2022年12月2日金曜日

"人口過剰" な国々では、「生産性の高い」(=多産な) 夫婦は 明らかに "弊害" をもたらす! 「 生産性」は、独創的な「発明や発見」や "文明" を創造する能力で測るべき!
「低能な」世代ばかり量産しても、社会は退化するのみ

結婚 (同性/異性) は「愛の結晶」! 子供の出産とは無関係!
「子孫を作る」作業は、犬や猫、最も下等な動物 "線虫" でも出来る。我々人類は、犬や猫 にはできない、「知的に極めて高等な」遺産 (文化) を残すべきである、と我が輩 は思う。。。
岸田内閣には、(「同性カップルは生産性がない」と発言し、遂に「辞任」へ追い込れた) 杉田水脈(みお)総務 政務官 (女性!) を始め、いわゆる「"安倍派の" 低能 チルドレン」が多過ぎる!
「普三」(故安倍) と「旧統一教会」 (霊感商法) の「非科学的な」結託で量産されてきた「低能世代」が引き起こす "後遺症" (右翼化) がひどい!
キューリー夫妻 (ピエールとマリー) は、2人の優秀な娘 (イレーナとエバ) を産 み育てたが、彼らの "愛の結晶" は、何と言っても、彼らが発見した「ラジウム」と いう放射性元素 (2度のノーベル賞に値する!)。 長女イレーナは、 後に、同僚 のフレデリック=ジョリオと結婚し、新しい (人工的) 放射性元素を 共同で開発して、キュ リー家に、3度目のノーベル賞をもたらした。 こういう結婚は、最も「人間らし い」模範的な結婚であると、我が輩は思う。 勿論、彼らは (全ての人々が"平等"に生活を楽しめる社会を目指す)「社会主義」を擁護し、ムッソリーニやヒットラーが主導する「全体 (独裁) 主義」に強く反対した!
「2022 年」映画「キュリー夫人: 天才科学者の愛と情熱」: 10月末から、東京、大阪、名古屋、札幌など、で も上映中! ロシア占領下のポーランドを逃れ、フランスのパリで、師と夫になるピエールと結 ばれ、共に、"物理化学"上の大発見を目指す。。。。 ("古い世代" に属する) 我が輩自身は、MGM (1943 年の白黒) 版を、半世紀後 (恐らく、豪州に永住後)、"ビデ オ" を購入して何度も観賞した。 実は、こういう結婚生活を長らく夢見たが、残念ながら、相応しい相手 (女性) は、とうとう見つからなかった! 現実には、こういうチャンスは、「万に一」かもしれない。。。「稀少価値」だから、繰り返し「映画化」されるのだろう。
我が輩の分野 (癌分子生物学) では、我が知人である Raymond Erikson (1936-2020) , ハーバード大学教授が、ウイスコン大学 (ポスドク) 時代に、同僚の女性 (Eleanor) と知り合い、結婚後 (コロラド大学で) 、1978年に、発癌遺伝子 (SRC) が (チロ シン) "キナーゼ" であることを、共同で発見した (我々が NIH で、 "別の発癌キナーゼ" (PAK) を発見した直後だった!) 。 明らかに "画期的な" 発見だったが、不幸にして、ノーベル受賞には至らなかった。 その後、夫人はコロラド大学 (中西部) に残り、夫はハーバード大学 (東海岸) に転勤! その後長らく、「長距離の往 き来」が続いたが、結局、離婚/再婚に至り、別々の家庭を築いたそうである。そ ういう意味で、「キューリー夫妻」の例は、極めて 「ラッキー」な "例外" とも言え る。。。もっとも、夫 (ピエール) はノーベル受賞後間もなく、馬車にひかれて、即死 (早死) した。。。そこで、ピエールの父親 (医師) が、幼い "孫娘" 2人の面倒をみるようになった。。。キュリー夫人は1934年、66歳の若さで亡くなったが、その死因は、(当時まだ危険 性が認識されていなかった) "ラジウムの放射能" を、実験の最中に浴び続けていたためとされている。
我々の学生/ポスドク時代 (1960-80 年代) には、生化学 (キナーゼ) 実験などに 「放射性元素」(例えば、P32) を「トレーサー」として、しばしば使用していたが、今日では、(ソ連の「チェ ルノーブル原子炉事故」以来、「放射能恐怖症」のためか) その使用が極端に制限され、 実験が極めて不自由になっている。。。適当な防具を身につければ、放射能は決 して危険な物ではない! 我々やErikson 夫妻が1970年代後半、各々PAK やSRC などの「発癌キナーゼ」を容 易に発見できたのは、「放射性のP32 を含むATP 」を基質に使用したお蔭である。 従って、キナーゼ研究者は特に、アイソトープ (放射性元素) の発見/開発に深く感謝している。。。
もう一つ、男女間の共同研究作業が、(研究者本人の意図に反して) "不幸な結末" を産んでしまった例を紹介しよう : ドイツの首都ベルリンに戦前、カイザー=ウイルヘルム (物理化学) 研究所 (MAX-PLANCK 研究所の前身) があった。 所長は、オットー=ハーン (1879-1968)、 同僚の(ユ ダヤ系) リーゼ=マイトナー女史 (1878-1968) が、原子物理学を長らく共同研究 していた。 ところが、ヒットラーが政権を握り、ユダヤ人を迫害し始めたので、 1938年にマイトナー女史は、とうとうスウエーデンに亡命せざるをえなくなった。 その直後、ハーンがウラニウムに中性子を当てると、放射性のバリウムが製造さ れた!!
その「不思議な」現象を、マイトナーに手紙で報告したところ、彼女は、その現 象が「核分裂」である (アインシュタインの有名な方程式: E=MCC (二乗) に従って、莫大なエネルギーが 放出する!) ことを、素早く見抜いた。 そのニュースは、たちまち世界中に広がった! 間もなく、ドイツと 英米の間で、 「原爆の開発」レースが始まった! さて、ハーンはその発見によって、1944年に ノーベル化学賞を "独り占め" したが、マイトナーの「先見の明」は (少なくとも "ノーベル財団" では) 無視された。 そ の後、間もなく、広島や長崎で、一体何が起こったかは、万人の知る所である。 。。勿論、「地震の発生しない」国々では、この画期的な発見は原子力の"平和利用"に貢献してい る。。。要 (問題) は、「発見を如何に利用するか」である。
一言警告しておきたいことは、「キュリー夫人のラジウム発見が、原爆開発を導い た」と勘違いしている「低能な輩」が、今でも少なからず存在するということで ある。 (上述したように) ラジウムと原爆とは、全く無関係! 原爆の原料は、主に「ウラニウムやプルトニウム」 (ラジウムでは原爆はできない! )。 (その昔) 時計の文字盤の「蛍光 (夜光) 塗料」は、ラジウムだった!
ラジウムから出る放射線で、癌を治療していた時代もあった。しかし、"副作用" が強 過ぎて、現在はいわゆる「抗癌剤」やコバルト60 に置き換えられた。 それでも、副作用はかな り強い! だから、副作用の全くない「PAK遮断剤」が登場しつつある。。。

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