2023年7月28日金曜日

“癒しの湯”の治療因子: "熱ショック" による炎症抑制!
“癒し”には、"PAK" の遮断が必須!
銭湯を “癒し湯” にする “極意” : 入浴前にカルピス!

復路(下山): 涸沢小屋に泊まった我が輩は、(最寄りの) 涸沢ヒュッテに泊まった三宅夫婦に、分岐点で、翌朝、ばったり再会したので、横尾まで、同行下山。
その後、明神橋までの道のり(約1時間半)を、我が輩は、年甲斐もなく、先行する若いハイカーを追走(歩)したが、明神橋で、急に右足の膝が痛み出し、上高地のバス停まで、ビッコを引く破目に陥った!
幸い、バスの出発時刻の30分前に、バス停に辿り着いたので、予定どうり、東京に帰宅。
翌朝、近くの銭湯で、湯に長らく浸かると、不思議にも、膝の痛みが殆んど取れ、ビッコを引かずに歩けるようになった! 正に、“癒しの湯”である! 
膝の痛みは、主に、ひざ関節の炎症による。この炎症は、温泉に浸かる(適当な"熱ショック"を与える=HSP遺伝子の発現を誘導する) ことによって、治癒される。
"PAK遮断"が関与しているはずだが、はっきりしたメカニズム(シグナル経路)はまだ不明。
考えてみると、殆んど全ての(身体的な)痛み(頭痛、腹痛、神経痛、等々)は、炎症が原因である。従って、癒しの湯は、これ等の痛みを、少なくとも一時的に、解消し得る。
A Targosz, T Brzozowski, P Pierzchalski, et al (2012).
Helicobacter pylori promotes apoptosis, activates cyclooxygenase (COX)-2 and inhibits heat shock protein HSP70 in gastric cancer epithelial cells. Inflamm Res. 61(9):955-66.
驚くなかれ。もう10年も昔、ポーランドの研究グループによって、胃潰瘍を起こす(PAKを活性化する)ピロリ菌が、痛みの原因である"COX-2"を活性化すると共に、HSP (熱ショック蛋白) を抑えることを、発見していた。つまり、癒しの湯は、(逆に)"PAK" を遮断しているはず。
(温泉業界に一大"ブーム"をもたらすかもしれない) この"世紀"の発見は、我が輩の"怪我の功名"
さて、癒しの湯の一体 “何”(どの成分)が、PAKを遮断しているか?
我々の線虫実験では、HSP遺伝子を発現するには、2種類の刺激が必要であることが分かっている。その一つは、温度の急激な上昇。もう一つは、プロポリスなどのPAK遮断剤。従って、"純粋な" 温湯のみでは、HSP遺伝子は殆んど活性化されない
例えばの話であるが、四川特産の花椒中のPAK遮断剤、GX-50は、42度以上の温湯に溶ける。従って、花椒湯は、間違い無く“癒し湯”である。同様に、ヒノキ湯も、癒し湯である。
結論: 言い換えれば、PAK遮断剤を服用しながら、銭湯に浸かれば、“癒しの湯” になる!!
喉の渇きを癒すためにガブ飲みした“カルピス”(PAK遮断剤)と“銭湯”という絶妙な組み合わせが、“奇跡の癒し”をもたらした、と解釈できる。。。
従って、銭湯や温泉の入り口に、カルピス・アサヒビールの売店を開き、湯に入る前に、カルピスをコップ一杯飲むことを勧める“癒し湯”キャンペインは、医学的に合理的な営業アプローチである! 最終的には、“健康長寿”をもたらすからである。
驚くなかれ!"アサヒビール" (Calpis) の競争相手、キリンビールが、”免疫ケア”なる乳酸菌飲料を、この銭湯(益の湯)で、配り始めた!(店長に)”先見の明”あり!
実は、“温泉の癒し”効果については、古代ギリシャ時代のヒポクラテス(医学の祖)も知っていた。彼は、恐らく、プロポリス(PAK遮断剤)を飲んで、"カルピス" 効果を発揮させて、長寿(90才前後)を全うしたのだろう。我が輩は、CAPE (Propolis) アレルギーなので、“カルピス”を選んだ。
不幸にして、豪州には、温泉もないし、カルピスもない。従って、我が輩(自称:豪州のヒポクラテス)は、ビタミンD3や K2(納豆)などのPAK遮断剤を常用しながら、できれば、隣のニュージーランドにある温泉に浸かって、米寿を全うしたい。
温泉のない豪州などでは、少なくとも“リューマチ”の治療用に、膝関節を温める(熱ショックを与える)ための、赤外線ヒーター・マッサージパッド(Knee Heat Massager)が市販されているようだ。これに、PAK遮断剤を併用すれば、“鬼に金棒”である。

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