2024年1月15日月曜日

鬱病の特効薬 "Prozac" (Fluoxetine): HDAC/PAK 遮断剤
線虫の寿命を延長するから, 副作用なし!
"BBB" を通過するから "NF" 腫瘍の治療に効果的!
(認知症, パーキンソン氏病などの) 脳疾患 治療にも有効!
"薬剤耐性" を避けるために, "異なる" 薬剤を併用すべし!

もう, 十数年前, 我々は HDAC阻害剤 FK228 が, 結局PAKを遮断するばかりではなく , (マウスに移植した) ヒト由来のNF2 腫瘍の増殖を強く抑えることを発見したが , 残念ながら, FK228 は "BBB" (血管脳関門) を通過し難いから, 臨床には不向き だと言われて, 大変失望した! そこで, 蜜蜂調剤のプロポリス (特に, NZ産の "Bio 30") を, 臨床用 の "NF 治療薬" として, 開発した.
さて, それから何年か経ってから, 岐阜県にあるプロポリスの業者から, 大変興 味深いニュースを聞いた. プロポリス中の CAPE に, 鬱病を抑える作用があると いう話である. 言い換えれば, "鬱病はPAK依存性の病気" である, というわけで ある.
ごく最近になって, この 2つの逸話が "合体" して, "新しいNF 治療剤" が発掘されるきっかけを産んだ!
実は, 線虫の寿命を伸ばす薬剤, つまり "副作用のない薬剤" を(文献上で) 探索 している内に, 鬱病の特効薬 (Prozac) に, 偶然に出くわした (1)! FOXO を介 して, 寿命を延ばすことから, PAK遮断剤である可能性が大だった.
そこで, この薬剤の薬理作用の分子メカニズムを調べたところ, この薬剤はSAHA同様, HDACを 直接阻害し, 最終的には, "JAK-PAK " 発癌経路を遮断することが判明した (2, 3).
この薬剤は, SAHA 同様, BBB を通過するPAK遮断剤なので, 当然, NF腫瘍など の脳腫瘍の治療に役立つはずである. 実際, 名門 "Stanford" 大学の研究チームによれば, マウス実験で, この薬剤が脳腫瘍の 増殖を抑えるし, 臨床でも脳腫瘍患者の延命率を高めたそうである (4). 米國の大統領候補だった "Ted Kennedy" (上院議員) は, 脳腫瘍で 2009年に77歳で亡 くなったが, 医者が PROZAC の薬効を心得ていれば, 今年, 91歳のはず. 残念ながら, 世の中には "やぶ医者" が多過ぎる!
20年以上前に, Prozac が脳腫瘍に効く (メカニズムは不明ながら) ことは既知だった!


PROZAC は, 1972 年 (半世紀前) に, 米国 の製薬会社 (Eli Lilly ) によって, 主に鬱病の特効薬として, 開発/市販された もので, 現在では, 当然のことながら, "安価なジェネリック製品" が市場に出回っ ている. 豪州の薬局では, PROZAC (20 mg) 28錠が, 僅か千 円以下 (毎日3錠としても, 薬 価は毎日, 百円以下 )! この薬剤は CAPE と違って, "水溶性 かつ 細胞透過性が高い" ので, プロポリスよ り重宝である!

この覧で, 様々な (化学構造の違う) PAK遮断剤を紹介する主な理由は, いわゆる "薬剤耐性" を予防する目的である. 同じ薬剤ばかりを使用していると, それに "耐性" が生じて, 治療効果が鈍る傾向がある. そこで, 構造 (つまり直接の標 的が違う) 薬剤を同時に併用, あるいは順次に使用すると, これら異なる薬剤全 てに耐性になる確率は殆んど〇になるからである. 例えば, プロポリスのCAPE, フコイダン, PROZAC, ビタミン (D3 or K2) , 酸乳製品 (酪酸 or GABA) は, 全く構造の違う薬剤/食材 である.
REF:
1. Zhou C, Zhou Y, Liang Y, et al (2024).
Fluoxetine Promotes Longevity via Reactive Oxygen Species in Caenorhabditis elegans. J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 79: glad220.
2. ASB Ershadi, H Amini-Khoei, MJ Hosseini, et al (2021).
SAHA Improves Depressive Symptoms, Cognitive Impairment and Oxidative Stress: Rise of a New Antidepressant Class. Neurochem Res. 46: 1252-1263.
3. MM Al-Samhari, NM Al-Rasheed, S Al-Rejaie (2016).
Possible involvement of the JAK/STAT signaling pathway in N-acetylcysteine-mediated antidepressant-like effects. Exp Biol Med (Maywood).;241: 509-18.
4. Bi J, Khan A, Tang J, et al (2021).
Targeting glioblastoma signaling and metabolism with a re-purposed brain-penetrant drug. Cell Rep. 37: 109957.
5. A Colapietro, A Mancini, F Vitale et al (2019).
Crocetin Extracted from Saffron Shows Antitumor Effects in Models of Human Glioblastoma. Int J Mol Sci. 21: 423.
注:
残念ながら, Prozac はスイゾウ癌には効かないそうだ (理由は不明)! 我々の経験では, プロポリス (Bio 30) は, スイゾウ癌を根治しうる!
サフロンの花由来の赤い色素 (クロセチン) は, PAK遮断剤で, "抗鬱病作用"ありだ が, スイゾウ癌にも効く. 従って, "サフロン"茶 (あるいは "Hibiscus" 茶) で, スイゾウ癌や脳腫瘍を根治する (5) という選択枝もある...

蛇足ながら, 人類を含めて, 哺乳類や鳥類は, 赤い色素に, 最も敏感である. 例外 は "牛馬" などの家畜 (色盲である!). 従って, "赤" 信号に注目する. 色々の木々や野菜の実 が赤っぽく熟するのを待って, 我々はそれを摘んで食べる. 殆んど全ての赤っぽ い果実 (苺, トマト, 林檎, ピーマン, 桜んぼ, 人参, 赤かぶ, etc etc) には , PAK遮断剤 (長寿の基!) が含れている. 従って, 原始時代から, 賢いネアンデ ルタール人達は, いわゆる "赤" 狩りをして暮らしていた...
従って, 最長寿 (175歳) のゾウガメが赤いハイビスカスの花を常食していたのは , 単なる偶然ではない!

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