実は、Eddy Fischer (1920-2021) より長生きしたノーベル受賞者が存在した!
「男性」では、Eddyが 「最長」記録を依然保持しているようだが、(数少ない)
女性のノーベル受賞者 (科学者) の中で、イタリア出身の女性生化学者 、Rita
Levi-Montalcini (1909-2012) は、何と「103歳」まで、"健康" で 生き延びた! 丁度 10年前の12月末に "大往生" した。
彼女は、1986年に、同僚の米国生化学者 Stanley Cohen ( 1922-2020) と共に、
NGF (Nerve Growth Factor) 及び EGF (Epidermal Growth Factor) の発見に対
して、ノーベル医学賞を分かち合った。イタリア出身の女性としては、彼女が、
"初" のノーベル受賞 (科学) 者になった!
NGF 及び EGFは、各々神経細胞や表皮細胞の増殖を刺激する因子 (蛋白)で、特に
EGF は癌の増殖に深く関与し、最終的には、細胞表面にある受容体 (「EGFR」 と呼ばれるチロシン=キナーゼ) を介して、RAS
やその下流にある "病原キナーゼ"「PAK」等を活性化し、様々な難病をもたらす、我が輩の研究分野では、余り歓迎すべき因子ではない。
大変興味深いことには、(ユダヤ系のイタリア人) Rita には、「一卵双生児」の妹
Paola がいた。 Paola も比較的長生きして、91歳まで、有名な 「芸術家」 (彫
刻家) として、活躍した。 (姉妹の) 父親は数学者(電気技師)、母親は絵描きだっ
たそうである。。。
つまり、全く「同一」のゲノム (遺伝子セット) を共有しながら、外界からの刺激
(体験) の「違い」によって、科学者になったり、芸術家になったりし得る! 言い換えれば、遺伝学的には、科学者と芸術家との間には、(殆んど) 違いがない! 事実、イタリアのルネサンス期に活躍したレオナルド=ダヴィンチ (1452- 1519)
は、「モナ=リサ」や「最後の晩餐」などの名画を描いた有名な"画家"であると共に、優れた"科学者" (エンジニア) でもあった!
我が輩自身が、「芸術家の卵」から、(最終的には) 科学者に成長した過程が容易に理解できる。。。
この事実から、 家庭および学校で、如何なる「教育」 (外界からの刺激) を、各々の
児童に与えるべきか、深く熟慮すべきだろう。
アドルフ=ヒットラーは、若き青年時代には、"画家志望"だった (画才があったか否かは不明)。片や、ヒットラーを相手に (米国からの "バックアップ" を得て) 第2次欧州大戦を戦い抜いた英国のチャーチル首相は、「画才」もあり、且つ「文才」もあった。戦後の1953年には、「ノーベル文学賞」をもらった!。 しかし、 ヒットラーは, どこでどう狂ったか、その卓越した雄弁と「洗脳力」によって、史上最悪の「独裁者」になった! もし、彼に一片の「美的センス」があったら、あんな「醜い」戦争は始めなかったはずである!
同様に「元統一教会」(霊感商法) からの「甘い誘い」(洗脳) には、くれぐれも要注意! 新型コロナウイルスよりも遥かに「悪性」
(感染力が強い)! しかも、 その後遺症の「治療法」としては、「晋三の狙撃」以外には、未だに開発されてい
ない! ロシアによるウクライナ侵略も、("神風ドローン" による)「プーチンの狙撃 (暗殺)」以外には、今のとこ
ろ、解決法が見当たらない。。。
願わくば、来年こそは、"コロナ-free", 且つ "プーチン-free" の世界を期待したい!
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