さて、世界各国の平均 「IQ 」順位 (2022年の集計) によれば、1位
「台湾」(IQ=116)、2位「日本」(IQ=113) 、3位「ハンガリー」(IQ=111)、4位
「韓国」(IQ=111) だそうだ。首位の台湾に追い付き、更に追い越すためには、
日本人はもっと天然の「PAK遮断剤」を常用する必要がある!
COVID 対策で大活躍した台湾の「鉄人」大臣 の「相棒」(天才「 IT」 担
当大臣: Audrey Tang) の IQ は180
以上 (高過ぎて、計測不可能!) だそうだ。 他方、日本の内閣の大臣たちは、「低
能ばかり」!
我が輩の親友で、台湾出身の李文華博士は、奥さん (玉華) と共に、
渡米して、カルフォルニア州立大学 (UCバークレー校) で博士号を取得した後、
UCSDで、1987年に世界初の抗癌遺伝子「RB」 を発見した (1)! 以後、p53、
NF1、 NF2, PTEN などの抗癌遺伝子が続々と発見された!
未だこの分野では (誰
も) ノーベル賞はもらっていないが、何時受賞しても不思議ではない!
李博士夫妻は "台湾" 出身の「キューリー夫妻」と呼ばれている。 我が輩は
"RB" の発見を聞いて、UCSD をおさらばして、メルボルンの癌研に転勤し、
(副作用のない) 「抗癌剤」(=PAK遮断剤など) の開発研究に乗り出した。。
少なくとも人類では、"GM" (欠損した遺伝子を補充する) 治療は、不可能だ
からだ! 癌治療に必要なのは、「欠損した遺伝子、例えば 「NF2 」等、の代わりをする薬剤」を開発することであ
る! つまり、"実用的な" 創薬には、しばしば「発想の転換」或いは「戦術の変
更」が必要だ! 遺伝子病の治療では、遺伝子の同定は、ほんの出発点に過ぎ
ず、それを然るべき「薬理作用のある」化合物に変換すべき"長い道程
"を経なければならない。
ようやく2015年になって、"RB" 転写蛋白 が PAK1 遺伝子の発現を抑制し
ていることが判明した (2)。従って、RAS 癌やNF2 腫瘍と同様、「Retinoblastoma」 (RB=網膜芽細胞腫) は、PAK遮断剤で治療しうることが判明! 実際、2010年には、慈恵医大のチームにより、PAK 遮断剤/HDAC阻害剤である "FK228" (藤沢製薬が1994頃
に開発) 等によって、RB 癌の治療が可能であることが示され (3)、我が輩は李夫妻に
その「ビッグニュース」をメールしたのを憶えている。 実は、それに先立ち、2005年に我々のグループは、藤沢製薬などと共同で、
FK228が、HDACの下流にある「PAK」を遮断することを発見していた (4)。 こうして、
最高の「IQ 」を誇る「日台」間のチームワークによって、少なくとも
「RB 治療」問題は解決した。
誠に残念至極だが、市販されている「強力な」PAK遮断剤であるFK228もイベルメク
チンも、BBB を通過しない! 従って、NF2 などの脳腫瘍には効かない!
然も、日本にも台湾にも、 (BBBを通過しうる) "PAK遮断剤" の開発をめざすグループは「皆無」である!
従って、 IQ がずっと高そうな「火星人」(ハンガリー生まれの応用数学者で"コンピューターの元祖":ジョン・フォン・ノイマン 並、 IQ=250-300) との共同研究が、今後将来、必要かもし
れない。 前述したが、ハンガリー人は「フン族」の子孫 (蒙古系)。フォン=ノイマンはユダヤ系。 従っ
て、 その組み合わせ (雑種)は、"火星人" に近い! いわゆる「魔法の弾丸」(15 K 等) を実用化する「奇抜な」アイディアが待たれる。。。
実は、火星人ではないが、カナダ出身の医学者 (Jim Gusella) が米国ボストンの
"Mass General" (ハーバード大学総合病院) に、未だ勤務中らしい。彼は1993年頃、
世界で最初に、NF2 (抗癌) 遺伝子を発見した。 その直後、彼との共同研究で、NF2遺
伝子が 発遺伝子「RAS」と拮抗することを、我々は発見! その10年後に、NF2遺伝
子産物 (メルリン) が「PAK阻害蛋白」であることを、 我々は突き止めた。 そこ
で、我々の天下の宝刀「15K」(PAK遮断剤) の臨床テストを、ジムに何とか手配して貰らおう、
と目下考えている。。。
参考文献:
1. W H Lee, J Y Shew, F D Hong, T W Sery, L A Donoso, L J Young, R Bookstein,
E Y Lee (1987)。
The retinoblastoma susceptibility (RB) gene encodes a nuclear phosphoprotein
associated with DNA binding activity. Nature; 329(6140):642-5.
2. Bernadette Sosa-Garc et al (2015).
The Retinoblastoma Tumor Suppressor Transcriptionally Represses Pak1 in
Osteoblasts.
PLoS One. ; 10(11):e0142406.
3. T Kawano, M Akiyama, Agawa-Ohta, et al (2010)。
Histone deacetylase inhibitors valproic acid and depsipeptide (FK228)
sensitize retinoblastoma cells to radiotherapy by increasing H2AX phosphorylation
and p53 acetylation-phosphorylation.
Int J Oncol. ;37(4):787-95.
4。 Y Hirokawa, M Arnold, H Nakajima, J Zalcberg, H Maruta (2005)。
Signal therapy of breast cancers by the HDAC inhibitor FK228 that blocks
the activation of PAK1 and abrogates the tamoxifen-resistance。 Cancer Biol
Ther. ;4(9): 956-60.
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