動物の平均寿命は、個体の体重 (全細胞数) にほぼ比例すると、いわれている。
例えば、線虫 (総細胞数=約1000) の寿命は2週間 (14日)、マウス (体重=約40 g)
の寿命は 2年半 (約800 日)、現代人 (体重=60 kg) の寿命は80年 etc etc.
2019年末に豪州 CSIRO (学術会議) の研究チームによって発表された論文によると、
脊椎動物の寿命は252種類の遺伝子のプロモーター上にある "CpG" 部位の数 (頻度)
によって、推定可能である、という。 この部位は「メチル化」を受けて、発現が
制限されることが知られている。 この論文によると、人類と (既に絶滅した) ネ
アンデルタール人の「推定寿命」は、共に「38歳」 だという。
(絶滅した) ケナガマンモスの寿命は60年ほど、現生種のアフリカゾウもほぼ同じ
(約65年)。 (シロナガスクジラに次いで大きい) 北極クジラは「268年」も長生き
できる! しかし、実際の寿命は、周囲の環境に大きく左右される。 この「ゲノ
ム」研究は、マンモスやネアンデルタール人が、一体なぜ絶滅したか、について、
何の手がかりも提供していない! 率直にいえば、「屑」のデータに近い!
北極鯨の寿命: かつては他のクジラと同程度の60-70年ほどと考えられていたが、
最近の詳細な研究により、少なくとも数頭の個体は 「150-200年」程度生きてい
るという信頼すべき結論が得られた(別の報告によると、90歳の雌がなおも繁殖
可能であるという)。 従って、この鯨は、哺乳類中で「最も長寿」!
もう一つ注目すべき結論は、動物の寿命は、(全体重よりも) 「脳」のサイズ (目
方) に比例する! つまり、「賢いほど長生きする」と翻訳しうる。 「意味し
ん」である! つまり、鯨のほうが人類より2倍ほど、賢い!
クジラを食べるのは、もう辞めよう! 我が輩は、もはや哺乳類 (四足) を食べず、鳥肉と魚肉で我慢している。。。鶏卵や乳製品 (牛乳やチーズ等)、豆腐や納豆等の "植物性蛋白" を主に食用にしよう。
さて、鮫も哺乳類であるが、グリーンランド周辺など北大西洋の冷海水域に生息している「ニシオンデンザメ」の寿命は桁違いに長く、平均で200年以上生きるようである。 数年前には、なんと体長7.4メートル、推定 "512歳" のニシオンデンザメが
発見されている!! 全く「脱帽」せざるを得ない!! 現代人より、数倍「賢
い」可能性あり。(逆算すると) 誕生したのは、江戸時代の初め (1600年頃) !
様々な歴史的経験/体験を経て、極めて賢くなっているはず。。。
さて、(先進諸国の) 人類の平均寿命が現在、80歳を越えるにも拘らず、ネア
ンデルタール人は、(人類と少なくとも一万5千年ほど共存後) 何故に (忽然と) 4万年前に「絶滅」してしまったのか? 謎は深まるばかり。。。(その後の進化の過程で) 人類のみが 「DNA のメチル化を左右する」食物を発見したのだろうか? もし、そうだとしたら、それは素晴らしい「進化」である!
