2021年3月4日木曜日

小尾 乕雄(おび とらお、1907-2003) の「学校群制度」により潰された名門「日比谷」の "復元" (越境)!
「日比谷」の国立化 (都による「足かせ」から解放) !
「志あれば、道あり」(大統領「リンカーン」の言葉)!

小尾は、都教育委員会長 (1960-1967) を勤め、「東」都政の1967年に、名門「日比谷」や「西」など都立高校全体に (悪名高き) 「学校群制度」を強要し、都立高校の間にいわゆる「どんぐりの背くらべ」をもたらし、「漁夫の利」を得た私立高校 (特に、開成高校や灘高校など) の躍進を増長させ、公立と私学の間の「学校差」を更に拡大。日本の学校教育史上、最悪の教育行政指導者。 我々「貧乏な家庭」の若い師弟/学徒たちの東大への「機会均等」を奪い (富裕層を利する) 大悪人。 その"後遺症"は、半世紀以上経った現在でも歴然と続いている!
小尾の表向きの「キャッチフレーズ」は、「受験地獄を解消する」というものだった。しかし、受験地獄は解消されるどころか、更に深刻化した! 何故なら、「日比谷」を始め有名都立高校の教育水準が軒並みレベルダウンしたため、学校の通常授業だけでは、東大などの受験に不足、放課後「進学塾」に通ったり、浪人して「駿台」などの大学受験予備校に通ねばならなくなったからである。あるいは、高額の入学金や授業料を支払って、私学の御三家などに、(中学時代から) 入学せねばならなくなった。(都民の大半を占める) "裕福でない家庭"では、これは家計に多大な負担になった (地獄だ!)。 しかしながら、(塾や予備校を含めて)"私学" にとっては、笑いが止まらない! 「学校群制度」は明らかに、私学が共謀して放った「トロイの木馬」だった。 小尾はその手先に過ぎない! 私学から多額の報酬を陰で受け取ったに違いない! つまり「ヤクザ」のボスだった。もう30年以上前に他界した我が亡父 (1906年生まれ、小尾とほぼ同年輩) はそう言って、極めて憤慨していた。。。もう一つ付け加えれば、「学校群制度」前の我々(日比谷高校生たち) は、「受験地獄」という言葉を新聞で読んだことはあるが、受験を「地獄」と感じた者は、殆んどいなかった、と記憶している。。。父曰く、東大に合格し得ぬ「低学力レベル」の高校生が、もし、父兄 (いわゆる「教育ママ」) の「エゴ」によって "無理矢理に" 東大受験を強いられたら、当然ながら「受験地獄」となるだろう。。。これは単なる「皮肉」ではない! 歪められた "家庭" 悲劇に対する警告だ!
"最も問題視される" のは、その明らかな弊害にも拘らず、その「悪制度」が1981年まで "14年間も" 延々と継続されたという事実である。異議を唱える全うな "少数意見"を抹殺し、「私学にのみ奉仕する」"教育委員会"と言う「ヤクザ組織」 (=スガーリン) 体制その物である! 小尾とスガーリンの顔が「重なって」に見えるのは、私だけの錯覚だろうか? 小池女史 (知事) よ、 潰すべき「ドン」はブルドーザーでどんどん潰してゆこう! 教育委員会とは、教育に情熱を失い、教壇を離れた元教員の "再就職先" だと聞いている。つまり (致命的なミスを犯して気づかぬ)「ポン骨」の集まり! ポン骨の始末/整理は、「都清掃局」の分担なり!

(害あって益なしの) 教育委員会による "干渉" なしに、各々の都立高校の運営にもっと自由度を与え、独自性をもたらすことが最も必要! 更に、学校行事の度に、「細 (さざれ) 石が巌となる」という全く "下らぬ" (非科学的な) 歌詞を斉唱させられ、起立を強要されるのは、もう御免だ! 我が母校の校歌「我ら星陵あり 自由の天地」にある通り、 「自由なくして、文明の進歩なし」! 「ポン骨」委員会は、人類を退化させるのみ!「女子トイレ」の拡張を口実にして、2010年に強行された「石原都政」による校舎の大改築により、何の関係もない大講堂や2本の大銀杏 (母校のシンボル的存在) などを、一瞬にして奪われた我々は、更に「再建への闘い」を続けるであろう。。。
「起死回生」の一手は、例えば、小池知事が首相になった暁に、「日比谷」を国家によって都から買収して貰い、「ポン骨」委員会から独立! かつての「一高」のごとく都内ばかりではなく、日本全国から"秀才" (貧乏人の子弟) を募集するという画期的な"再建"案である。。。恐らく、開成や灘などの私学を凌ぐ、国立「日比谷」が誕生するだろう。「西」 (あるいは 横浜の「翠嵐」) も敗けじと同じ車に便乗してくるに違いない! "自由な" 発想は「進化」をもたらす。。。小尾よ、糞食らえ!
実は戦前には、一高、三高、五高 など のごとく、いわゆる (旧制) の官立 (国立) ナンバーエリート高校 (男子のみ) が、東大、京大などの帝大 (帝国大学) への進学のため、日本全国に存在していた。 従って、現在の都立、府立、県立のエリート高校 (男女共学) を選抜的に「国営化」するのは、何ら「目新しい」アイディアではない! 都政によって (半世紀以上) 「バッシング」を受けてきた「日比谷」を救うため、先ず試験的に "国営化" してみるという案は、極めて妥当な考え方だろう。 このアプローチは、「貧乏な家庭の子女」にも最高の教育を受けられるチャンスを与えるため、(妬みや虐めのない) 「古き良き」時代の高校制度に戻してみるに過ぎない。。。

