一体、誰が言い始めた言葉か知らない(忘れた)が、我が輩の“座右の銘”にしている。
いわゆる“縦割り”の頭脳では、応用範囲が狭い。いわゆる ”水平思考“で、物事を分析する(角度・立場を変えて、眺める)と、思わぬ答え(発見、飛躍)が産まれてくる。。。
半世紀ほど昔、我が輩は、土壌アメーバから、ミオシンをリン酸化する酵素を探していた。
当時の常識では、ミオシンは、“軽鎖”がリン酸化を受ける。ある日、軽鎖の代わりに“重鎖”を調べてみたら、リン酸化が起こっていた。こうして、“PAK”(ミオシン重鎖キナーゼ)が発見された。
さて、まもなく(実は, 十数年後)、PAKは、“発癌酵素”であることが哺乳類で発見された。
更に、十数年の月日が経って、我が輩は、マウスから“線虫”に実験動物を変えてみた。試しに、線虫(平均寿命=2週間)をPAK遮断剤で処理してみた。驚くなかれ、線虫の寿命が6割も伸びた! つまり、PAKは、“老化酵素”でもあることが判明した!
それから、十数年後、(米国で)マウス(平均寿命=2年半)でも全く同じ現象が、発見された。恐らく("進化論"によれば)、人類(平均寿命=80年以上)でも、同様だろう。。。
“井の蛙、大海を知らず” のままでは、科学にも政治にも進歩はない!
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