驚くなかれ、2019年に、中国 (天津や北京) の研究グループが内モンゴルの "赤峰" 製薬会社と産学共同により、画期的な納豆菌株 (ビタミンK2=MK-7 生合成に必須な3種類の遺伝子を組み込
んだ GM枯草菌株) を開発した。 因みに、赤峰市 (日本全体の面積の4分の1!) とは、内モンゴル自治区 (中国内) の南東部、北京
市から約400 km 北方、高速列車で約4時間。 この納豆GM菌株 (MK3-MEP123-Gly2-寵dhbB )
は、元の枯草菌株 (BS168) の20倍以上の MK-7 を 生産する! (納豆)独特の "味や感触" は保証できない
が、これを量産し、錠剤にして「健康長寿」を唄いながら、販売すれば、大成功
に違いない!
参考文献: S Yang, Y Cao , L Sun, et al (2019).
Modular Pathway Engineering of Bacillus subtilis To Promote De Novo Biosynthesis of Menaquinone-7. ACS Synth Biol; 8: 70-81.
そこで、我が輩の頭に、あるアイディアが閃いた。「海のダイヤモンド」 (フコイダンという「PAK遮断剤」) を、別のGM枯草菌株で量産する方法
。。。 詳細は特許に触れるので、省略!
これは、空気中の炭酸ガスやメタンガスから、「人工ダイヤ」を生産する欧米の企業に対抗できる、ユニークな「極東のダイヤ」作りである。 ( 海のない) 「ゴビ砂漠周辺」で、海産物「フコイダン」を量産するというアイディアは、相撲に例えれば、横綱 (照の富土) の "快挙" に相当する!
その昔 (縄文時代の初期)、我々の祖先の一部が、モンゴル高原やチベット高原から、渡来した。しかし、日本列島には牛や山羊がいなかったので、「酸乳」文化は途絶え、「農耕」(菜食) 文化に移行した。。。
百年ほど昔、酸乳飲料「カルピス」を開発した三島海雲 (当時40歳) は、実は、モンゴル高原滞在中に味わった遊牧民の酸乳からヒントを得て、それに改良 (脱脂粉乳に砂糖と乳酸菌) を加え、大成功を修めた! 1960年代初頭、ヨットで太平洋を渡った堀江青年の冒険を、ふと思い出した。。。
若者よ、大志を抱け!(北大の前身、札幌農学校を開いたクラーク博士の有名な言葉)
目下、豪州メルボルンで、ヘパリンの鼻腔スプレーがCOVID対策に利用され始めて
いる。フコイダンは「ヘパリンの海藻版」である。 従って、将来は、フコイダンの鼻腔スプレーも市場に進出するだろう。。。
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