
(from) "Young" and Free (to) "One" and Free
https://www.cnn.co.jp/world/35164514.html

日本 (共和国) の新しい国歌: "我らみな同胞" (作詞: 丸田 ひろし)
(起) 山河に浴し、大海に挑む
(承) 山の幸、海の幸、分かち合うこと二千余年
(転) 縄文も弥生も仲良く助け合い
(結) 永久 (とこしえ) に世界平和に尽しましょう!
注: 「縄文」とは先住民、「弥生」とは移民を指す。

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