2022年10月18日火曜日

アイスランド映画 「Woman at War」(2018)

話は、アイスランドの山岳地帯を舞台に、ウクライナへまたがる。 2人 (双子) の 女性とウクライナの孤児 (3歳の女の子) を巡るストーリー。「 Rio-Tinto 」と いうアルミウム精錬の世界的 (英豪合弁) 企業を相手に、文字通り「素手」(弓矢) で戦 う、ある年輩の女性の話 (ゴリアテと戦うダビデの現代版!)。 アイスランドは、日本 (やNZ) と同様、火山は多く、 天然の温泉が楽しめる北国であるが、日本と違って、「女権」 (女性の政治意識 ) が強く、NZ 同様、既に (現首相を含めて) 2、3名の女性が首相を務めている。。。
主人公は「Halla」という女性。 ある田舎の合唱団の指揮者だが、夜中に山奥へ 出かけて、弓矢で、送電線を切断したり、送電柱を薙ぎ倒したりして、「 Rio-Tinto 」の「地球を破壊する」 活動を妨害する、いわゆる「Green」活動家で、警察 から指名手配を受けている。 ところが、彼女には、もう一つ、長年抱いている 「夢」があった。長らく独り暮らしだが、孤児を養女にしたかった。 そして、最 近、(ロシアに侵略されつつある) ウクライナ で、ある 3歳の孤児をとうとう見 つけ出した! しかしながら、「2兎を追う者、一兎も得ず! 」
ある日、ウクライナの孤児に面会するために、 (アイスランドの首都にある ) 「レイキャビック空港」で、ウクライナへ離陸直前に、警察にとうとう逮捕され、 留置所に放り込まれた。 実は、留置所にいたのは本人ではなく、瓜二つの姉だっ た。そこで、妹は自分の身代わりに (濡れ絹) を着てくれた姉を救う為に、留置 所に出かけ、面会時間に、衣服を(互いに) 素早く交換して、姉に孤児を迎える旅 を依託する。。。。勿論、この喜劇で、姉も妹も「一人二役」!
実は、我が輩の妻 (ギリシャ系の数学者) には、(アフリカ滞在中に生まれた) 一卵双生児の娘たちがいる。 2人には、実子はいないが、台北に住む娘 (英文学博士) は、(数年前に) 土着の 台湾人 (英文学教師) と家族ぐるみで結婚。 昨夜、この映画を見ながら、その双 子の娘達を、ふと思い出した。。。姉の方 (アイリス) は昔から、いわゆる「Green」 活動家。。。勿論、台湾の (中国からの) 独立を目指す「現台湾政府」を強く支 持している。。。彼女の部屋には、人権活動家 (マハトム=ガンジーとネルソン=マ ンデラ) の肖像画が飾られている。
我が輩の部屋には、政治家の肖像画は、生憎一つもないが、2人の偉大な科学者、 マリー=キューリーとパウル=エーリッヒの肖像画が飾ってある。 勿論、大村智さ んの新聞記事 (2015年10月) も台所に貼ってある。できれば、近い将来、"CC" の発 明家 (Barry Sharpless) の肖像画が入手できたら、書斎に飾りたい。。。
勿論、我が家の庭には、「スイス独立の父」であるウイリアム=テル (弓矢の名手) の壁画 (自作) が飾ってある! 為政者が腐敗し切ると、それに弓矢を向ける人物が出現する! 奈良の駅頭で、元首相が射殺されたのは、単なる「偶発事件」ではない。。。 "国民/庶民" の間に募る「不満」が一気に爆発して、「火山の一角」として噴火を起こし始 めたのだ! それを「国葬」という名のちゃちな鍋蓋で、抑えようとしても、治まる訳はない!

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