5年計画で、最初の3か年で全校が (全国からの) 新しい子女で入れ替わる。そこで日比谷が国営化されてから5年後にどうなるかを、試算してみよう。。。 私の手元に入った最新情報 (2021年データ) によれば、日比谷から63名が東大に合格! 東京近県 (ベスト4)、 翠嵐50、浦和46、水戸23、土浦22、からは、合計141名。片や、私学のベスト3 (御三家、開成144、灘97、麻布83) を合計すると、なんと324名! 近県の公立校及び私学御三家から、各々2割だけ、国立「日比谷」に流れたと仮定すると、公立からプラス 28名、私学から プラス65名。 これらを加算すると、合計156名! 片や、私学トップの開成はマイナス29名で、115名になる。つまり、 新制「日比谷」は開成をかなり上回る! その後、どうなるかは、読者の想像にまかせるが、「上昇」気流に乗る日比谷と、「下降」気流に乗る開成とでは、以後の勝負結果は明白!
更に、小学生でも理解できる "平易な" 言葉で説明し直してみよう。「日比谷」を始め都立高校は、都内と言う「ちっぽけな土俵」で相撲をとってきた。それに対して、 私学は日本全体 (都内の人口の10倍) という「巨大な土俵」で相撲をとってきた (数学的にいえば、「母集団」が10倍) 。 どう考えても、都立に勝ち目なし! しかし、例えば「日比谷」を国立化して、私学と全く同じ土俵で相撲をとらせてみたらどうだろう? これは簡単な「算数」の問題。「国立」高校に応募する「貧乏人」の数は、私学に金を出す「金持ち」の数よりずっと多い! しかも、(品質が同じなら) "値段の安い"商品の方が"売れ易い"。坊や、違うかね? この「賢い」坊やの (余り裕福でない) 父兄は息子を「開成」中学に受験させるか、最寄りの「区立」中学に進学させるかを思案中。。。
我々の同級生の多くは、第一学区外 (江戸川や多摩川の対岸) にある市川や横浜方面などから、「越境」入学/通学していた者が多かった。。。しかしながら、越境者を非難する者は皆無だった。我々が (学区内の外れ) 大田区からはるばる通学するより、ずっと近かったからだろうか? 名門校で、授業を受けたいのは、能力のある全ての生徒らにとって、極「自然の願望」である。「日比谷」の国立化は、昔の「越境」を単に合法化するに過ぎない! つまり、「自然に帰る」だけだ。
いわゆる「大器 (?) 晩成」の 私自身の経験では、小学校でクラスの1、2番は「私学の」慶応中学と麻布中学に進学した。 私は自宅の隣にある(極ありふれた) 区立中学に入学。3年になって、全校からトップ10名 (男女5名ずつ) が選ばれて、「日比谷」に受験し、全員合格した! (「賢明な」担任教師のおかげで) 受験地獄など存在しなかった! 「日比谷」でも「東大」でも、授業料免除と日本育英会からの奨学金 (貸与) のお蔭で、(貧乏ながらも) 無事卒業できた! 更に5年後には博士号まで取得し、間もなく海外へ「武者修行」に旅立った。。。以来、半世紀ほど海外 (欧米や豪州) で医科学 (PAK) 研究をずっと続けている (略歴: 英語ブログ、Nov. 25, 2020) 。。。
日本では、しばしば「出る杭」は打たれ、「就職地獄」に苦しむ例あり (京大出の我が亡父もその "犠牲者" の一人) 。よって、先輩の利根川さんに習って、私も海外 (極楽) 生活を選んだ。。。私の選択は幸い「正解」! 従って、我々の後輩らにも、岐路に立った時、「正しい選択」をする (「地獄行き」を避ける) ことをぜひ勧めたい! 「子は親の背を見て育つ」という有名な言葉がある。「親の背」とは 「他山の石」を意味する場合もある。。。
「如蘭会」の諸君、後輩 (日比谷高校生) の為に、今や立ち上がるべし! 先ず、次の総選挙で 「スガーリン」政権に致命的なダメージを与え、"国立化"への下地を築こう!
"栄光" のため、飽くまでも「日比谷」魂を貫かん! 「志あれば、道あり」とは、 (奴隷解放の父)「リンカーン」の有名な言葉。 新党「国民と日比谷ファースト」(通称: 鬼に金棒) の結成へ猛進! 「サイは投げられた」、ルビコン川を渡る (越境する) のみ! 実は、この川は (幼児でも渡れる) 「浅瀬の小川」。夏の渇水期には、蟻でも横断できる。
「国立化」に再度こだわると、戦後日本でノーベル賞を受賞した20数人の学者の中に、「私学」出身はたった一人もいない。 文学賞で、何度も候補に挙げられなが ら、早稲田出身のXX春樹 でさえ、未だに受賞していない! 従って、国家の政治家が如何に「阿呆」でも、国立の大学や高校が「グータラ」になる心配は殆んどない! 「日比谷」を国立にしたい唯一の理由は、(私学と同様) "日本全国から子弟を応募する" ため。都立のままでは、"都外の中学からも入学できる" ことを保証する、いわゆる「越境入学条例」を都議会で、採択しない限り、あり得ない!

最新の参考資料 (2020朝日論座): ・”日比谷高校” を凋落させた「学校群制度」という愚行 https://webronza.asahi.com/business/articles/2020040400005.html
なお、上記の記事を (できれば)「如蘭会」会報 (2021年5月号) に掲載してくれるよう、(メールで) 理事長 (新井雅子さん) に依頼した。

0 件のコメント:

コメントを投稿