2025年3月31日月曜日

世にも不思議な町「Atherton」:鉄道、市電、自転車さえも走らない! 町内を走るのは、マイカー、通学バス、トラックだけ!

町の商店街 (いわゆる、Downtown) は、「高原の低地」にあり、住宅地は高原や丘の上、あるいはその途中にある。従って、Shopping、 通学、通勤のためには、坂道を下れば良いが、帰りはかなり急な坂道を登らなければならない (そこで、自転車に乘る人間は皆無!と思っていたが、ごく最近、"Mountain Bike" で坂道を駆け下る若者達を 2、3 見かけた) 。
学校からの下校は、 全てスクールバスで。
その中で、我が輩やごく小数の人々(大部分は"原住民" = Aboriginals) が徒歩で、Downtown と自宅間を (買物用に、"ザック"を脊負って) トボトボ往復している。

Shopping センターの前で、たった一人、「高齢者用電動四輪車」(屋根付) を利用している老人に出会った! 最大速度は12 km/hr だそうだ。こちらでは (日本国内と違って) 道路幅が広いので、2倍の速度で舗道を走行出来る! (バスで 2時間の) 隣町 (Cairns) で入手出来るそうである。
平屋又は2階建てで、3階建ての病院が最も高層!

南国高原での散文詩:「豪州火焔木の下で」
ある秋 (雨期) の晴れ間に、裏庭のベランダで作詞

赤い花のように、その木は紅葉してきた
我が新居の裏庭に、高くそびえる一本の木
名も無きその木は、私を高見から見つめていた
来たるべき幾年を 共に過ごすかのように
私はその木を見上げて 感謝の意を表した
庭に植えし数本の苗木よ
明日には、我が子とならん

この珍しい "落葉樹"は、豪州火焔木(カエンボク: Brachychiton_acerifolius):春に赤く開花、秋に紅葉。
早朝7時45分に、朝日が、この木のてっぺん(高さ 10 m) から、下界を照らす (天照らすの神!)。

我が愛する高村光太郎の「道程」には到底及ばないが、 我が道程の "終点" に因み、一句詠んでみた。。。 若かりし頃、我が輩は「画家」を目ざしていた時期があった。そして、彼の「道程」に感銘して、(独自の) "薬学者の道"を歩み始めた。。。
光太郎は不幸にして、肺結核で73歳の波瀾万丈な生涯を閉じた (来たる4月2日はその「命日」)。我が輩も小児結核に罹ったが、幸い、特効薬「PAS」の御蔭で、九死に一生を得た。それが切っ掛けとなり、薬学の道を歩み始めたのかも知れない。

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