前述したが、「SRY 遺伝子」を脱メチル化すると、「雄へ分化」して、寿命
が10% ほど短縮される。 従って、寿命の延長は、脱メチル化される遺伝子の種類に依存する。。。
(十数年に渡る) 我々による研究によれば、PAK遺伝子欠損株 (線虫やマウス)
は、野生株より60% ほど長生きする。 従って、理論的には、PAK遺伝子のメチル化
を促進する (ことによって、その発現を抑える) 物質は全て、我々の寿命を延長しうるはず。。。
残念ながら、PUBMEDで検索した限り、PAK遺伝子のメチル化に関する文献は全
く見当らない! しかしながら、PAK遺伝子の発現にHDAC (ヒストン脱アセチラー
ゼ) が必須であることが、もう十数年前に、我々の手で明らかになっている。し
かも、一連のHDAC阻害剤が、PAK遺伝子の発現を阻害していることが
判っている! 歴史的にみれば、古代 (数千年近く昔) から、主にユーラシア大
陸の「遊牧民族」によって使用されてきたHDAC阻害剤は、チーズやヨーグルト等
の酸乳中に含まれている「酪酸」である。 従って、人類が遊牧生活を始めて以来、
人類の寿命が急速に伸びてきた、という可能性がある! 我が輩の知る限り、ネ
アンデルタール人が遊牧をしていたという考古学的な証拠は残っていない。。。
奇しくも、この遊牧民族の知恵が、(モンゴール族と一時、生活を共にしてい
た) 三島海雲によって、百年以上前に、「カルピス」という酸乳飲料の形で、日
本にも紹介されて以来、日本人の寿命も急速に伸びたといえる。。。
もう一つの流れは、古代エジプト (4千年ほど昔) の養蜂家たちが蜂蜜を収穫
した後に残った空っぽの蜂の巣をアルコール抽出によって得た (「プロポリス」
と古代ギリシャの医者、ヒポクラテスによって命名された) 「PAK遮断剤」である。
ヒポクラテス自身は、このプロポリスによって、"90歳" という (その時代には驚異的
な) 「健康長寿」を遂げた!
興味深いことには、4-5万年前に (ネアンデルタール人が) 使用していた石器の柄
に、松脂や(蜂の巣由来の) 脂が付着しているという考古学的な発見がごく最近、
米国のコロラド大学の研究者によって報告された。従って、ネアンデルタール人
が「養蜂」を既にやって、蜂蜜を集めていた可能性が強い。しかしながら、「ア
ルコールを発酵させる技術」(つまり、酒造) をマスターしていたかどうかは、
不明である。 (残念ながら) アルコールは"揮発性"だから、(化石に) 痕跡を残さな
い。。。
しかしながら、 ("孫悟空" などの) 猿が「酒造り」を口の中でする、という中国の昔話 (「西遊記」?) を、どこかで聞いた憶えがある。。。デンプンを含む食物 (例えば、米や麦) を口に入れて噛むことで、唾液中のアミラーゼがデンプンを糖化、それを
吐き出して土器に溜めておくと、(空気中の) 野生酵母が糖を発酵してアルコールを生成するという仕組み。 日本では、いわゆる「口噛み酒」が「弥生時代」に誕生していたらしい。
「土器」を人類が発明して、「煮炊き」を始めのは、 2万年ほど昔の話だが、
ネアンデルタール人は、土器ではなく「木の皮」などを用いて簡単な「煮炊き」
を行っていたとする説がある。。。少なくとも、ネアンデルタール人が "焚き火" などで、魚等を焼く (料理) することを
知っていたらしい。。。
蜜蜂は「アルコール発酵」する!!
水4 litre に対して2カップほどの"蜂蜜"を入れておくと、自然発酵して、何ヶ月かすると、アルコールに分解され、「お酒」ができるそうである。 さて、蜜蜂はそもそも、ポプラや垂れ柳などの若芽から、唾液で「CAPE」などを
抽出して、 "蜂の巣" を作る。 即ち、唾液の中にアルコール分が既に生産されていることになる! つまり、蜜蜂は(年中)いわゆる「アル中」である!
従って、ネアンデルタール人が「プロポリス」を利用していた可能性は (未だ証明できないが) 否定もできない。。。
もし仮に、ネアンデルタール人の歯に、 "CAPEの痕跡" が検出されれば、「プロポリス説」が浮上する。。。
「ネイチャー」誌 (2017年版) によると、豪州アデレード大学などの研究チームは、
スペインのシドロン洞窟で発見した4万8000年前のネアンデルタール人の青年のあ
ごの骨や歯垢(しこう、プラーク)を遺伝子解析した。すると、青年の下あごに
ひどい痛みをともなう腫瘍があり、激しい下痢を引き起こす腸内寄生虫にも悩ま
されていたことを確認。
驚くなかれ、この青年が鎮痛作用のあるサリチル酸を含む "ポプラ" の樹皮をかんで
摂取していたことが判明! 「アスピリン」はサリチル酸の誘導体 (PAK遮断剤)。
約5万年前に、 20世紀初頭にバイエルが開発した「アスピリン」の効用を、既に
知っていたことになる!
