2024年2月18日日曜日

一口 "実話" ("落語" 風) : 親あって子あり

未だ駒場 (東大の教養学部) 時代に, 夕方9時頃, 自宅の近くで, 競歩の練習をし ていたところ, パトカーが突然, 僕を追いかけてきて, "職務質問"! , という(新 聞記事にもなった) 事件があったが, その詳細は, 以下の如く.

実は, 近所に有名な女優 (淡路/笠置吹雪?) が住んでいた立派なお屋敷があった . その前を通過すると, 大きな熊犬が二頭, 高い塀の上から吠えてきた. さて , 平常通り, "白シャツに白トレパン" という(目立つ) 出で立ち (夜中でも車にひか れぬための用心!) で, その屋敷の前を猛スピードで通過した途端, 後ろからパトカーら しいのが, 追ってきて, 角をぱっと曲がった途端に, パトカーが僕の前に乗り付 けて, "現行犯" だと叫んで, 僕を逮捕した! 近所で, "引ったくり" 事件があっ たそうである. 僕がその犯人だというわけだ. 近くの池上警察所に連れていか れ, 3時間, 長々と尋問を受けた.

奇妙なのは, "現行犯" 逮捕なのに, 僕は (盗んだ財布かバッグ etc) 何にも所持 していないこと. 結局, その晩は, 父に電話をして, 引き取りにきてもらった. 翌朝に, 大事な "化学のテスト" が (駒場で) あったからだ. 結局, 判明した 事実は, その女優の屋敷で働いていたお手伝いさん (女性) が 主人から預ってい たお金を"使い込み" し, その "言い逃れ"に, 引ったくり事件を捻出した, という わけ. 警察が張り込んでいたところ, 僕が屋敷の前を通り過ぎた瞬間に, その女 性が "あの男が, 犯人"だと叫んだそうだ.

事実を知って, 憤慨した父親が毎日新聞社に出かけて, 事件の全様を説明し, "東 大生, 引ったくりで逮捕される!" という, センセーショナルな記事が, 新学期 初めに出たわけ. その記事を読んで, 警視庁のボス (原)が, わざわざ本郷まで やってきて, 東大総長 (大河内) に陳謝したそうであるが, 本人の僕には, 一言 の挨拶もなかった. 全く解せぬ世界だ!

それから, 20-30年経ったある日, 父親が実家の前で, ウロチョロしていると, 近 くの交番から巡査がやって来て, 父の手を捕まえて, "貴様, 一体, 何をしている んだ!" と詰問したそうだ. そこで, 父はすかさず, こう応じたそうだ. "自分の 屋敷の前を, 往復するのが, 一体犯罪になるのですか?"

1960年代には, 日本で競歩をやる "大学生" は我が輩独りだった. 競歩選手は "実業団の選手" ばかりだった. 60年後の今日では, 競歩は"日本のお家芸" とな りつつある. マラソンは, その昔, "日本のお家芸"だったが, エチオピア出身の (裸足の) アベベが東京五輪で優勝して以来, マラソン界は, すっかり "アフリカ 勢のお家芸" になってしまった! 昭和は遠くになりにけり, である...

もう一言: この世の中には, "嘘の証言"のためや, "警察の勘違い"のために, 無 実の人々が, "死刑" 判決を受けたケースが多々ある. 裁判で "真実" を明かすた めには, 何十年もの歳月がかかる
(ネルソン=マンデラは, "無実" を晴らすのに, 27年も要した!) .
従って, 死刑は廃止すべきだ. 無期懲役な ら, 無実を証明するチャンスが未だ残る!

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