2020年4月20日月曜日

(夢の) 「赤いプロポリス」 (ブラジル産)

日本国内で通販されているプロポリスは殆んど大部分、ブラジル産のグリーンプロポリス (GPE) 。その有効成分は Artepillin C (ARC) であるが、NZ 産のプロポリス (Bio 30 ) に比べると、いわゆる抗癌作用やPAK遮断作用が、かなり落ちる (8分の1) 。しかしながら、北ブラジル産のマングローブ (Mangue velmelho の赤い樹皮) から採れる赤いプロポリス (RPE) は、日本では未だ販売されていないが、GPE よりずっと抗癌作用やPAK遮断作用が強く、Bio 30 に匹敵する治療効果を発揮するといわれている。2008年に報告された論文 (冨山大学の門田研究室) によると、その主要有効成分は "DMPC"、(6aR,11aR)-3,8-dihydroxy-9-methoxypterocarpan、であり、 スイゾウ癌細胞の増殖を強く抑える (IC50 < 5 micro M)。

2004年に出版された「赤いプロポリス」 (ダイヤモンド社) によれば、この珍しい赤いプロポリスの発見者は、韓国ソウル大学医学部卒で、ブラジルに長らく永住するYong Ku Park 教授である。実は、私は珍しく「CAPE アレルギー」なので、CAPE を有効成分とするBio 30 を残念ながら経口できない。従って、渋々、 (健康のために) 高価なGPEを長年経口しているが、満足していない。いつの日にか (何とか死ぬ前に) 、赤いプロポリスを飲んでみたいと夢見ている。

実は、最近、オランダのプロポリス研究家 (薬剤師) のアネット女史から、突然メールをもらったが、驚くなかれ、この「赤いプロポリス」をCOVID-19の治療薬として、使用しつつあることが判明した。他のプロポリスと違って、甘い香りがあり、蜂蜜 (ハニー) と混ぜると飲み易いそうである。。。ぜひ、来年の春 (コロナ危機が去った後)、久し振りにオランダを訪れ、チューリップなどを観賞しながら、夢の「赤いプロポリス」を飲んでみたいと楽しみにしている。。。

参考文献: 

Awale S, Li F, Onozuka H, Esumi H, Tezuka Y, Kadota S. (2008). Constituents of Brazilian red propolis and their preferential cytotoxic activity against human pancreatic PANC-1 cancer cell line in nutrient-deprived condition. Bioorg Med Chem.16: 181-9.

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