従って、ネアンデルタール人は、人類にほぼ近い 「IQ 」をもっていたと思われる。
前述したが、霊長類のオランウータンも、人類に近い「IQ 」を持っている。
従って、ネアンデルタール人が絶滅した理由は、「IQ 」とは別の理由によると考
えられる。 一説 (沖縄のOISTによる最近の研究) によれば、人類のゲノムの 3%
がネアンデルタール人由来であるが、その内の一つが、何んとCOVID 感染に関与
すると言われている。 従って、 (例えばの話であるが)、 4万年近く昔に、地球上に
COVID (あるいはそれに類似したウイルス) の感染が慢延し、人類はマスクをした
が、ネアンデルタール人は、マスクをせず、「神頼み」に依存したために、全滅した、
という可能性がある。 マスクの着用やワクチン接種は明らかに、 "IQ" とは全く無
関係である。 民族や個々人によって、風習、趣味、思想が違う。 我が輩 (薬学者) は
(努めて) マスクはせず、「 新鮮な空気」を 呼吸しながら、様々な「PAK遮断剤」の常用で、「COVIDの撃退」に見
事成功している! だから、「ネアンデルタール人の轍」は絶対に踏まない! "科学"を信じ、神や仏を信じない!
「新興宗教」に引き摺られる(日本の与党=自民/公明) 政府には、 まともな (合理的な) 政策はとても期待できない!
「旧統一教会」(霊魂商法) に溺れるな! 宗教 (いわゆる「洗脳」) は人類を絶滅させる! 「資本論」の著者 (経済学者)、カール=マルクス (1818-1883) は曰く: "宗教" は (人類を狂わす) 「阿片」 (麻薬) である! 実際、「阿片」は (喫煙による「タール」と同様) 強力な発癌剤の一種である!
1964年 (1960年の「日米安保闘争」後) に、この教会の下部組織「原理研」なるセミナー (反共組織) が、東大や京大で、新入
生の「洗脳」を始めた。 勿論、我が輩の如き「貧乏学生」には、たかってこない (「商売」にならないからだ!)。
ともあれ、 我が輩は (長生きに必須な) 遺伝子 「FOXO 3」等の "メチル化" を避けるため、(間もなく) 日本を後にした。。。 我が輩の理解/記憶が正しければ、"FOXO 3" 遺伝子は、発癌性 HDAC-PAK シグナル経路の下流にあり、この経路を遮断すると、"FOXO 3" 遺伝子が発現して、「健康長寿」に貢献する! 線虫の場合、FOXO 遺伝子の発現を遮断すると、寿命が半減する!
先ず、キリスト教徒と回教徒は、元々は共通の同じ神 (エホバとアラー) の名の下に、互いに1500 年以上の長きに渡って、互いに殺し合いを続けている。 然も、 (全く同じ神を信じる) ロシア/ウクライナ正教徒 でさえ目下、国境を挟んで (血生臭い) 戦争を一年近く続けている。。。
宗教は (「科学」を全く無視する) 「狂気」 (凶器) 以外の何物でもない!
癌や脳腫瘍などの難病は、神や仏に祈っても、治らない! 治療には、適切な手
術や薬剤が必須である。
人類の「平均寿命を飛躍的に延長」した要因は、疑いも無く、(死亡率を低下させ
た) 「医学」の発達による。 つまり、「医学の祖」ヒポクラテスのお蔭である。
決して、釈迦、キリストやマホメットのお蔭ではない!
宗教とは、死期が近づいた時に、その死者の魂が、地獄に転落するか、天国/極楽
に昇天するかを「想像する」のに役立つだけである。 現実には、死者の魂 (脳) は、"火
葬" によって、主に炭酸ガスと水になって、蒸発するだけである。 "土葬" の場合にも、
地下で、細菌によって腐敗し、矢張り、炭酸ガスと水になる。。。
散骨/灰の場合は、残った「燐酸カルシウム」が河や海に住む生物 (魚など) の栄
養になって、最終的には、「七つの海」を泳ぎ回ることになる。。。(墓地用の土地が限られている) 日本では、「散骨」が最も合理的であると、我が輩は (常日頃) 考えている。。。
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