稀少難病「NF1」(俗に「レック」) は、抗癌遺伝子 (RAS GAP の一種) が欠損ある
いは機能不全のために発生する(主に) 「良性腫瘍」を伴う疾患。
軽度の場合は、皮膚上に大小様々な腫瘍 (俗に「ブク」) が発生するが、重度の
場合には、脳内に(良性あるいは悪性の) 腫瘍が発生し、失明、難聴ばかりではな
くしばしば「学習能の低下」、ひ弱な骨格などをもたらす。
残念ながら、"公けには" (しばしば「後遺症」をもたらす)「手術」以外に、治療法はないが、 NF2 同様、PAKの異
常活性化が病因なので、様々な「PAK遮断剤」 (プロポリス、フコイダン、ビタミ
ンD3, ビタミン K2, Gleevec など) が「代替療法」として使用され、一定の成功
を修めている。
さて、 前述したが、アミノ酸由来の「GABA」が美白作用のある「PAK遮断剤」の一
種で、いわゆる奇跡の妙薬「メラトニン」と同様な薬理/生理作用を発揮すること
が、最近明らかになった (実は、メラトニンが「GABA」合成を誘導する!)。 極めて興味深いことには、NF1 患者 (特に、幼少) では、「PAK遮断剤」であるビタミンD3 ばかりではなく、「GABA」の脳内レベルが
(健常者に比べて)、極めて低い、ことが最近明らかになった! 「GABA」の生成
には、D3 が必須であることから、「GABA」レベルもNF1 患者で低いのは
必然的であろう。 そこで、NF1 患者、特に脳内に腫瘍のある患者の治療に、(先
ず) 不足している D3 と「GABA」を併用してみるというのは、極めて「道理にか
なった」アプローチであろう、と我が輩は確信している。
REF:
J J Garcia-Penas (2017).
Learning disorders in neurofibromatosis type 1.
Rev Neurol. 64(s01): S59-S63.
2021年に台湾の研究グループが、"GABA" の (“陶器に固定した” 乳酸菌の培養による) 「量産 」法を発表
した。
LWT 140, April 2021, 110640
Mass production of γ-Aminobutyric acid by semi-continuous fermentation using ceramic support by Lactobacillus brevis RK03.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0023643820316285
いよいよ、「大学入試」シーズンが近付きつつある! 合否いかんは「最後の一点」
の有無で決まる。 "D3 と GABA" の併用は、受験生にも必勝への「鍵」! 即ち、「健常者」にも極めて有効!
非常に興味深いことには、「GABA」には 「メラトニン」 と同様、鎮静作用があると共に、 (「ストレス」 がかかると低下する) 「免疫機能」を回復させる作用がある! 勿論、 COVID やインフルエンザの予防にも必須!
REF:
AM Abdou, S Higashiguchi, K Horie, et al (2006).
Relaxation and immunity enhancement effects of gamma-aminobutyric acid (GABA) administration in humans. Biofactors ; 26: 201-8.
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