中共政府は、2025年を目標に、(香港政府と同様) 台湾政府をも自分の傘下に (強
制的に) 従えようと、軍事的にも、経済的にも、台湾政府に対して、圧力を日増
しに強めている。 その一環として、2021年の春から、(収穫期に入る) 台湾産の
パイナップルの中国大陸への輸入を、「害虫の混入」という "擬い" の理由で、禁止
した。 これに対抗して、台湾政府は、パイナップルの国内消費を強化すると共に、
中国以外の近隣諸国 (日本、韓国、香港、シンガポール、インド、米国、カナダ
など) に、台湾産のパイナップルの大量輸入を呼びかけた。 その結果、中国向け
のパイナップルは、これらの近隣諸国による消費によって、全てさばかれたとい
う (美談!)。 今後とも、これに類する「経済戦争」が、台中の間で強まると思
う。。。
極めて残念なのは、豪州政府が台湾パイナップルの輸入に協力しなかったことで
ある。 豪州では、いわゆる農民党 (National) による「海外の農産物の輸入禁
止」政策が強く、数年前にサイクロン (台風) で、北部クインーズランドのバナ
ナ畑の9割が水没した時にも、バナナの輸入を全面禁止したので、我々消費者は、
ひどく「高値」のバナナを強いられた (我が輩自身は、その年、朝食にバナナを
食べる習慣をとうとう断念した!)。豪州は、お隣りの「NZ 」からのリンゴの輸
入をも (「蝿の混入」という理由で) 未だに禁止している (中共同様、悪質な
輸入禁止!)。 豪州政府は、何故か (中共政府に遠慮して) 台湾政府と国交が全くないが、"COVID の発
生源" を巡って、中共政府とも日増しに仲が悪くなりつつあり、いわゆる「アジ
アの孤児 」化しつつある。。。
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