最近、高校時代の同級生 (T 君) から、面白い話題を受け取った。彼は新宿区内市ヶ谷近辺に住んでいるようだが、最近、散歩 (運動) がてら、新宿駅西口近く(徒歩5分) にあるSOMPO 美術館を訪ね、名画の観賞を楽しんだそうである。目下の「目玉商品」は ゴッホの油絵「ひまわり」!
この有名な作品「ひまわり」を巡って、目下「騒動 」が巻き起こっているそうだ。代表作「ひまわり」 (1888年頃の作品) には、実は 7点 もあるが、(新宿の) SOMPO 美術館所蔵とミュンヘン美術館の所蔵の作品が、ほぼ瓜二つ (identical twin)! 明らかな違いは、ミュンヘンの作品には、花瓶の中央下半分にオレンジ色の署名 (Vincent) が残っているが、 SOMPO の作品 (いわゆる「バブル時代」の1987年に、54億円で買却!) には、どこにも署名がない! そこで、ドイツ側が、SOMPO 所蔵の作品は、誰かの「模写」ではないか、という「言い掛かり」をつけ得る可能性がある。。。「我が家」所蔵のカラー "印刷" (ポスター) 「ひまわり」には、署名があるから、ミュンヘン所蔵だった作品のコピー (実は、近所の住人が道端に捨てたものを、"不憫" に思い、拾い上げた)! 前述したが、「ひまわり」はウクライナの "国花"で、国旗の「黄色」は麦畑とひまわりを象徴している。。。
作品「ひまわり」を巡る訴訟の争点は意外にも、泥臭い「お金」の問題! 戦争中に、ドイツにいたユダヤ系の銀行家 (メンデルスゾーン家) が、ナチによる迫害に遭い、破産寸前に追い込れ、ナチによって、この作品を無理矢理に売却するよう強要されたらしい。 そこで、現在、米国に移住の原告 (恐らく、三代目の銀行家) が、SOMPO に対して、「時価」 (1000 億円!) を支払え、と訴えているそうだ。。。 だいたい、ナチへの恨みをSOMPO へ向けるのは「お門違い」! "江戸"の敵は"長崎"では討てない!
我が輩は (貧乏生活をした幼少時代から)、"銀行家" が好かない! 金を左から右に移すだけで、(莫大な) 手数料を稼ぐ全く「生産性」のない輩だからだ! 従って、ドストエフスキーの名作「罪と罰」に登場する貧乏学生ラスコールニコフが怒りの余り、意地汚い質屋の"老婆"を殴り殺したことに、いくばくかの同情を感じる (「山上被告」のケースに酷似!) 。 もっとも、彼はその罪のために "シベリアの刑務所" に送られる。。。我が輩は幸い、高校や大学時代、日本育英会や東京都から奨学金を貰ったり、授業料免除で、急場をしのぐことができたお蔭で、 "ラスコールニコフの運命" を辿らずに済んだ。
実は、我が母に、意地の汚い弟 (銀行家) がいた。 彼らの母親 (我が輩の祖母)
が高齢で他界した時、この弟は2人の姉 (Identical Twin) に黙って、遺産を全部
"横取り" した! 怒った母は、この弟と絶縁になった! 丁度、その頃、ソ連製作の
"白黒" 映画「罪と罰」が近所で、上映されていた。 父は黙って、我が輩 (高校 / 大学時代?)を連れて、その
映画を観に行った。 観賞後、我が輩の「怒り」はようやく治まった!
さて、ミュンヘン所蔵だった作品は、実はヒットラーの部下 (ゲーリング元帥) がオランダ占領中に、アムステルダム美術館から盗んだものであることが発覚したため、結局、オランダの美術館に返却されたそうである。 (天才画家)ゴッホ自身は、若くて死ぬまで、(存命中は) 自分の作品が殆んど売れなくて、大変苦労したそうだ。 だから、いわゆる絵画収集家や銀行家の「貪欲さ」を、草場の陰で、さぞ嘆いているだろう。。。
最後に一言:
最近、「自然保護団体」を名乗る一部の若者たちが、ロンドン美術館にあるゴッホの名作「ひまわり」やパリのルーブルにあるダ=ヴィンチの名作「モナ=リザ」などに、ケチャップやケーキ等を投げつける「ろうぜき」を働いている、というニュースが流れている。これらの美術館の名作と「地球温暖化」とは、明らかに全く無関係である。 政治家や事業家らに対する抗議デモは、「然るべき場所」でやってもらいたい、とこれらの名作を作製した芸術の大家たちは、草場の陰で、きっと抗議の声を挙げているに違いない。。。(科学ばかりではなく) 芸術をも愛する我が輩は、これらの芸術の大家に代わって、これら「無神経な」若者たちに、この場で「警告」を発したい! これらの「ろうぜき」は、いわゆる「Greens」運動を (逆に) 傷付けるだけである。豪州の「Greens」の草分け、Bob Brown 医師も、日本の「Greens」の草分け、我が相棒「紋次郎」も、我が輩と同意見だろう。。。
「ゴッホ」の名作「アルルの跳ね橋」:
我が輩は、「ひまわり」(1888年作) を含めて、いわゆる「静物画」には、余
り魅力を感じない (我が輩には、「花瓶に花を生ける」という趣味がない! 草花は地面に生えたま
まにしておくのが、最も "自然" だと思う) 。 ゴッホの作品の中で、最も好きな作品は、南仏の「アルルに
かかった跳ね橋」と題する作品 (1888年作) 。のどかな自然と人々の組み合わせ。
特に、運河のゆったりとした流れを描くタッチが絶妙! この作品は、オランダ
のアムステルダムの郊外にある(絵画と彫刻の) 国立美術館に所蔵されている。
(近い将来) 外遊の 機会があったら、実物を観に行きたいと思っている。。。
ゴッホは、この1-2年後に 銃の暴発で死んだ。 「自殺」という説もあったが、
実際には、そうではなく、"事故" だったらしい。。。「アルルの橋」のような「明
るい」絵を描く人間は、絶対に自殺はしない! 「絵は画家の心理状態を反映す
る」からである。。。
2018年の映画 (At Eternity's Gate: 永遠の門 ) によれば (?)、 teenagers が西部劇の真似
をしている内に、銃が暴発して、流れ弾がゴッホの胸に命中! 少年たちから、
その事故を「他言」しないように懇願され、彼は、その約束を守って、(無言で)
他界 (30歳代半ばで、昇天)。。。
ゴッホは (ずっと若い頃から) 敬虔な "クリスチャン"だった。。。父親
は牧師!
https://gaga.ne.jp/gogh/
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