2021年8月20日金曜日

避寒地「ケアンズ」の南方にある
岩山「ピラミッド」に初挑戦!

7月の上旬以来、真冬 (極寒、雨天) のメルボルンを避けて、3400 km 北方にある亜熱帯のケアンズに避寒中。昨日は朝から快晴だったので、ケアンズから列車で南に30分、 Gordonvale 駅から、徒歩で一時間の地点にあるキャンプ場を通過後、更に3。5 km にある海抜 900 m 強 (高尾山より高いが、丹沢山よりは低い) 「ピラミッド」と呼ばれる岩山の頂上 (詳しくは、右側の添付写真参照) に初挑戦。 実は、毎年8月の第3 土曜日 (明日にあたる) に恒例の「ピラミッド登山レース、全長12 km、16歳以上」が開催される (優勝者には、賞金10万円!) が、今年は、あいにく(予報によれば) 雨天の週末になるので、我が輩は 雨中のレースを避けて、単独行を試みた。 ただし、行き帰りの列車が一日にたった一本 (午前9時にGordonvale 着、午後4時にGordonvale 発) なので、持ち時間=7時間以内に山登りを完了して、駅へ生還する必要があった。。。
体全体の老朽化のせいか、めっきり足首も弱り、 登山の途中、何度か岩に蹴つまづき、よろけながら、何とか定刻15分前に駅へたどり着き、駅前の木陰にあるベンチにどっかと横になり、そよ風に吹かれながら、しばしの休息を楽しんだ。駅の真ん前に大きな砂糖きび (製糖) の工場があり、吹き出す白い煙 (蒸気) から甘い香りが漂ってきた。 ふと、半世紀ほど (米国留学) 前の夏休みに、初恋の同級生と一緒に (北アルプス) 槍-穂高縦走を楽しんだ懐かしい思い出が甦ってきた。。。10年後には、西独ミュンヘンの "Max-Planck 研究所" に滞在中、南ドイツの国境にあるアルプシュピッツェ (アルプスの槍、海抜2600 m 強) にも、一緒に挑戦した。 「ああ、我が愛しのクレメンタイン」という1950年代の名画 (ヘンリー=フォンダ主演) の主題歌が、どこからともなく聴こえてきた。。。ふと我に帰ると、遠くからボーッという汽笛を鳴らしながら、帰りの (ブリスベンからの夜行) 列車が駅の構内に近付きつつあった。
因みに、この岩山は、地元に住む日本人の間では、「ケアンズ 富士」 と呼ばれているそうだ: https://lina2.hatenablog.com/entry/walshspyramid 海外にある我が「百名山」の一つ。。。
蛇足になるが、8月21日に予定されていたレースは (雨天のためではなく) "コロナ" (Lock-down) のため、9月4日に延期された!

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