"目的は手段を選ばず" 方式は, 結局, "目的"をも失う!
ロシア革命は, "帝政" を一時的に倒したが, 新しい (暴力的な) 独裁主義を生み
出した. 一般民衆にとっては, 結果的には, 何の利益ももたらさなかった!
アイザック=ドイッチャー著: " 武力なき予言者" (トロツキー) の邦訳は, 60年
前に出版されたが, 我々は, この伝記から, 一体何を学び取ることができるだろ
うか?
我が輩は"科学者" (分子生物学者) であり, 医者や政治家/為政者ではないから,
明らかにトロツキー派に近く, 独裁者スターリン側には, 同情する気は全くない
が, 重要なのは, (1924年に急死した "レーニン" が育てようとしていたが) トロツキー派に明らかに欠けていた要素 (非現実性) を, 発掘
することである. 蛇足ながら, この著作は, 英国の元首相 "トニー・ブレア" (労働党) の愛読書の一つとして, 知られている...
著者ドイッチャーは, ユダヤ系のポーランド人 (社会/共産主義者) だが, ナチス
によるポーランド占領後, 英国へ亡命. 戦後, 先ず, スターリン伝を出版後, こ
の "トロツキー伝" を出版したが, 後者が, 彼を著名にした...
この "トロツキー伝" (訳本) が出版されたのは, 我が輩の学生時代だったが, 当
時は, 読む暇は全くなかった! 学生/院生時代, 我が輩は, "研究の鬼" と呼ばれるほど, 研究に没頭していたから
だ!
幸い, 80歳を過ぎ, ゆっくり本を読む時間/余裕ができた!
ロシアやイスラエルのみならず, 腐敗し切った欧米や極東の政治を改善するために, この伝記が役立つことを, 期待する....
一つだけ結論できることは, トロツキーは "一世紀ほど早過ぎて" 生まれた, と言うこ
とだ. もし, 彼が ("物乞い役"しか演じない 喜劇俳優) ゼレンスキーの代わりに, 現在のウクライナを率い
ていたら, 若しかすると, ロシアのプーチンと, ある程度の和解/講和が結べたか
もしれない, という微かながらの "希望" (可能性) が浮かび上がった! 言い換えれ
ば, ゼレンスキーはトロツキーから"演技"を学べ, という事だ. ゼレンスキーはプーチン
と同様, "テストステロン" (戦闘意識) 過剰で, 頭なし!
0 件のコメント:
コメントを投稿